“環境整備”の重大さ①



今回は、ちょっとだけ愚痴。


Vリーグ観戦者なら誰しもが耳にしたことがあると思います。


"V.TV"


Vリーグ機構が運営する、動画配信用のサイトです。

スマートフォン向けの公式アプリもあります。

Vリーグ公式動画配信サービス「V.TV」では、V.LEAGUE DIVISION1からDIVISION3までの試合をLIVE配信、オンデマンド配信、過去のシーズンに行われた試合や特典映像をマルチデバイス向けに提供しています。
V.LEAGUEのみならず、日本バレーボール協会主催試合大会や世界のバレーボール大会などの動画コンテンツを提供予定。
V.TVでバレーボールを存分にお楽しみください!

(出典:https://alb.vleague.tv/about)



シーズン中は1チームにつき毎週2日は試合が行われます。

開催地も全国各地さまざま、近年高まるバレー人気によってチケットもなかなか入手しづらい…


当然ですが、毎回観戦に行くことはなかなか難しいですよね。


そんな時、公式が試合映像を生配信してくれる!!


なんて有難い話でしょう。


しかし、問題はここから。



配信環境がまるで整っていない


症状は時によって様々。

突然画面がグレーに変わり、動かなくなる。

唐突にスローモーションになったかと思えば、コマ送りになる。

少し待ってみたら、なぜか配信の始まりに戻ってしまう。

音はブツブツと途切れ途切れで、選手の声もボールの音も、解説者の声も聞こえない。

(そもそも解説の方がいる時といない時の差ってなんでしょう…?)


つまりは、

ストレスが溜まるのです。


おかしいですよね。


料金プランは、

男女それぞれどちらかの試合視聴のみならば税抜月額500円(年額6,000円)。

男女それぞれ全試合を視聴したい場合は税抜月額819円(年額8,000円)。


感じ方は人それぞれかと思いますが…

私の主観、大学生目線ですと、決して安いとは言えない金額なのかなあ、と。


勿論、大好きなバレーボールを見るためならば惜しくない出費です。

これで、好きな試合を好きな時に好きなだけ見ることができるのですから。



見ることができるはずですから。


それなのに。

肝心のプレーが全然見えない。

気づいたら1点分入ってた、なんてこともざらにあります。


私達は、お金を払って、何を見させられているのでしょうか…。


しかも今は、こんな状況。

コロナ禍で、Vリーグ機構も各チームも苦しみ、無観客試合を余儀なくされるケースが徐々に増えてきました。

延期となった試合もあります。

私達ファンや観戦者も、なかなか身動きが取れない状態です。

むやみやたらと県外への移動はできないですよね。

むしろ、控えましょう。


前述の通り、現地に足を運べない中、配信サービスがあるというのは本当に有難いことなのです。

それなのに配信でも快適に見ることができないとなると、なかなか複雑な感情ですよね。

私は「萎え」ます。


更に、新規客も獲得しづらいのです。

基本的にファンは

対象を発見→対象を知る↔興味が湧く→ファンになる

という工程で生まれていくと考えられます。

ここでいう対象とは、バレーボール自体であったり選手であったりチームです。


ご友人にバレーボールの面白さを知って欲しい!

となったら、一緒に会場に行くことも勿論ですが、まずはコストパフォーマンスを考えて配信サービスを利用したいと考える方は多いのではないでしょうか?


音質も画質も悪い配信と、テレビ映像のようなスムーズな配信だったら、後者の方が良いですよね。


自身でバレーに興味が湧いてV.TVに登録した方でも、配信が不快なようではなかなかそこから1歩踏み出しにくいのでは無いかと思います。


もうお気づきでしょう。


配信サービスが整っていないと、状況は悪くなる一方です。


実はこの問題、V.TV発足時から常に叫ばれ続けています。

多くのファンが公式に改善の要請を出しました。

しかし、何も改善されていません。


正直、なぜ改善されないのか疑問でなりません。


コロナ禍で苦しいのは個人だけでなく企業も同じ。

ましてやチームから感染者も出ている訳ですから、対応に追われていることは十分承知です。


それでも、

機構は何をやっているんだ、と怒りの声を上げたくなってしまいます。



今回はここまで。

次回は、Vリーグの現状を踏まえながら、この「V.TVの配信劣悪すぎ問題」について話していこうかと思います。