見出し画像

公認会計士に税務は出来るのか?

税理士・公認会計士ひとしです。このNOTEを開いていただきありがとうございます。今回は公認会計士が実際に税務業務ができるのかというテーマで投稿させていただきます。

監査法人からTAXに出向したものの。。

プロフィールにあるように私は、監査法人トーマツ在職時に税理士法人トーマツに1年間出向していました。もともと税務に興味があったため、希望を出して、出向させてもらいました。出向した時期はシニアスタッフ3年目くらいの時です。税理士法人で色々と勉強させて貰おうと思っていたのですが、実際のところ実は、ほとんど税務業務は経験できず、3月決算以外(期ズレ)の会社の法人税消費税申告を2社、後はクライアントからのQA対応等しかやってません。。
なぜそのような状況になってしまったかというと、ちょうどその時期にデロイトグループが受注していたコロナ関連のプロジェクトに派遣されて、1年間の内、そのプロジェクトに従事していた期間が長かったため、また、さらに監査の方から逆に監査で人員が足りないからと言って、結局、繁忙期は監査をしていました。なので、ほぼほぼBIG4の税理士業務は出来ていません。。(単純に干されてた可能性もありますが。。)

結局、TAXから監査法人へ出戻り

その後、名ばかりの出向期間を終えて、監査法人に帰任しました。その時、もう1年TAXにいてもいいと言われたのですが、自分はもう退職を考えていたので、他の希望者に譲った方が良いと考え、監査法人に帰任しました。

税理士法人トーマツの精鋭税理士

結局、TAXでは税務業務はほとんど経験できなかったのですが、税理士法人の方達と色々とお話しが出来たのはすごいいい経験になりました。申告業務も2社しかやってませんが、すごく勉強になりましたし、QA業務もすごく勉強になりました。よく公認会計士は税務が弱いと言われますが、ことBIG4の税理士の方々は、税務の知見については、公認会計士とレベルが違い過ぎます。。(ワンピースで例えるなら、税理士がルフィで、会計士はウソップくらいと思います。。)また、税理業務ならでは緻密な管理や税法の読み方など、教えてもらいすごく勉強にはなりました。

監査法人帰任後、監査を少しだけやって退職⇒税理士業界へ

監査法人に帰任後は、監査を少しだけやって、退職しました。親戚の税理士事務所でちょうど欠員が出たため、スパッとやめて税理士業界へと入っていきました。。

税理士事務所での初めての税務業務(ここからが本題)

前置きが長くなりましたが、公認会計士が税理士業務が出来るのかというテーマに入っていこうと思います。結論から申し上げますといわゆる街の税理士が実施している税務業務の大半は出来ます。そして、思ってたよりずっと楽しいです。但し、勉強はもちろん必要です。
現在、私が所属している税理士事務所はいわゆる街の税理士事務所であり、中小のクライアント数50社程度、個人のお客様も50名程度、事務員が一人、税理士は代表の親戚と私のみの3名体制で実施しています。
税理士業務といっても幅広く、ルーティーン業務だけで、記帳代行、給与計算、年末調整、申告業務(法人消費所得)、社会保険等関連のサポート、個別訪問、税務調査対応等があります。その他にも経営分析、資金調達のサポート、補助金業務のサポートと業務の幅は広いです。また最近は資産税の申告も増えており、収益の柱になりかけています。
よく税理士の仕事はなくなると巷では言われますが、まだまだ業務拡大の可能を感じています。

公認会計士が実施する税務の可能性

というわけで、ほとんど税務経験がない公認会計士が税理士登録し、税務業務をやっております。最近は税務を実施しない公認会計士(税理士)が多いと思いますが、独立した方にとっては収益のオプションとしては、まだまだ可能性があると日々感じています。繰り返しになりますが、税務は、皆さんが思ってるより、全然面白いです。また、監査法人での監査の経験は、めちゃくちゃ活かせると感じています。今後は、具体的な業務に関して、公認会計士(税理士)がどのように社会に貢献できるか投稿していきたいと思います。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?