14:今年もなるように、それなりに


■最近の活動

久々に本編動画をアップしました!


それと、今回のUTAUカバーは「ドリー」です。


short動画で朗読もしました。


pixivにファンアートまとめをアップしたりもしています。

■4か月ぶりでした

そんなわけで今回の本編動画は近況報告でした。
タイトルはウジさんの近況報告動画のオマージュです。

最近あったことのお話だけだったのでここで追補することもないですね・・・。本当はホシフリラムネの紹介や、最近趣味にしているコンビニキャンディ漁りで動画を作りたかったのですが、何かを褒める語彙の致命的な少なさに気付いてしまって没になりました。
原稿を見返したら感想が「いいですね」「好きですね」「凄い」しかなくて・・・。

■かなしくないわ、ただすこしくるしいだけ

今回のカバーはマッペ氏の名曲「ドリー」です。
初音ミクさんが登場して1年ほど経ち、ニコニコ動画の1ジャンルとして定着した頃、沢山のDTMerが流入してきた中に当然アングラ系、アウトサイダー系のアーティストも含まれていました。マッペさんもその中の一人だったと記憶していますが、とにかくボカロ文化が多様化してきたころの隠れた名作者です。
「あるあさの くるいうた」 「しんおん」などの作品にも見られる絶妙な和音の使い方が「ドリー」でも発揮されています。

もはやかなり過去の話になってしまった気がしますが、生命倫理などの面から論議を呼んだ世界初の哺乳類のクローン動物(羊)を題材にした歌です。
ナンヨウハギでもなければファンクさんでもありません(歳がばれますか)。

母が分からないこと、安楽死する運命にあることなどを苦しみ、それでも自分が存在したことを訴える歌ですが、個人的な主義主張の部分ではあまり共感できない部分ではあります。
特に(出生に伴う)アイデンティティ・存在証明の部分に関しては、コメントを頂いて共感したように、個人を形成する最大の要素はそれぞれの経験だと思っているので・・・。

ですが、自分の主義主張とは異なる意見でもその重さを感じられるのが言葉の、音楽の、創作の力だと思います。
ボカロ(人間を真似た人間の被造物)によるアカペラという構成、悲痛な和音、歌詞。ドリー本人(本羊・・・?)がどう思っていたかは分かりませんし、私は悲観的な倫理観に共感はしませんが、作者の想う悲しみや辛さはその表現力を以て私に深く突き刺さりました。

因みに、ドリーは「クローンのせいと言えるし、せいではないとも言える」関節炎によって衰弱するなどの兆候も見られ、最終的にはこの歌の通り2003年に安楽死させられたとの事です。
素人がwikipedia他ネットで得た知識を要約したものなので、より正確な情報・理解については申し訳ありませんが各自で調べて頂ければと思います。

・・・頂いたコメントに対して長々と異論を述べるような内容になってしまって申し訳ないです。コメントやFavRT(歳がばれますか)、いつもありがとうございます。

技術的な部分に関しては、ノイズや対応しきれない音程を避けるべく原曲よりパートを減らしています。
・・・それでも「かわいそうだと人は思うだろうか、どうだろうか?」のあとの伴奏(?)でやらかしているのですが・・・。

■一滴の涙をせめて

谷川俊太郎さんに対して、表現すること、そしてそのツールである「言葉」にたいして真摯な方、というイメージがあります。
表現について「黙っていた方がいいのだ」という言葉から反語的に連ねられる詩「もし言葉が」、言葉のリズムを楽しむ詩集「ことばあそびうた」、そして有名作「かなしみ」「二十億光年の孤独」など、表現すること、その理由、その素晴らしさについて言葉を尽くす姿勢を私は尊敬しています。

・・・以降に関してはこちらのツイートに載せています。
創作物に対しては嘘をついたりごまかしたりせず、拙いなりに自分の表現で行動したいと思っています。
許せないことに対して、昔はレスバをしたり学級会をしたりしたこともありますが、今はこういう形で表現することができるようになりました。
昔のやり方が間違っているか、今のそれが正しいのかに確固たる自信は持てませんが、取り敢えずこういう形でやっていこうと思います。

■最近見たものとか

voyeurism
りんりさんのVRC映画。
個人的にメリーさんに対してあまりよろしくないイメージがあるので、出てきた瞬間「一筋縄ではいかないな・・・」と思ってしまいました。
VRChatでの撮影という事で、何かしているようだけど細かくは分からない、というようなシーンがいくつかありましたが、それで映像を凝視してしまう感じがvoyeurism(窃視症)的な臨場感を作っていて面白かったです。
VRCムービーアワード審査員特別賞受賞おめでとうございます。

でじちゃん 第12話 私達の不完全な世界
年越し配信で無事お近づきになれたマシーナリーチルドレン、でじちゃんさんの本編動画です。なんと3曲目のオリジナル曲!
これを機に第1話から通して拝見したのですが、独自の世界観を実況やストーリー動画など様々なスタイルの中にちりばめているのが凄い!特に第10話の、紹介したゲームの内容がでじちゃんさんの能力に繋がっている展開がいいですね。
・・・能力上私も影響されてしまっている気がしますが。大丈夫でしょうか。

■今後の展望

そういえばエイプリルフールなんて行事があるみたいですね。・・・なんて思っていたのですがやりたいことを優先していたら間に合わなそうです。
動画でお話したちょっとやりたいこと2つに関しては時間がかかりそうです。どちらも今年中には公開したいですね・・・。
今は取りあえず発作的にやりたくなった一発ネタを。

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