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~ライ麦畑にあつまって~不耕起栽培技術のお勉強in福島大学

2024年11月10日
日曜日ですが、この日は福島大学に行き不耕起草生栽培技術のお勉強に行ってきました。

第1部


事前に福島大学金子先生に依頼をいただき、ローラークリンパーを持参しました。
朝から始まる第1部は圃場の視察と機械の実演です。
「耕起・不耕起」+「除草剤・手取り」+「化成肥料・たい肥」
8通りの区画での比較

主観によるところはありますが、ある区画と比べ不耕起・手取り除草・たい肥の生育も遜色ない出来栄えではないかと思ったのでした。
そして圃場近くで機械の実演は私が担当しました。
田植機アタッチメント仕様のローラークリンパーを走らせました。

多くの方から質問をいただいたり、導入を検討しているという声を頂戴しました。

第2部

お昼休憩をはさみ、「水田部」・「畑部」・「機械部」と分かれ分科会
私は当然のごとく機械部へ
不耕起草生の課題とされる種まき技術の機械化と今後注目されるであろう農地ソーラーシェアリングについてディスカッションを行いました。

第3部

講堂に集まり茨城大学小松崎先生の基調講演と分科会報告を行いました。
既に海外で大規模に実施している「不耕起栽培」というのは大量な除草剤も使用するしそれに適応する種子を採用するなどしている。
これを”リジェネラティブ農業”というらしい。
今は研究段階だが、我々がやろうとしている不耕起草生栽培技術はオーガニックであり、土を再生化される可能性があるとして「リジェネラティブ・オーガニック農業」として海外からも注目されているという点が特に印象的でした。

金子先生の著書にサインをいただきました!

まとめ

まだ確立していない農法、農業技術であるし、これでできる作物の価値を消費者がどこまで受け止めてくれるかは未知数。
しかしこの自然災害が多い時代に土の流出を削減し、土中生物や微生物の活躍により土の環境を良くし植物の成長機能を活かす農法はとても魅力的に思えてなりません。まだ普及には時間がかかるかと思いますが、すでに小さく実践している農家の方々とのつながりを深めもっと一般的に知られていくために私たちも発信と研究を続けていきたいと改めて感じる1日でした。

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