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【ブス嬢・百華無双〜私の肉で眠りなさい〜】
葵井りょう作のいわゆるレディースコミック。
ブスで(ついでにプラスサイズ)男に媚びない強気な性格であるにもかかわらず大人気の風俗嬢・百華の活躍を描く。
悪名高い反ポルノ団体(自称・被害者支援団体)PAPSの理事長・金尻カズナがその広告に目をとめて「#AV新法」「#AV被害救済法」のタグをつけて「問題視」した。
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ちなみにこの場面は第一話で、彼氏に騙されてよく読まずサインしてしまった契約書のせいで身体を売らされそうになるというシーンである。
当然のことながら「マンガと現実の区別くらいつけろ」という批判が殺到。
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しかしそれ以前の問題がある。
金尻氏はこのツイートにわざわざ「#AV新法」「#AV被害者救済法」というタグを見せ、あたかも【AV出演強要問題】が描かれたシーンのように見せかけている。
しかしそもそもこの契約書、何の契約かというとAV業者ではなく風俗店勤務の契約という設定である。
つまりお話の中でさえ、AVは全く関係ないのだ。
そもそも、広告からも想像でき(るし、実際の内容もそうであ)るように、この広告の右の女性は悪事の被害者であり、主人公にこの後救われる役目である。
フェミニスト達はふだん「性的な描写には大騒ぎするのに殺人事件の描写にはダンマリ」であることを皮肉られるたびに「作中で悪と描かれているから」と言い訳するのが定番である。
『フィクションでも性犯罪を扱うことが許されないのなら当然普通の犯罪も扱ってはいけないんですよね?現実に影響するんですよね??推理ものは殺人事件が起こっているのになんでそっちは批判しないんですか??』
— タカ (@e9JvbfROlsaMzuv) July 2, 2019
違う。『犯罪を扱っていけない』のではなく『犯罪を肯定してはいけない』んだよ。
しかし実際には今回のように、フェミニストは悪事として描かれていようがいまいが、性的行為の描写を見つけるや、それをかなぐり捨ててクレームをつけるのである。
PAPSは過去にもバクシーシ山下氏の著書【ひとはみな、ハダカになる。】に対して、読者が「実際にアダルトビデオに出演して、ひどい性暴力を受けて心身に深刻なダメージを受け」たと主張していたのだが、その根拠が小説であった、ということがある。
![](https://assets.st-note.com/img/1658024226493-PxREv3JlKW.png?width=1200)
参考リンク・資料:
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