サッカー日本代表VSミャンマー(1点目)
サッカーを見ていて
「なんで今そういうプレーをしたんだろう?」
と思った事はないでしょうか?
サッカーは見ただけでは中々細かい部分まで伝わりづらいかと思います。
そんな「見ただけではわからない部分」を
サッカー選手である自分がわかりやすく伝えていきます!
*あくまで個人的な解釈です
今回の題材は日本対ミャンマー(2023年11月16日)の1点目。
上のハイライト動画では最初の部分が少し見れないですが
0.26~0.38のシーンの解説になります。
簡単な流れ
①前半10:30堂安から鎌田へのパス
②鎌田が中へのドリブル
③南野が上田にパス
④上田がヘディングシュート
鎌田選手の目線
①で堂安からパスを受ける前に
中にスペースがあることを確認。
ボールを足元に止め、自分にDFが向かってきたタイミングで
②中へのドリブル開始。
DF背後へのパスも考えたが、相手が警戒していたため、
キャンセルして南野へパス
補足:鎌田がドリブル中、2枚目のDFがボールを取れそうなのに
なんでプレッシャーにいかないの?と思う人もいるでしょう。
これは田中碧(17番)がいいタイミングで鎌田のドリブルコースを
邪魔しないようにスペースへ流れてくれたためです。
DFが鎌田に食いつくと、田中碧にパスを通されるため、
田中碧のマークを優先した形となりました。
南野選手の目線
パスを受ける前に、自分の前にスペースをつくるためのバックステップ。
鎌田のパスが後ろにずれたため、仕切り直し。
相手の寄せが甘いため前を向く。
この瞬間と同時に、GKとDF間にスペースがあることを確認。
正対と相手に一度向かうタッチをいれることで、相手の足を止める。
相手の足が止まっている間に、パスを出すための大きめのボールタッチ。
(この間に顔を上げ味方の動きを確認)
③動き出した上田にパス。
上田選手の目線
②のタイミングでスペースに顔を出し、相手のディフェンスを引き連れ、GKとDFの間にスペースをつくる。
ボールが出てこなかったので、次のアクションへの準備。
③南野の大きめのタッチを見て、パスがくることを予測。
欲しいところへ指差し、パスに合わせる。ヘディングシュート。
おわりに
いかがだったでしょうか!?
「サッカーはボールを蹴ってそれを追いかけてるだけでしょ」
という方もいらっしゃいますが
意外と細かい技術がちりばめられています。
サッカーは頭を使ってプレーするものなのです!
”他にもこんなプレーがを解説してほしい”
”サッカーのこの部分がよくわからない”
などなど、何か疑問に思っていることがありましたら
コメントで教えていただけますと幸いです!