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【ぼくたちは/男子たちは 狼なんかじゃない。】
関口学と名乗る人物が2020年8月中旬に署名キャンペーンサイトchange.orgで行った、株式会社集英社をターゲットとした署名活動。発信者名が日本人男性風なのは偽装で、実際には明らかに女性フェミニストであると考えられる(Change.orgはキャンペーン発信者の本人確認などを行わない)。
本人逃亡により終了しているが、内容はこちらから確認可能。
要求内容の概略は『週刊少年ジャンプ』『ジャンプ+』において「性暴力」が描かれるシーン全てのコマごとに注釈をつけろという馬鹿馬鹿しいもの。ただし、ここでいう性暴力とは強姦や強制わいせつのようなバイオレンスなシーンではなく、以下のようなもの。
今回の署名の目的は、「週刊少年ジャンプ」及び「ジャンプ+」に掲載される作品の中で描かれる「エロ」と「性暴力」について、編集部サイドはその二つを切り分けて、「性暴力」表現をしているページには性暴力に関する注意書きをコマ毎に注記するようにしてください。
今回僕がいう「性暴力」とは、作品内でキャラクター同士で行われるセクハラ行為(後から被害者側のキャラクターが許したとしても注記をする)、メタ的に作品内のキャラクターと読者の視点の関係で成立するものについてです。(漫画のカメラワークの都合でパンツが読者側に見えてしまっているもの等)
「メタ的に作品内のキャラクターと読者の視点の関係で成立するものについてです。(漫画のカメラワークの都合でパンツが読者側に見えてしまっているもの等)」というのはいわゆるパンチラシーンのことで、普通の定義をどうひっくり返しても「性暴力」ではない。
ではなぜそのような定義が欲しいのかというと
・フェミニストはパンチラシーンを病的に憎悪している。
・そしてフェミニストは、その「エロ」への病的な嫌悪と憎悪を日常的に指摘されている。
ということを知れば分かる。
つまり、自分達の言い分が「エロ叩き」ではなく「性暴力批判」だということになれば馬鹿にされなくて済みそうだというわけだ。要するにフェミニストとその批判者の関係で起こった議論がフェミニスト側に有利になるように「フェミニストの嫌いなシーンは『エロ』でなく『性暴力』だということに定義を改変しろ」という100%自己都合の浅まし過ぎる要求を、第三者である集英社にしているだけなのである。
なお署名自体の説明はこれだけで、残りの部分(この署名ページの8割ほど)は発信者「男性」の思い出話が語られている。これだけで異常なのだが、しかもそれが明らかな作り話というおまけつき。
・2010年以前には存在しなかった言葉である「非実在青少年」の話を小学校時代に聞いたという話が出て来る(すなわち2020年現在ではせいぜい22歳)にもかかわらず、大学に行ってなおかつ社会人3年目(24歳以上)を自称している。年齢設定の矛盾。
・『ToLOVEる』などの作品から「性暴力含むエロを豪胆に愛してはばからないのが男らしさ」という少年誌のメッセージを内面化してしまった――と反省しているが、同作のような「Hな萌え萌えラブコメ漫画」を読むのが「豪胆で男らしい」などとみなす文化は男児にはない。明らかに部外者(女性)の妄想である。
・大学生の頃『ToLOVEる』未読の友人に出会い「男なのになんで!?」と「発狂」したという。いくらジャンプ作品といえど読んでいない男性など幾らでもいるし、とくにこの手の漫画は読んでいることを照れて隠す人もかなりいるという男児文化を理解していない。
・「小学校の頃、友達がアイスを食べる女子を少年漫画の影響でエロい目で見ていた(【男根のメタファー】参照)。彼は後に性犯罪者になった」というエピソード(小学生男児にそんな感性はないし、話の中でも友達は作者にそんな真意を語ってはおらず、実話の体を取るのに不可欠な「作者がそれを知るに至った経緯」を忘れている)
【独自】「少年ジャンプ」性表現署名の発起人に”非実在男性”疑惑
— ミグタウニュース MGTOW NEWS (@MGTOW_JP) August 20, 2020
ToLOVEるなどの影響を受けて、アイスを男性器に見立てセクハラを行う男子小学生などの経験談を根拠に、コマごとに注意書きをするよう求める署名がネットで話題に。
その署名発起人の設定に矛盾が判明https://t.co/B8iwctFWP5
このように,、明らかにおかしな箇所が多いのである。
フェミニスト達は彼女らの願望通りに作り上げられたこの偽の「思い出話」に気付くことなく、嬉々として「男性からこういう声が上がったということは大事!」などと賛同リツイートをしていた。
ジャンプで育ってきた当事者の男性が立ち上げた署名運動。
— ゆかり (@yukari_tw22) August 18, 2020
女性側だけでなく、男性からもこういう声が上がるのがすごく良い
「株式会社集英社: ぼくたちは/男子たちは 狼なんかじゃない。 少年ジャンプは「エロ」と「性暴力」の違いを区別してください。」 https://t.co/D1CxmUbP8h @change_jpより
「少年ジャンプ」作品の性暴力シーンをめぐる署名が話題 賛否集まる #ldnews https://t.co/hFwNE5Iizk
— ミチピヨ。 (@zzmc1229) August 20, 2020
ジャンプ読んでないから何とも言えんけど、あんまり気にしたことなかった。なんとなくスルー出来ない気がした。
この運動の始まりが男性からの気づきと言うのも興味深い。動向を見守りたい気持ち。
この署名はジャンプに要求を通すため、ありもしない「ジャンプに悪影響を受けた性被害」を捏造したもので、極めて悪質である。
そして、このことがネット上で指摘され始めるやいなや「関口学」のツイッターアカウントは「署名が4000人を突破しました!」と言ってキャンペーンを終了させてしまったのである。ツイッターアカウントも8月20日を最後に一切更新されていない。
なおこの件に関して、「高島鈴」というフェミニストの女性ライターが興味深い動向を見せているという。
・関口学の最初のフォロワーである。
・それまでもジャンプに不満を口にしていたが「関口学」の登場以降沈黙。
・今に至るまで数件しかツイートがないのに当初に2軒も「高島鈴」の呟きを引用RT。
・「関口学」そっちのけで「高島鈴」がなぜか署名についての質問に答えまくる。
・以前からもChange.orgの常連。
本署名が集英社に提出されたか否かは定かではない。
![](https://assets.st-note.com/img/1640078747708-KAQPdV3oUc.png?width=1200)
参考リンク・資料:
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