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ボロアパートが3℃暖かくなった!賃貸OK・コスパ最強の冬対策実践記

冬が近づくと本当に色々寒いですよね。

隙間風は入るし、窓は冷たいし、そして何より一人暮らしの部屋には人の温もりもない...

都内のボロアパートに住む私が実際に試した賃貸でもOKな防寒対策をご紹介します。大掛かりな改装なし、なるべく簡単で安価な方法だけ。なんと室温が3℃も上昇したので、きっと参考になるはず!

寒さの正体を知って効果的に対策しよう

「なぜ暖房つけてるのに寒いの?」と思ったことありませんか?

実は寒さの原因は科学的に見ると主に2つあります:

寒さの原因:

  • 熱伝導(熱が伝わる)

  • 熱伝達(熱が移動する)

この2つの原因を防ぐことでより効果的に部屋を暖かくできるんです。物理の授業を思い出してください(笑)

熱移動の仕組みをおさらい

熱伝導:物に直接触れて冷えを感じる

フライパンを火にかけると持ち手まで熱くなるアレです。物質によって熱の伝わりやすさ(熱伝導率)が違います。金属製のドアや窓枠が特に冷たく感じるのはこのため。

熱伝達:空気の動きで熱が移動

いわゆるすきま風がこれ。暖かい室内の空気が隙間から外に逃げ、代わりに冷たい外気が入ってくることで室温が下がります。

熱放射:電磁波として放射される熱

電子レンジや太陽の熱がこの例。真空でも伝わります。窓から外に熱が放射される場合もこれです。

この知識を武器に、「どこから冷えているか」を見極めることで対策の効果が格段に上がるんです!

玄関ドアからの冷気を遮断する5つの方法

賃貸アパートの玄関ドアといえば、多くが鉄製やアルミ製。これらの金属は熱伝導率が高くて、外の冷気をそのまま室内に伝えてしまいます。

鉄製ドアは熱伝導率が約50W/mK、アルミ製ドアに至っては約205W/mKもあるんです!つまり、アルミは鉄の4倍も熱を伝えやすい。これじゃ寒いはずです。

ドアの種類別対策ガイド

鉄製ドア対策:

  • 断熱シートの貼り付け

  • アルミシートによる放射熱の反射

  • 断熱マットの設置

アルミ製ドア対策:

  • 厚手の断熱シート

  • 発泡ウレタンシート

  • 結露防止テープの活用

木製ドア対策:

  • 隙間テープでの目地埋め

  • 気密性の高いドアストッパー

  • 戸当たりゴムの交換

ドアの隙間からの冷気を防ぐ簡単テクニック

ドアの上下左右の隙間から意外と空気が出入りしています。手をかざすとわかりますよ。

下の隙間用のテープはホームセンターでも買えますが、Amazonなら400円ほどで購入可能。

私のイチオシはモヘアシール!毛の長さが4〜9mmと種類があるので、最初は短いもの(4mm)から試すのがおすすめです。9mmだとドアが閉まらなくなることも…(経験者は語る)


意外と見落とす!ドアポストからの冷気対策

意外と空気の流れがあるのがドアポスト。使わないなら外側をふさいでしまうという手も。

私は内側の開閉部分に影響がない範囲でマスキングテープを貼りました。後で剥がしやすいのでおすすめです。


1Rを1Kにする魔法の間仕切り術

1Rは玄関と居住スペースがつながっているので、間仕切りを作って簡易的な1Kに変身させましょう。

**暖簾(のれん)**が手軽ですが、下部に隙間が空いてしまいます。間仕切りカーテンなら床までぴったり塞げます。

つっぱり棒で吊るすのが基本ですが、壁に穴を開けられない場合は貼れる房掛けなどの粘着タイプのフックを使うという手も。


ドアそのものを断熱する賢いアイデア

ドアの隙間だけでなく、ドア自体が冷たくなる場合は断熱シートを貼ってしまいましょう。

私はカーペット用の断熱マットをドアに貼り付けました。見た目は悪いですが、効果抜群!気になる方はマットの上からポスターを貼るなどして隠すといいかも。

窓からの冷えを徹底シャットアウト

窓からの冷気対策は効果が高いです。実際に私は窓対策だけで1.5〜2℃の室温上昇を経験しました!

