地方議員向け勉強会#4 就労支援と離婚前・養育費確保支援 民間の取り組みに学ぶを開催しました。
地方議員向け勉強会#4 「就労支援と離婚前・養育費確保支援 民間の取り組みから学ぶ」を開催し、地方議員・インターン生合わせ48名のご参加をいただきました。
はじめに「行政の就労支援の現状と課題 」について、当ネットワーク発起人田畑直子千葉市議より説明。就労支援の事業メニューは、技術習得や相談支援など提供されているものの、労働局が雇用については、中心となっている現状で、どの事業も十分な実績がでていないため、自治体による支援充実が必要であることをお伝えし、千葉市をはじめ、首都圏政令市などで包括協定を結んだシングルマザー支援協会の役割と民間との連携意義などをお話しました。
次に、「就労支援の必要性と伴走型事業、包括協定について」一般社団法人 シングルマザー支援協会 江成道子代表から、なぜシングルマザーは、低収入の就労環境に留まっているか要因をふまえ、思考や行動の変換をするためのサポートや、プログラム、行政との連携についてご説明いただきました。相模原市では学習支援をしている家庭へアウトリーチの相談支援をされていること、地方では移住支援と就労支援をあわせて実施されていることをご説明いただきました。こどもを育てあげるためには、なにが必要か?当事者だからこそ、先を見据え、経済的な自立を促される取り組みでした。今日司会をされた五十嵐千代相模原市議から、議会から見た評価・効果もお話頂きました。
さらに、川瀬さなえ豊島区議からは、養育費確保支援事業について説明。養育費保証事業への補助制度や公正証書作成費用助成は、豊島区はじめ、まだまだ現状では、実績がでていないことをふまえ、制度利用には何が必要か考える機会となりました。
最後に、養育費確保支援に取り組む保証会社株式会社 casaさんから、まだ全国で70ちょっとの自治体しか養育費確保支援に取り組んでいない状況から、できるだけ多くの自治体に広げてほしいことや制度周知のご意見をいただきました。
継続してご参加頂く議員さんやインターン生もおり、頂く感想を拝見すると、当事者の私たちが運営することでより共感していただいていると感じます。
ひとり親家庭出身の学生さんや議員さんも参加いただき、理解が広がっていることを実感でき、励まされます。夏の勉強会は三回開催し、多くの方にご参加いただけました。全て無事に終わり安堵です。引き続き、ひとり親家庭支援ネットの活動にご理解いただけましたら幸いです。