情報カードでタスク管理
タスク管理に Toodledo を使い始めたことを書いた。
しかし Toodledo をしばらく使ってイマイチに思えてきた。
まず最初に使い始めたときにも書いたように、アプリのインターフェースが洗練されていない。あまり使い勝手が良くない。
そしてどうも同期が遅いように感じる。「ちゃんと同期されていているか」という不安を抱えたまま使うことになる。タスク管理の性格上、抜けがあったりすると困る。
結局、また別のツールに移行することにした。
まず買い物リストだけは特殊なのでアプリを分けることにした。これは Apple 標準の Reminder アプリを使う。iPhone 、iPad 、Mac 間で同期できるし、標準アプリだけあって安定しているようだ。
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買い物リストを除き、その他の一般タスクについて改めて考えてみよう。
タスクには2種類ある。ルーティーンタスク(recurring task)と、単発タスク(one-time task)だ。
単発でその都度発生するタスクに関しては、Bullet Journal に書いてあえてアナログで処理している。
ルーティーンタスクに関してはさらに2種類に分かれる。1日内のタスクと日単位のタスクだ。
1日内のタスクは毎日のようにするタスクだ。たとえば床掃除だとか体重計に乗るだとかビタミン剤を飲むだとかいったことだ。これは Due という Mac と iPad アプリを使っている。
Due: The Superfast Reminder App for iPhone & iPad
https://www.dueapp.com/
たいていの1日内タスクは延長不可の必ずやらなければいけないタスクである。Due アプリなら Mac と iPad に同時に通知ができたり、繰り替えししつこく通知をしたりできる。
日単位のタスクは、忙しい時など状況によって延期も OK としている。たとえば、トイレ掃除、ベッドシートの洗濯、Kindle の充電、散髪のようなタスクだ。数日おきのタスクから年に1回のタスクなどスパンの幅が広い。こういうタスクは数が多くて Due で管理するのは難しいし、日付が固定されていないので Google Calendar にいちいち書くのは大変だ。やはりそういうことに向いたタスク管理ツールが必要だ。この種のタスク管理としてこれまで Toodledo を使っていたが、それを別のツールに乗り換えようとしているわけだ。
ただ、いろいろウェブ検索をしたり、いろいろ試してみたがどれもいまいちだ。Bullet Journal に統合するのも難しそう。
そこで考えたのが情報カードを使ったタスク管理だ。基本的には Tickler File の方式をそのまま採用している。すなわち1〜 12 月および1〜 31 日の 43 の仕切りを用意し、各日付のセクションにその日すべきタスクのカードを入れておくのだ。Tickler File は本来マニラフォルダを使ってタスクを書いたメモを挟むものだが、それを情報カードで置き換えている。
未来の自分にメモを送るタイムマシン、Tickler File の応用 | Lifehacking.jphttps://lifehacking.jp/2007/11/making-use-of-tickler-files/
僕はタックシールに月および日を印刷し、シールを折り曲げて情報カードに貼って仕切りとした。一番左列を月ラベル、右の4列を日ラベルとした。
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タスクを記入する各情報カードには、タスク名だけでなく、補助説明や、実行周期も記入しておく。
Toodledo に登録しているタスクは 70 近くあり、情報カードに転記するのは大変だった。
そしてしばらくこのシステムを運用してみて分かった。すごくタスクがはかどる。
アプリ内でチェックをしていくのよりも、実際の物理カードをめくったり動かしたりする作業がいい刺激になる。場合によっては机の上に広げたりもできる。どんどんタスクを処理したい気分になるし、実際にかなりはかどるのだ。
僕はカードの裏側に一応ログとして処理日を書くようにもしている。おそらく参照する機会はあまりないだろうが、念のためだ。
情報カードにすることで持ち運びは難しくなる。しかし、僕の場合、タスクは家でやるものばかりなので、外出先でタスクを参照する必要がない。アプリである必要はないのだ。自室の机の上に置いておけばいい。
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