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【幼児のような顔】

 日本のアニメ風のイラスト、いわゆる萌え絵のキャラクターに対して「オタクヘイト」的感情を持つ者が貼るレッテル。

 現実の児童の顔をアニメ風のイラストと比較すると、アニメ風イラストはアニメ風という独特の絵柄であって、現実の幼児に特別似ているわけでもなんでもないことが分かる。

宮古毎日新聞記事に掲載された現実の5歳児

 つまりアニメ風の絵柄が「子供に見える」というのは実際に似ているわけではなく、メディア報道の都合上「そういうことになっている」ものなのである。
 2001年には雑誌『週刊女性』が、当時話題になった黒磯小2女児誘拐事件の犯人(珍しく本物のオタクであった)が作っていた同人誌の絵と被害女児が、実際にはカチューシャくらいしか共通点がないにもかかわらず「そっくり!」であると強弁し、文面は次のようになっていた。

 肩までのロングヘアとつぶらな瞳、顎の形、そして、髪にさしたカチューシャに至るまで。この面影は、誰かに酷似してはいないだろうか…。
 そう、見れば見るほど、被害に遭った秋元美穂ちゃんに生き写しなのである。

バーチャルネットアイドルちゆ12歳』記事より

 1989年の幼女連続誘拐殺人事件(いわゆる宮崎勤事件)をきっかけに「オタク」と「幼女性犯罪」が結び付けられて発生した「オタクはロリコンであるはず」という先入観と結びついて、まったく似ていないものを似ていると思い込まされているのである。
 オタクを犯罪者予備軍呼ばわりしたい表現規制派にとっては手放したくないイメージなのであろう。

 それにしてもこういうことを言い出す連中ほど、大ヒットして権威を持ってしまった作品に対しては「あれは萌え絵じゃない!」などと言い出すのだからたまらない


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