【まくらカバー ~HUGっと!おやすみ~】
2018年11月3日に発売された【抱き枕】カバー。
当時放送中のテレビアニメ『HUGっと!プリキュア』の主人公である少女たちが劇中の普段着とほぼ同様の服装で横になった姿をあしらっている。
本件まくらカバーの販売が告知されたのは、プリキュア関連商品の専門店である「プリティストア」の公式ツイッターアカウント。
これに噛みついてきたのが【プリティーオールフレンズ ビッグクッションカバー】事件と同じく【韓国】の【メガリアン】達と、それに呼応した日本のフェミニスト達であった。
冒頭で述べた通り、本件まくらカバーにおけるプリキュア達の服装は普段着(アニメ劇中の「変身前」の格好とほぼ同じもの)である。
したがって、「プリティーオールフレンズ」の時に表面上の理由になっていた「水着であったのが問題」だというのは完全に嘘だったことになる。
そしてその嘘を人々は忘れていなかった。
多くの反論、まくらカバー応援の声が集まり、カバーは無事発売された。
ここでフェミニスト側が「水着なのがけしからん」の次に、どんな攻撃理由をでっち上げたのか。
それは「子供向けのアニメで、大人向けの抱き枕を作るのはけしからん」ということだった。
これ自体が、現実の何の害も伴っていない「いま作った謎ルール」である。しかもこの謎ルールもまた、わずか10日ほど後にかなぐり捨てられることになる。【SSSS.GRIDMAN抱き枕カバー】の発売が告知され、それにも矛先が向くことになるからだ。この『SSSS.GRIDMAN』という作品は懐かしの特撮作品を深夜アニメにリメイクしたもので、子供向けでもなんでもないのである。
しかしそもそも、なぜ抱き枕が大人向けだとわかるのか?
大人でも子供でも抱き枕は使えるはずではないか。
フェミニストが挙げた根拠はなんと、値段が8000円であるという理屈にもなっていない理由だったのだ。
それがどうしたと思うかもしれないし、そう思うのが正しい。が、フェミニストに言わせると「8000円もするなんて子供向けのはずがない。大人のオタク向けに決まっている」というのである。
8000円だから子供向けではない――この論理は、全くこれっぽっちも成り立っていない。
子供向けの玩具類には8000円以上のもの、それどころか1万円を超えるような高価なものだって普通にあるからだ。たとえば同シリーズの次作『スタートゥインクルプリキュア』の玩具「おせわしてフワ☆トゥインクルブック」のメーカー希望小売価格は10,978円、さらにその「スペシャルセット」に至っては12,408円である。過去作の『スマイルプリキュア ロイヤルクロック』は9,240円だ。
また、まくらカバーとしても実際に8000円程度のものはいくらも存在する。
むしろ、いわゆる「オタク向けのエロい抱き枕カバー」の方こそ2000~3000円程度で買えたりする。実際にはあまり使って寝ず、飾るだけだからだ。それなら布質などにこだわる必要も薄いわけである。
むしろ女児がちゃんと寝るために使えるようにできているからこその8000円なのだ。
言い掛かりには「ディズニーアニメの抱き枕なんかない!男尊女卑社会の日本のアニメだから抱き枕ができる!だから許容してはならない!」という妄言もあった。
ちなみに現実には、ディズニーキャラクターの抱き枕は普通にある。
フェミニストは事あるごとに「子供が傷つく!」「子供のために!」と言い訳するが、実際には児童を取り巻く文化をまったく把握していないのである。
ちなみにディズニーはフェミニストたちにとって「憧れの欧米文化」として神聖視されており、【「キズナアイ」のノーベル賞まるわかり授業】かり授業】事件の際にも「ディズニーなら胸の谷間なんか描かない!」と言い張る愚か者が現れて、瞬時に反証を挙げられていたことを彷彿とさせる。
事程左様に、フェミニストによるクレームの歴史は、彼女らが「批判の理由」をかなぐり捨ててはとっかえひっかえする歴史そのものなのである。
参考リンク・資料:
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