【涸沢】で戸惑った2つのこと
雪景色の涸沢は美しい。
憧れを叶えるため、私は10本爪アイゼンを購入した。
夏山と違う足取りに苦労したものの無事到着。
初の残雪期の涸沢。
いざ涸沢に到着すると、想定していなかった状況に陥ります。
①テントの設置場所
テント場には上のような囲いが作ってある。
厳密には登山者が作ったモノ。
登山用のスコップを買い渋った私は、
誰かの後釜を狙っていた。
しかし、この時期はGW。
後を狙いようにも、空く気配はなかった。
圧雪された雪は硬く、手では掘れない。
ここでようやくスコップの必要性を感じた。
案の定、夜は強風でテントがバサバサと音を立てた。
スコップは必須である。
②奥穂に行きたくなる
奥穂に登る登山者。
アリのようだ。
涸沢カールから眺めていると、
次第に私も行ける気がしてくる。
安易で危険な思考であることはわかっても、
目の前でこうも見せつけられると衝動がわいてくる。
もちろんこのときは行っていない。
必要な道具と技術がなかったから。
ピッケルがあり、滑落停止の訓練は最低限いる。
まとめ
準備はしていても、
現場では想定していなかったことが起こるもの。
想定外が起きるという“想定”が大切なのかもしれない。
道具もそうだが、自分の行動を決定する判断力も肝心だ。