その結果、私はバカになった。
早々に新年はじめの一週間が終わってしまった。この前年越しのカウントダウンをしたばかりなのに。明らかに昔より時の流れの早さを感じる。
そういえば高校の先生が
「歳をとるほど時間の流れが早く感じるのは、それだけ時間を積み重ねたということです」なんて言っていた。
まだ10代(猶予一週間)の小娘でさえ実感するのだから、人生はあっという間なんだろうなあ。それでも散る時に自らを誇り誇られるように生きていきたいと、そんなことを思う。
去年は環境の取捨選択の連続だった。そのため新しい環境を当たり前の環境にすることに必死で、自分の時間は二の次だった。
カレンダーを埋めることに喜びを感じていた。
でも今思うとそれは、目先の未来が確定したことの安心感でしかなかった。
自分の時間は深夜のベッドの中だけ。ほぼないも同然だった。
その結果、私はバカになった。
早稲田大学という、名ばかりの薄っぺらい鎧を身につけた、戦士。
強そうに見せて、中身はすっからかん。教養もなければ個性もない。趣味もこれといったものがない。想像力なんて皆無。
ただのバカに成り下がってしまったのだ。
成功体験は受験、以上。
本?全く読まない(笑)
恥ずかしながらこれが今の私である。
しかし今までの自分を卑下しているわけではない。一昨年だって去年だって、その時最もやるべきことやってきたはずだから。
自分の異場所が落ち着いた今、初めて自分の現状を見ることができるようになってきたのだ。ありがとう、今までの私。
今年は賢くなる一年にする、なんてバカなことを言ってみる。
まず今の私には、語彙力が足りない。頭に浮かんだことを直接的にしか言葉で表現できない。(それすらままならないこともある。)まるで英語の例文のようだ。5文型しかない、私の語彙力。
そしてもう1つ欠如しているのは、想像力だ。
共感する力と想像力は遠からずとも近からずであると気づいた。
語彙力、想像力。
これら2つを身につけるために必要なのは、『余裕』。
時間に余裕を持ち、心に余裕を持ち、そっと本を開く。
そうすれば理想とする私に、少しは近づけるんじゃないかな。浅はかであるかは、後から分かる。それまでのお楽しみ。
2019年、私は本を読む。
自ら本を手に取ることがなかった私だから、そんなに上手くいかないのは明白。一冊読み切るごとに、よしよししてあげよ。
今年は自身に彩りを加える年。
外っ面だけじゃなく、中身に輝きを。