【Red Dead Redemption 2 - Annoying Feminist Fed To Alligator】
YouTubeでチャンネル「Shirrako」にて公開された、ゲーム『RED DEAD REDEMPTIONⅡ』のプレイ動画のひとつ。
題意は「RED DEAD REDEMPTIONⅡ～うざいフェミニストをアリゲーターに喰わせた～」。この動画の2日後にYouTubeはShirrakoチャンネルをBANしたが、批判を受けて間違いだったとして復活させた（ただし動画に年齢制限を適用させた）。
同ゲームは2018年に米国のロックスター・ゲームス社から発売されたオープンワールド型のアクションアドベンチャーゲームで、19世紀末アメリカを舞台に無法者になりきって生き延びていくもの。記録的な大ヒットをなし、アメリカでは本作発売日、これを遊ぶために休暇を取得する人が大量発生するなどの社会現象を巻き起こした。
自由度が高く、路上の一般人を様々な方法で殺害したりすることなどもできる、いわば『グランド・セフト・オート』の舞台を西部に移したようなゲームである。
いわゆるゲーム動画には、一本のゲームを最初から最後まで通して遊んでその一部始終を公開するものもあれば、特定のプレイをしてその部分だけを見せるものもある（たとえばシナリオ上負けることが前提のいわゆる「負けイベント」のボスを、通常考えられないレベルまで上げて無理矢理倒す、といったものなど）。
本作ではゲームの性質上、作中の色々なキャラクターについて「何人殺してみた」「誰を殺してみた」というような動画も数多く公開されている。
そのうちのひとつが本動画、路上で女性参政権の実現を訴えて演説しているフェミニスト女性のNPCを、別の場所にいるワニのところまで運んで行き、食べさせるというものである。
もちろんフェミニストを殺すことはこのゲームの主題ではないし、特段フェミニストを食べさせるために設置したワニでも、殺すことを主目的にフェミニストキャラを配置したのでもない。
「誰でも殺せるゲーム」において、「作中の19世紀末当時の世相を反映したキャラクター」として女性参政権を訴えるキャラがおり、プレイヤーの自由行動としてある方法でそのキャラを殺しただけのことである。
作中にはKKKやヒトラーをモチーフにしたキャラクターもおり、彼らにも同様に暴力をふるったり殺すことができる。そのような動画もShirrakoチャンネルでは公開されている。
しかしBAN騒動に至ったのは「フェミニストを殺した動画」によってであり、その偏向ぶりが表れていた。
YouTube側は当初「衝撃的でセンセーショナルな、また暴力を扇動したり、危険な活動を助長したりすることを意図したコンテンツを許可しない」としていたという。しかし当然のことながら暴力を描かれたゲームは溢れており、そのプレイ動画を投稿することと、暴力を煽動・助長することは別の話である。
この事態を受けて他のYouTuber達によって批判動画が投稿されるなど波紋を呼び、その結果、削除は撤回されたのである。
参考リンク・資料：
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