やる気出てきた!
⑦ よい加減の山へ
前回、山の頂上に車で到着。
次の登山。
同じ轍は踏まない。
当たり前だ。
未だ、達成感を味わってないのだ。
頼りのネット。
難易度に気をつけ、
登山の行程にも目を通した。
当たり前だ。
未だ、達成感を味わってないのだ。
次こそ成功する。
山とは計画が大切なのだ。
初めての登山を糧に我々は学んだのだ。
登山口の駐車場に到着。
止めてあるのは軽トラ一台。
ほう…。この人も登山か!
何か、親しみを感じる!
山に登れるという期待に心が踊る。
そうだ!今度こそ達成感を味わうのだ!
登山口を確認してパチリと記念撮影。
◯楽しげに歩き出す。
◯前回の失敗を笑い合う。
◯軽トラの主人と出会う。
数分後、二人は踵を返して下山している。
何が起こったのか。
結果。登山は簡単ではない。
難しいものである。
⑧ いきなりの下山
Aとの二度目の登山。
登りはじめてすぐ、
初老の男性が上から歩いてくる。
ほう。あの人が軽トラの持ち主か。
ん?ところが様子が変だ。
作業着を着ている。
ふむ、何か山仕事の方か。
男性がこちらに気づいた。
お?男性の様子が普通ではない。
怒ってる!?
「ダメだぞっ!これから登るのかっ?!」
いきなりの怒号。
驚きの展開に二人して面喰らう。
そう。
この方は登山道の整備など、
この山林の整備をされている。
時間は午後の4時。
こんな時間に登りはじめるなど
あり得ないのだ。
結果。山には山のルールがある。
時間もその一つ。
⑨ 山ルール、雑誌とネットで勉強
山でエラい方に叱られ、
ようやく不勉強なことに気づく。
正直、山でのアレコレは知らない。
どんな危険があるかも。
認識が甘いのだろう。
かといって、聞く人もいない。
山岳会?いやそれは無理だ。
そういえば、本あったな!
本屋には数冊の雑誌がある。
・peaks
・山渓joy
・Go out
それからというもの、
こうした本で情報を仕入れる。
山は都市と違って、特殊な場所。
特別のルールがあることを知る。
知れば知るほど奥が深い。
むしろ、底がない。
気づけば大量の山雑誌が。
そう、
もう山の魅力に引き込まれていた。
問題は一つ。
ペーパードライバーということ。
頭でっかちの初心者のまんま。
結果。知識はOK。
実践が必要だ!
よし、Aと山に行くぞ!!
つづく。
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