山登ることになった。
④ 苦肉の策
無茶な遊びに誘うAには要注意。
自分の許せる遊びにしなければ
恐らく命はない。
たどり着いた。
「登山なら。」
こうして私はソト遊びの扉を叩いた。
決して前向きな選択ではなかった。
消去法で最後に思い浮かんだのが
山だった。
結果。行き先は山。どこの山にするか?
⑤ 目的地の設定
「山登りをしよう。」
自分から切り出した以上、
段取りしなくてはなるまい。
登ったことのある山はナシ。
初めてがイイに決まっている。
こんなときはネットを頼る。
特によく見る訳でもないが、
あまり遠くてはいけない。
難しくてもいけない。
そう、命が大事である。
無茶をしたくはない。
山の名前と難易度が分かれば
命はなんとかなるだろう。
こんな認識でいた。
結果。甘い認識で山選びスタート。
⑥ トライ!最初の山
はじめの山。
山の頂上に“車”で到着。
景色は良かった。
が、なんとも納得いかない。
このとき初めて、
登山に何を求めていたかが分かった。
嗚呼、達成感が欲しい!
厳密に言うと100mは歩いた。
わずか100mの下山。
コンビニに行くレベルだ。
虚しさが二人を包む。
小学校、中学校と運動部に所属。
そんな自分とA。
簡単すぎてもダメなのだ。
物足りない。そう、要は企画倒れ。
山の難易度を低くしすぎた。
自分たちの能力を考えて
もうすこし難易度を上げるか。
結果。なんとか達成感を味わいたい。
つづく。