まるい月の夜に -1月の星々-
いつからだろう。
定規で線を引いたように真っ直ぐな道を、
最短距離で歩くのを当たり前に思っていた。
道草も、寄り道も、まわり道も、
面倒で無駄なことのように感じてた。
でも今は、
私の身体も、森の木々も、川の流れも、雲の行方も、
まっすぐな線は1つもないと知っている。
見上げた空に輝くまるい月。
いつからだろう。
定規で線を引いたように真っ直ぐな道を、
最短距離で歩くのを当たり前に思っていた。
道草も、寄り道も、まわり道も、
面倒で無駄なことのように感じてた。
でも今は、
私の身体も、森の木々も、川の流れも、雲の行方も、
まっすぐな線は1つもないと知っている。
見上げた空に輝くまるい月。