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花とか鳥とか風月とか。

最近、見慣れない鳥を見つける。道端の茂みで、公園で。冬鳥というか、越冬するためにはるばる日本まで来た、渡り鳥。シベリアから渡って来るならば、大きい鳥かと思いきや、雀より小さな鳥だったりする。こんな寒いのに、もっと寒いところから来て、地元の鳥に飽きられ食べ残された木の実をついばむ。いや、木の方もわざわざ残しておくのだ、生存戦略2.0として。一方太陽の暦は冬至を過ぎて日も伸び始める矢先、いち早く梅の花が蕾をつける。最初に、という優位性はでかい。

他と違うことをして生き延びるのが、当たり前。そしていつも誰かに用意されるものがある。それが風の巡り、月の巡りで、緩やかに調整され、調和していく。そうなんだなあ、そうだよなあ、と思う月夜。

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