🟠オレンジの悪魔 X 台湾国慶日㊗(10/13更新)
10月10日は、台湾の「双十節」=国慶日で、いわゆる建国記念日です。今年は、日本で「オレンジの悪魔」の異名で知られる京都橘高校(京都市)のマーチングバンドが、総統府で開かれる祝賀式典でパフォーマンスを披露することになりました。「双十節」の式典でが海外の楽団が演奏するのは、初めてです。
「オレンジの悪魔」襲来!
京都橘高校吹奏楽部は、今回中華文化総会や国慶準備委員会の招待で、日台交流協会のサポートを得て、10月5日に88名の生徒と5名の教師が台湾にやってきました。
式典の前に、学生たちにより台湾のことを知ってもらいたいため、たくさんの交流の場を設けました。メディアの報道や日台交流協会のSNS投稿によりますと、式典までの公開スケジュールは以下のようです。
5日(水)
🟠関西空港から出発し、台湾桃園空港に到着
🟠有名な「圓山ホテル(グランドホテル)」でディナー
🟠式典の現場確認や事前準備
6日(木)
🟠同じくマーチングバンド有名な「北一女中」(台湾市立第一女子高級中学)に訪問交流
🟠圓山ホテル(グランドホテル)でサプライズ演奏
7日(金)
🟠総統府見学、蔡英文総統がサプライズ登場
🟠国家音楽ホールで開催された「台日友情音楽の夜」で演奏
8日(土)
9日(日)
🟠中正紀念堂広場で、台湾の北一女中と台中暁明女中と合同演出
🟠台湾滞在の最後の夜
🟠最後の夜食
10日(月)
🟠式典本番
🟠帰国
番外編:記念品(10/13更新)
🟠アルミ針金で作られたストラップ
🟠国慶日&台湾滞在記念切手 (今回滞在期間で撮影した写真も切手に!)
🟠橘高校の生徒たちから台湾の生徒たちへのプレゼント(京都建仁寺の風神雷神図のうちわ)
番外編:台湾グルメ(10/13更新)
本番が終わったあとにすぐにも帰国してしまった理由は、試験の準備が控えているようです、、、本当にお疲れ様でした!
今回の「オレンジの悪魔」襲来は、台湾社会で注目を集め、メディアの取材や報道もたくさんありました。学生たちのパフォーマンスはもちろん、その純粋な笑顔や台湾学生との交流を写真や動画で観て、その嬉しさや楽しさは画面越しでも伝わってきます。今後はもっともっとこういう機会があったらいいですね!
【おまけ】そもそも、なぜ台湾の国慶日は10月10日?
台湾の国慶日は10月10日に決められた理由を説明すると、まず、現在台湾の正式名称は「中華民国」です。1911年、清王朝に統治されている地理的中国で、革命が起きて、最終的に清王朝が滅び、1912年「中華民国」が成立しました。その革命の発端である「武昌起義」は、10月10日に発生したので、その記念のために「中華民国」の国慶日は、10月10日に設定しています。
もちろん、現在の台湾と当時の「中華民国」は、果たして同一視できるかどうかなど、台湾社会での共通認識がまだ固まっていない部分もありますが、「国慶日」を持っているということは、国として存在しているつもりで、自分の中ではその国は「台湾」なのか、「中華民国」なのかは問わず、とりあえずこの時期になると「おめでとう」とみんな喜んで言います。
㊗お誕生日おめでとう!㊗
COVER:中華民國中樞暨各界慶祝111年國慶大會