「つながり」は動くからできる、という話
先日の日曜日は、おひとりさま検定試験(#ひと検 )4期上級「孤立・孤独の背景にあるもの」のセッションでした。先週に続いて、今回は自分自身の「孤独感」をはかるワークの考察や政府の「人々のつながりに関する基礎調査」をもとに孤独・孤立について考察しました。
お金で解決出来ることはお金で
わたし自身の考察は、すでに5回目になります。
実際に起きた事象に合わせて毎回、捉え方が変わったり、感じることは変わって来ますが、いつも思うのは「お金で解決出来ることは、人に頼らない方が安心材料になる」ということです。たぶんドライな人間なんでしょうね(笑)
家族や友人に頼ったり、モノをたのむより、きちんと対価を払って動いていただいた方が気持ち的にも楽だという意識があります。
頼める人が居ないから「孤独」だと考えるより、そういった業者の利用をすること、そういったサービスがあることを知っておくのも「孤立」しないための手段だと考えます。
結局、ひとは「動く」から「つながり」ます。
して欲しいと願って居るだけでは、なにも叶いませんし、やはり「動く」ことで「つながり」ができます。
閉ざしているひと、立ち止まったままのひと、つながりを拒否しているひとに一方的なアプローチをしても、良好な「つながり」を持つことは難しいでしょう。
サポートします、支援します、というのも一見正しそうに見えて、表面的な課題解決にはなるかもしれませんが「課題」の「本質」には届いていないことも多いように感じます。
むしろ、そういった窮地の状態、社会的に「孤立」しているひとへのサポートや支援というものが、正しく提供されていない、本当に必要なひとに届いていないからこそ、このような調査が必要になっているのだとさえ感じています。
「人に迷惑をかけてはいけない」そんな風に育ったひとが、なにかを頼むって本当にハードルが高い。そういった「背景」を理解した上で、取り組む課題解決でなければ、本当に必要なひとに届けるって難しいとも感じます。
場づくりをしているひとならわかると思いますが、「来て欲しい人が来てくれない」という問題は「場」を持つひとの課題でもあるでしょう。
解決のためには?
ひとつのことで、叶えられる「こたえ」はありません。
ひとを「動かす」ための魔法の言葉もありません。
(次回のイベントにヒントはあるかも)
しかし、まだ完全に孤立していないひと、どこかに接続したいと思うひとが、ご自身の興味関心で接続できる「場」をたくさん作っていくことはできると思います。サポートや支援といったものではなく「面白そう、楽しそう」と能動的に関わって、関わったひとにも「役割」ができる安心・安全の場。
そういった所がたくさんあると持続可能性が出て来ますよね。
そのような発想力や実行力のあるひとを輩出し、おもしろく未来につながる楽しいコンテンツを創っていくこと、それがひと検のミッションであると改めて感じた次第です。
わたも動くぞ!
調査データはこちら👇
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&toukei=00000004&tstat=000001164672