AIが作成した画像を、いかにして判断するか?
生成AI
皆さんは、生成AI使ってますか?
僕は、シビックテックの活動の中(アプリ開発やデータ可視化)で、作業に行き詰まった時や、もっと効率を良くしたいと思った時に活用することが多いです。
2022年に登場した「ChatGPT」は、世の中のAIに対する意識をガラリと変えたと思います。
これから先も、様々なAIが登場してくると思います。
そんな社会の中で、人々とAIはどのように共存していけば良いのでしょうか?
僕の最近の人生のテーマの一つです。
さて、今日は、AIが作成した画像か否かを、人間はどう判断すれば良いのか、僕なりの考察を書きたいと思います。
なぜ、この考察をしたのかと言いますと、昨今では、フェイク画像などが流行し、あたかも本物の画像がSNSなどで流れることが多く、人間がいかにして見破るのかというきっかけにしたかったからです。
試してみた
MicrosoftのCopilot(GPT 3.5)を用いました。
まずは、以下のprompt文(命令文)を書いてみました。
地球をテーマに幻想的な世界を描いてみて!
作ってくれたのが、次の画像です。
何というクオリティーなのか...
僕がこのレベルの画像を作ろうと思うと1ヶ月以上は軽くかかるでしょう。
その作業を20秒足らずでやってしまうのだから、恐れ入ります。
他に作ってくれた画像の一覧を載せます。
本題
ここで本題に入ります。
皆さんなら、人が作成した画像とAIが作成した画像、どのような観点で判断しますか?
僕が思うAIが作成した画像の特徴を探ります。
ラインが綺麗すぎる
直線や曲線があまりにも綺麗なんですよね。美しい線を描いています。
線対称や点対称の配置が多い
特にprompt文には書いていないにも関わらず、対照配置が多いように思います。
計算して配置しているから当然といえば当然
AIが作成した画像かどうか、判断する材料はここでしょう。計算した上で、絵の配置を考えていますから、計算なくして描けません。人の描き方とはここが決定的に異なると思います。
「綺麗すぎて不自然」
人が作成するなら、ここまで完璧にならないと思います。
人がAIにつけ入る隙はここだと思います。
視点を変えてみる
視点を変えてみます。
線が綺麗すぎて不自然というのなら、そうならないように、prompt文を変えてみましょう!
ピカソのようなイラストを描いてみて!
皆さんもご存知な、ピカソの絵画。
独創的な感覚で絵を描いています。
さあ、AIはどのような画像を仕上げてくるのでしょうか?
作った画像は次です。
僕の、このNoteを読んでいるあなたなら、判断できるはずです。
やはり、この考察に当てはまると思います。
綺麗すぎて不自然
完璧すぎて、逆に矛盾がある
対照配置が多い
完璧すぎるというのは、AIの盲点と言いますか、そこを目指して開発された訳ですから、当然の操作だとは思います。そして、逆にそこが、人とAIが作成した画像の境界線なのかもしれません。
もちろん、今日のこのNoteのサムネイルには、AIが作成した画像を用いました。素晴らしい完成度です。
いかがでしたか?
断っておきますが、僕は、AIが作成した画像を批判したいのではありません。
人の創造活動において、A Iの良いところはどんどん、取り入れていくべきと思います。
ただし、やはりフェイク画像などは、見破っていかないと、フェイクニュースなどに踊らされる人もいらっしゃるかもしれません。
だからこそ、人がやるべきこと、AIの得意なところ・不得意なところを探っていくことが、これからの社会求められるのではないでしょうか?
皆さんの毎日にちょっとしたヒントを与えられたらと思い、このNoteを書きました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。