一人起業にも最適なKindle出版(ペーパーバック化と無料キャンペーン)
今回は、以下の観点で、初めてのKindle出版戦略を振り返ります。
これからKindle出版をお考えの方のご参考になればと思います。
(0)はじめに(Kindle電子書籍無料販売)
Kindleの機能の中で、「無料キャンペーン」機能があります。
この機能を使うと、最大5日間Kindle本を無料販売できます(発売日から3ヶ月以内で使える機能)。まだ活用していなかった機能ですので、今回、試してみました。
2024年3月29日(金)17時00分~2024年4月1日(月)16時59分まで、
電子書籍版が無料でご覧いただけると思いますので(設定ミスがなければ…)、ご興味ある方は、ダウンロード頂ければと思います。
(1)Kindle書籍の目的
それでは、本題に入ります。
近年、書籍化はビジネス世界において重要なブランディングツールとしての地位を確立しています。
自らの専門知識や経験を書籍として発表することにより、その分野における権威性を向上させるメリットを得ることができます。
中でもKindle出版は、伝統的な出版の枠を超え、より多くの作家に書籍出版の門戸を開いています。
なお、Kindle書籍の販売だけで生計を立てることはあまり現実的ではないため、この点は理解しておきましょう。
収益化の大変さは、次回、数値を用いて損益構造の形でお示ししたいと思います。
(2)Kindle電子出版までの全体の流れ
Kindle出版作業は、以下の流れで進めました。
※Kindleの執筆方法などは、インターネット上に多く掲載されているため省略します
(3)一人起業の出版戦略(自製と外注)
一人起業の事業戦略で最も重要な戦略の一つは、
自分で作業するか、プロの専門家へ外注するかの線引きです。
自分で作業することでコストを削減することができますが、"時間"や"クオリティ"を犠牲にする必要があります。
この線引きは、Kindle出版においても考えるべきポイントです。
(4)【一人起業の歩き方】のケース
以下、各プロセスにおける自社の自製/外注の選択肢を説明します。
外注費用は合計で10万円程(後述のペーパーバック化含む)、制作時間(実労作業)は合計3ヶ月程でした。
①コンセプト設計など
・自製
②内容執筆
・自製
③章の仕切り制作
・自製(Canvaの利用)
④校正
・外注(スキルマーケットの利用)
⑤表紙制作
・外注(スキルマーケットの利用)
⑥EPUB化
・外注(スキルマーケットの利用)
⑦KDP登録と公開(電子書籍)
・自製
(5)改善点(ペーパーバック化)
実際に出版してみると、「ハードブックで読みたい」という層が想定以上に多いことがわかり、今回、ハードブック化を実行。
制作は外注しましたので、私の作業時間は、クリエイターの方とのやり取りやKDP登録を含め2時間ほどでした。
この、アマゾンのプリント・オンデマンド(POD)を利用すると、必要な時に必要な部数だけ印刷・個別発注がかかるため、在庫リスクを抱えることなくハードブックを出版することができます。
私は当初、在庫リスクを抱えると想定していたためハードブック化を予定していなかったのですが、知ってよかった利便性の高いサービスです!
ちなみに、ロイヤリティの計算方法を、ご参考までに。
例えば、希望小売価格が 1,500円(税抜) で、ペーパーバックを販売した場合、ロイヤリティは次のように計算されます(※印刷代を500円とします)。
今回、【一人起業の歩き方】のペーパーバック出版は、カラー印刷にしてみましたが、印刷代分を節約してロイヤリティ収入を増やしたい場合は、白黒印刷の方がよいでしょう。
(6)出版形態別収益割合
出版形態別の収益割合を公開します。
ペーパーバック(POD)は先週(2023年3月21日)に公開したばかりですので、統計的な偏りもあるかもしれませんが、現状値(2023年3月27日)です。
※大幅な変更があれば、後日更新します
(7)おわりに
今振り返ってみて、私の場合は、(4)にて掲載した出版戦略で概ね正解だったと思います。まずはコストを抑えつつ出版してみたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
なお、Kindleプラットフォームで読者からの★評価も実施されます。中途半端な出来では、折角のブランディング目的の出版が本末転倒になる恐れがあるので、多少のコストはかかっても、最低限のクオリティは、プロの手も活用しつつ必ず担保しましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回より、ハードブックにも対応いたしましたので、一人起業に興味がある方は、ご自宅などで手に取ってお読みいただければと思います。
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