「あなたにとって一番大切なもの」に思うこと
「あなたにとって一番大切なものは何ですか?」と尋ねられたら、「あなた」はどう答えますか?
「自分」「命」と答える方もいるでしょう。「自分」という意味の中には「自分の気持ちに正直であること」や「自分を信じること」「自分らしくある」ということも含まれてくるでしょう。
「健康」や「食事」「睡眠」、「毎日を楽しく生きること」とか、正直に「お金」と答える方もいるでしょうね。
「夫」や「妻」、「子ども」や「親」、つまりは「家族」「家庭」と答える方もたくさんいそうです。
事実、そういう結果はアンケートなどにも現れています。
さまざまなアンケートの結果を見てみると、「家族」という回答が世代を問わず1位であるケースが多いようです。
結果自体は「そうだろうな」と思えますし、別にその結果を否定するつもりもありません。どう思うか、は、当然「個人の自由」ですから…。
「家族と一緒にいるとなにより楽しい」「家庭はやすらぎの場」「かけがえのない存在」「自分を素直に受け入れてくれるのは家族だけ」…。
もちろんそう思われる方はたいへん多いでしょうし、とても良いことだと思います。
ですが、一方では、このアンケート結果に意外な思いもありました。「そこまでのものだろうか?」と…。
なぜなら、客観的に見れば、「家族なんてやっかいなもの」「苦痛でしかない」という人も想像以上に多いからです。
「逃げられるものなら逃げたい」
「毒親」なんて言葉も知られるようになりましたが、子どもをはじめとする家族に依存している人はとても多い。
「逃げられるものなら逃げたい」と思っている人も多い。
でも、「家族なんだから逃げられない」「我慢しなきゃ」と思っている(思い込んでいる)人も多い。
「家族」というコミュニティの中にいながらも、孤独感・孤立感を感じている方も少なくはありません。
「理想の家族像」に縛られ、抜け出せず、「家族がいちばん大切なもの」と思いたい人は、想像以上に多いのかもしれません。
さて、あなたは、どう思われますか?
ポジティブであれ、ネガティブであれ、ご自身の考え、思いをしっかり持つことは大切なことですね。
と同時に、今の社会を知り、現実を知り、人を知り、ご自身の考え、思いを正しくアップデートしていくこともまた、大切なことではないでしょうか?
「おひとりさま検定試験(R)」(ひと検)は、「おひとりさまの課題解決のプロ」を養成する講座です。座学だけでなく、グループコンサルや個人コンサル、チームビルディングなど、実践的、チャレンジ型の内容になっています。
現在、プロフェッショナル養成プログラムである上級「つなぎびと」への第一歩となる、初級・第4期「つたえびと」の募集を行っています。
思い込みや固定観念を外すこと、さまざまな知識を得ること、そして、考えや思いをアップデートしていくのに役立つ情報も少なくありません。
たとえば、「毒」から逃れ、「自分」を取り戻す方法なども理解できるはずです。決断は自分の問題ですが、そもそもの選択肢を知ることも大事ですね。