隠れ完璧主義


私は自分のことをズボラで楽観的だと思っていた。

でも真のところ、「隠れ完璧主義」なのではないか、という気がしている。


最近、毎日タスクをこなさないと自分を許せなくなった。一日中家でダラダラできなくなった。全てをおわらせないと、という焦りにつきまとわれる。

録画した番組は、やること全部終わってから見よう、と思ってはや一カ月がたった。どんどん溜まっていく。私はいまつねに緊張している状態なのだ。


もともと完璧主義の気はあった。

小学校の頃から毎日親から塾でのテストの順位を聞かれた。私はその時から1位であることに固執している。決して親を喜ばせたいというような思いはなかった。人より勝ることが自分自身を認める方法だったのだ。勝つことが私のアイデンティティであり喜びになった。


そして今、何かに取り組んでいないと自分が許せなくなってきている。


のんびり屋なのに、変にストイックなのだ。だから体も心も追いつかなくなっていく。

そして人と比較して秀でている部分を探して、どうにか精神を保つのだ。


だから私は人に弱みを見せられない。

恋愛でへこたれてるところとか、サークルでうまくいかないとか、そういう弱いところはひっくるめて自分の非にしてしまう。


なんて弱いんだろう。もっとのんびりしたい。高すぎる理想なんて手放して好きなことやって自分をほめていたい。


みんなより出来る自分なんて、もういらない。



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