スクラップド・プリンセス 第3話 赦されざる者の騒動歌(騒ぎ唄)
次の町へ向かう途中、検問に遭遇する一行。カスール3姉弟妹だけでは通過できるか不安だったが、スコルプス男爵家の子息であるレオが同行していたため、怪しまれながらも通過する。
宿に着いて、パシフィカは宿の手伝いをしている同年代の少女ウイニアと出会う。
パシフィカは同年代の話し相手ができたことを喜び、町の案内とバイト探しをお願いするのだった。
一方、以前カスール3兄姉弟を襲ったクリスとその一行の特務部隊が、パシフィカの動向を察知し、町に入り捜索を始めようとしていた。
パン屋のバイトをしたり、宿でバイトをしたりする中で、段々パシフィカとウイニアは打ち解けていくのだった。
ウイニアと会話する中で、彼女は親が亡くなって以降、伯父が経営している宿で手伝いをしながら生活する身の上であることを聞かされる。
一方、風呂掃除をするシャノンの前に以前湖で遭遇した謎の少女が現れる。
彼女はゼフィリスと名乗り、新しい刺客が来ていることを告げて消える。
ゼフィリスの忠告を受け、刺客から逃げる支度をする一行だが、パシフィカを誘き出す餌としてウイニアがクリスに攫われてしまう。
残された手紙にはアーウェンの峡谷にいることが書いてあり、シャノンはウイニアを連れ戻すために一人で向かうのだった。
そして攫われたウイニアはクリスから、15年前王室に産まれた双子の片割れの女児がこの世を滅ぼす猛毒であるという聖グレンデルの託宣の話、その託宣の的中率はほぼ絶対であること、それから15年の歳月が経ってその時廃棄された王女がまだ生きていることが判明したことを教えられる……。