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人と自然の共生【屋久島】

屋久島物語その⑨〜島の生きもの〜

孵化した海ガメは、

無事に海へ出て行った。

このうち、

どれだけの亀が

この浜に帰ってくるだろう。

手の平には、

海ガメの力強さがまだ残っていた。

自然の厳しさは

命のやりとりがあること。

人には決して分からない。

島には海ガメ以外に

猿🐵や鹿🦌がいる。

話では

猿2万、鹿2万、人2万。と聞いた。

少々盛っている気もするが

人と動物に違いがなく、

自然界での平等性を説いている気がした。

屋久島には、

縄文杉を見に来たが、

自然の多様性に驚かされた。

海に浮かぶ島は、

標高差を境に様々な気候区分を

宿しており、

固有の発達を遂げている。

屋久杉もその一つだった。

雨が多く、

寒さの厳しい自然環境では、

1年の間にそれほど成長できない。

身を守るために分泌した樹脂は

杉を防御し、

大きく成長する強さを手に入れた。

当初、

私にとって屋久島イコール縄文だった。

しかし、Aとの旅を通して

屋久島の魅力を感じることができた。

屋久島の魅力は、

人と自然が共生していること。

これに尽きると思う。

Aとの旅はこれにて終了。

島の1周は有意義で刺激的だった。

終わり。



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