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【金沢ひとり旅】港町にて。
路線バスから降りてこの町に足を踏み入れたとき、正直なにもなさそうなところだと思ってしまいました。でも、この日記を書いている今、それは間違いだったと心の底から思うのです。
金沢駅からバスで約20分。金沢の中心街とは反対の方向に進んでいくと、そこに港町があります。金石・大野エリアと称されるこの場所は、古くから北前船の寄港地として栄えた金沢の海の玄関口だそう。最近では、古民家や醤油蔵を利用したカフェやショップが増えていて、魅力いっぱいの町です。
その魅力は、とくに冷たい海風を感じながら路地を歩いている時に見つけられます。楽しそうに話をする地元の人たち、港で釣りをするおじさんたち。一見どこでも目にするようなのどかな風景ですが、なんというか、温度が違います。バスを降りてから10分も経たないうちに、私は金石と大野の街と人が作り出すあたたかいレトロな雰囲気に呑み込まれてしまいました。
それに、街を歩くにつれ、なんだか時間の流れがゆっくりに感じます。でも、それが何故だかを知るには、もう少し足を運ぶ必要がありそう。また金石・大野を訪れる日を想像するだけでニマニマが止まりません。
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2023.3.21
金沢・大野お台場公園