やれば受かる。覚えれば受かる。宅建を振り返って
10月18日(日)宅地建物取引士資格試験を受けてきた。試験を終えて1週間が経つ。
現在大学4年生の自分は今年の5月半ばから試験勉強を始めた。3月末に内定先から内定を頂きその時点で宅建を受けることになると聞いていたが、就活を終えて直ぐに勉強を始められる訳もなくゴールデンウィーク明けまで怠惰な生活をズルズルと引きずっていたことになる。
とは言っても本番までは5ヶ月近くあり、コロナの影響で6、7月に内定を貰った同期や不動産業界に就職を決めた人と比べると時間的な余裕は多くあったように思える。自分の性格上詰め込み型の勉強はストレスだったので、毎日1〜2時間(調子良くて3時間)を繰り返していった。
夏休みは旅行に出かけたり、急な飲み会などで何もできない日も多々あったが、最終的に結果としては41点を取ることができた。(自己採点上で民放:12点法令:6点、宅建:17点、その他:6点)公式結果は12月前半に発表されるはずだ。
ここまで読んでくださった方、どうも有難う。
今年は上手くいかなかったけど来年こそは合格を狙う人、12月の宅建本番に向けてギアを上げようと考えている人、宅建てなんぞや?な人など様々な方がいると思う。
今回は約半年間の宅建勉強を振り返り、感じたことをここに残しておく。宅建試験は社会人や再就職を考える主婦の方など、人によって使える時間に違いがあるため学生の自分の話が参考にならない人もいるかもしれないが、このnoteを通して何か得られるものがあれば幸いだ。
やれば受かる、覚えれば受かる、それが宅建だ。
・試験の概要
まずは宅建とはどのようなものなのか?試験では何が問われるのかを明らかにしよう。それすらも調べられないやつが試験に合格するはずなんかない。当然だ。
調べたらわかることなのでわざわざ書く必要もない気がするが一応説明しておく。試験では大きく4つの分野について問われる。権利関係、宅建業法、法令上の制限、その他(税金や統計問題など)の4つだ。
権利関係は民法や借地借家法など売買契約や賃貸借契約を結んだ時に発生、変動、消滅する権利について問われる。宅建業法では宅建業者や宅建士に関する制限やルール、法令上の制限では土地を造成したり建物を建てる時などに関連する法律。その他はその他。色々ある。
分野ごとに出題数も大体決まっている。令和2年度は権利関係14問、宅建業法20問、法令上の制限8問、その他8問が出題された。全て4択問題で近年は50点満点中35〜37点が合格基準点となっている。(基準点はその年の出来によって変動)
出題数に偏りがあるので必然的に権利関係と宅建業法でどれだけ得点できるかが肝となる。勉強時間がどうしても足りないという人はこの2分野だけでもせめて勉強してから本番に望もう。それで受かるとは思えないが、、、
とまぁ、概要については大体説明できたので次に合格のためにやるべきことをまとめようかと思ったが、実際の所特別なことは何もする必要はない。
テキストを読み込んで理解し、過去問を繰り返し解いて苦手を潰す。
これだけで試験は合格すると断言できる。次の数字を見て欲しい。
80%
この数字は宅建試験における過去問からの出題割合だ。全く同じ問題が出るわけではないが同じ内容を問われる問題も含まれている。8割に当たる40点を取れば確実に合格できると言われている宅建。単純計算になるが、過去問を完璧に解けるようになれば宅建合格は自ずと見えてくる。直近10〜12年分の過去問を2〜3周して9割近く得点できるようになれば十分だ。
残りの20%は近年の法改正で新しく決まった事柄から多く出題されるが、なんと親切なことにテキストでは法改正の箇所に印をつけて説明してくれているので「ああ〜ここ新しい所ね」と注意して読んでおけば対応可能だろう。けちらずに最新年度のテキストを購入しよう。落ちたらもっとお金がかかる。
今回のnote伝えたいことはこれだけだ。
テキストを読み込んで理解し、過去問を繰り返し解いて苦手を潰す。
合格率17%なんて数字にビビる必要はない。本当にこれだけ。人によってはTACのような資格学校に通おうか悩んでいる人もいるかもしれないが、そこは使える時間とお金に相談して欲しい。個人的には独学で問題ないと思う。最初に伝え忘れていたが、自分は独学だ。
基本的にはテキストを読めば理解できる内容だし、どうしてもわからないところは多くの人も同様に難しいと感じているので捨てても問題ないはずだ。自分の場合はネットで調べて理解したが、今の時代だと不動産系YouTuberが宅建について色々と解説してくれているのではないだろうか。合格のために無料で使えるものは利用し倒そう。
不安な人は模試を受けてみるのも良いかもしれない。今の自分の立ち位置や試験の雰囲気を把握するのに役立つ。
大人になると勉強する人が極端に減ると言われているが本当にその通りだと感じる。何よりもまずモチベーションが続かない。やる気などの類はまやかしだと個人的には思っているが、自分自身も勉強に身が入らない期間があったので無理に気合いで乗り切ろうとせずに勉強仲間を見つけたり、細かな目標を定めて自分のモチベーションを維持してあげよう。Twitterで #宅建 と検索してみて欲しい。きっと良きライバルが見つかるはずだ。
最後になるが自分が勉強に利用したテキストと過去問を紹介しておく。自分が使いやすいものを使って欲しい。参考になれば。
・テキスト
・分野別問題集
・過去問題集
宅建の話はこれで終わりだ。やれば受かるしサボれば落ちる。簡単な話だ。これを読んでくださった方たちには是非合格して欲しい。後悔のないよう頑張ってください。
全く関係のない話になりますがYouTubeで哲学に関連した動画投稿をしています!専門分野でもなんでもなく個人的興味から始めたチャンネルで宅建勉強に追われ3ヶ月程お休みしてました。これから気の向くままに動画投稿を再開していくので、良かったらチャンネル覗いてみて下さい。哲学対話の動画はそこそこ面白いと思います。
おしまい