伊豆大島旅行記|ep.4 バウムクーヘンとたい焼き
黒い砂浜
目が覚めるとam09:00。案の定、寝過ぎてしまって飛び起きました。
もう1時間くらい早く起きて優雅に朝活したかったのに、チェックアウトまであと1時間となってしまい、急いで身支度をします。
あ〜、なんかほんとに、いいお家だったな。
表に出るとすでに管理人さんが。
「昨晩はだいぶ遅くまでお出かけでしたね」と。やだ、見られてた。笑
今日の出帆港も元町港だと教えてもらいました。そしてなんと、管理人さんも同じ時間の高速船で都内に行くのだそう!大集合。笑笑
チェックアウトを済ませ、ひとり旅2日目のスタートです。
まずは宿からすぐの『弘法浜』へ。早朝散歩とはなりませんでしたが、まだ人はほとんどいなくて、大島の眩しい朝日を浴びながら昨日のパンを食べました。
写真だと見づらいですが、富士山もよく見えました。晴れ女かも知れない。
黒い砂浜はじんわり暖かくて、地球を踏みしめるイメージで裸足で歩きます。
今日は島の南側へ向かってドライブします。この2日間で何回「さすらい」を聴いたかなw
昨日と反対周りで大島一周道路をしばらく進むと、突然、『地層切断面』が現れます。幾層にもなったその見た目から、”バウムクーヘン”などと例えられているようですが、なんともデカすぎるバウムクーヘン・・・自然の偉大さを感じます。
ここで初めて、観光バスに乗った団体さんを見かけました。路肩には他のレンタカーもちらほら。
さらに一周道路を進み、『砂の浜』を目指します。
道に看板も出ていたのですが、曲がる道がほそく、うっかり通り過ぎてしまったりしながらなんとか到着。小さいですが駐車スペースもあり、トイレもありました。
何を思ったか、矢印は左に向いているのに何故かコーンの先へ直進してしまい、めちゃくちゃ崖でビックリ。脇には、過去に高波で亡くなられた友人を悼む石碑が立てられていました。
左の道は草をかき分けて進む感じですが、気にせず浜へ降りて行きます。
水平線にはお隣の利島が見えます。
で、砂浜に降りてまたビックリ!!
めっちゃ沈む!!!
先ほどの弘法浜とは砂が全然違いました。やはり色は黒いけど、もっと細かくて、柔らかい、フカフカした砂でした。
思えば、わたしが今まで見た砂の中で一番フカフカだった気がします。
というのも、この『砂の浜』(サノハマ)にはウミガメが産卵に訪れるそう。おふとんみたいに、暖かかくて、フカフカの砂に守られているんですね。
浜はとても静かでしたが、近づいてみると意外と力強い波。
両手にiphoneとカメラを持って、夢中で撮影していたら
ビーサンを流されました。。。
以下、片足ずっと裸足。笑
やはり旅にトラブルはつきものです。
伊豆大島の、たくさんの顔
気を取り直して(スニーカーに履き替え)、『波浮港』へ向かいます。
”ハブ”と読みます。わたしはそもそも読み方もわからず、昨晩、島のみんなに教えてもらったスポットです。
波浮港の周辺のエリアは、今までの島の風景とは一味違った、ノスタルジックな街並みが広がっていました。
民宿も営まれている『島京 梵天』さん。
「たい焼き食べて筆島に行け!」と教わったので、その通りにしました。羽付きたい焼きをチョイス。
お店の中も、レトロでかわいい!波浮港エリアには他にも気になる民宿がいくつかありました。次はこっちに泊まるのもいいな〜。
波浮のまちは、時間がゆっくり流れているように感じました。
そしていよいよ、たい焼き片手に『筆島』へ向かいます。
この筆島、全くのノーマークで、「え?違う島行くの?!」と聞いてしまう程でした。ところがどっこい、伊豆大島の持つ、新たな顔に驚かされるのでした。
ナビに案内された『筆島海岸』は、風も波も強く、さっきまでの、スローで静かな島時間とはまたまた異なる空気のところでした。
砂浜ではなく、岩がゴロゴロと転がっています。しぶきをあげて打ちつける波は、東映のオープニングのシーンのよう。
この、ポコっと突き出ているのが『筆島』です。荒波に削られてこのような形になったそうです。(うまく撮れなかった…)
筆島海岸には他にも面白いものがたくさんありました。
白い鳥居。そしてその奥に巨大な十字架。
白と青っていいですよね。
それぞれに信仰や伝説など、きちんと意味のあるもののようです。同じ場所に鳥居と十字架があるって、とても珍しいと思いませんか?わたしが知ったように話すものでもないと思うので、興味のある方はぜひ調べてみてください。
そんなこんなで、船の時間も迫ってきたので元町に戻ります。
レンタカーを返し、周辺のお土産屋さんを見て時間を潰すことに。
『カフェ みよし土産品店』さんでコーヒーをテイクアウト。
これがやりたかった!!笑
そしてこの『みよし』の人もまた、島のことをめちゃくちゃ教えてくれる!もう帰るって時に伺ってしまい、無念です!ぜひ最初に立ち寄ることをオススメします。笑
初めてのひとり旅、てんやわんやなシーンもたくさんありましたが、あっという間の2日間でした。
たくさんの驚きと発見、美しい自然と、島の人たちの優しさに触れることが出来ました。ほとんど何も知らなかったのに、伊豆大島が大好きな場所になりました!
寂しい気持ちを抱えて帰りの高速船に乗り、荷物を置いたりなんだり作業をしていたらトドメの一発。コーヒーを座席にぶちまけ、またも大迷惑女…
ひ〜ごめんなさい(泣)
乗組員さんに伝えると、濡れた座面をガッッ!と外して新しいのをガコンっ!と着けていただき、ことなきを得ました…すごい…ごめんなさい…。
あとがき
伊豆大島で買ってきたものたち。
明日葉のそうめんも、このもちもちミルクもとっても美味しかったのでオススメです!もちもちミルクは岡山の「吉備団子」に近いような気がしました。ミルクの優しい甘さとなんとも言えない柔らかな食感で、自然と笑顔になっちゃうやつです。
そして大島といったら椿ですよね。椿油の商品は数多くありました。
実はオイル美容信者な筆者。
オイルって最強なんですよ。
頭皮マッサージにこの椿油を使ってみたら、髪もしっとりサラサラ。かなりいい感じでした!もっと買えばよかったな。
そして念願のくさやは、まだ食べていません。笑
これはこのまま食べればいいのでしょうか…ちょっと焼いたり、温めたほうが美味しいのかな…?誰か教えてください、、、
ほんの2日間の旅なのに、思ったより長い記事になりました。
島の良さを一人でも多くの方に伝えて、お世話になった島に還元できていれば嬉しく思います。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
そしてコチラの、『伊豆大島ナビ』というサイト。伊豆大島の観光・グルメ情報等、かなり充実したサイトで、伊豆大島初心者のわたしは頼りっきりでした!参考までに。
おわり
\次はあなたの街も旅してみたいです/