カーテン活用術で窓の断熱性能を倍増させる

まずはカーテンを2重にしましょう。カーテンとカーテンの間に空気の層ができるので断熱効果があります。

レースと遮光の組み合わせが一般的ですが、できれば断熱効果のあるカーテンを選ぶと更に効果的です。

また、断熱カーテンライナーを追加する方法も。これはカーテンの内側に付けるタイプで、ビニール素材のものが多いです。冷蔵庫の中にビニールを貼って省エネする原理と同じです。

窓のサッシを見逃すな!アルミ部分の対策法

窓枠(サッシ)はアルミ製のものが多く、熱伝導率がとても高いので要注意。触ってみるとびっくりするほど冷たくなっています。

サッシ用の断熱シートを貼れば対応できます。柄も色々あるので好みに合わせて選べます。


プチプチ革命!窓ガラスを簡単二重窓化

私が一番効果を感じたのがこれ!商品の梱包などで使われる**プチプチ(気泡緩衝材)**を窓に貼ることで、簡易的な二重窓にするというアイデアです。

専用の窓用プチプチ商品もありますが、普通のプチプチでもOK。私はデコボコのザラザラ窓でしたが、粘着タイプなら問題なく貼れました。

あプチプチの中の空気が断熱材の役割をして、熱が伝わりにくくなる仕組みです。しかも紫外線カット効果もあって一石二鳥!

DIYで挑戦!本格二重窓化テクニック

もう少し本格的に取り組むなら、プラダン中空ポリカーボネートを使った二重窓化もおすすめ。

窓のサイズを測り、材料をカットして貼り付けるか、フレームを作って取り付ければOK。これで断熱性も防音性もアップします。

床冷えをなくす快適空間の作り方

隙間を埋めても床から冷えることも。また、冷たい空気は下に溜まるので足元が冷えがちに。

床からの冷気対策の基本

床冷えの原因:

  • 床下からの冷気侵入

  • コンクリートの冷熱

  • 冷たい空気が下に溜まる性質

ホットカーペットの賢い選び方と使い方

ホットカーペットは冬の定番アイテム。その利点は:

  • 直に足元を温めてくれるので体感的にとても暖かい

  • 暖房器具と異なり、乾燥の心配がない

  • 暖房器具の中では値段がお手頃

  • 低い位置を温めるので、空気が循環し部屋全体が温まる

床に座る生活の人には特におすすめです。サイズも1畳から選べます。

カーペット下の断熱テクニックで暖房効率アップ

カーペットやホットカーペットの下に断熱シートを敷くことで、床からの冷気を防ぎ、ホットカーペットの効果も上がります。

私は省エネホットマットを使いましたが、これが大正解でした!

私のボロアパート改造レポート【室温+3℃達成】

では実際に私が都内のボロアパートで試した結果をお見せします。

間取りは1K。玄関ドアから直で部屋に通じるタイプで、ドアの冷気がそのまま室内に伝わってくる最悪の環境でした。

**12月は夜間エアコンを22℃設定にしていても、温度計の表示は13℃**という絶望的状況...

プチプチ窓対策のビフォーアフター

葉っぱ柄の窓用プチプチを貼りました。デコボコガラスでも問題なし!

この対策だけで1.5℃〜2℃の室温上昇を確認。触っても冷たくない!

ドア断熱マットの設置体験談

本来はカーペットの下に敷くマットをドアに貼りました。発泡ポリエチレンが熱伝導を防ぎ、アルミ面が熱放射を跳ね返します。

見た目は悪いですが(笑)、その分効果は抜群。さらに1℃ほどの温度上昇が見られました。

最初は剥がせるタイプの両面テープで貼ろうとしましたが、ポリエチレン面に粘着せず失敗。結局ガムテープで固定しました。強力タイプの両面テープがおすすめです。

意外な効果を発揮!細部の隙間対策

余ったプチプチは玄関ポストの囲いに活用。小さな隙間も見逃さない姿勢が大事です。

モヘアシールで窓やドアの隙間も徹底的に埋めました。手をかざすと意外と空気が流れてることに気づきますよ。


部屋を温める以外の防寒サバイバル術

部屋全体を温めるのが難しい場合は、局所的に温かく過ごす方法も検討しましょう。

昭和の知恵を現代風に!コタツ活用法

一人暮らしでもコンパクトサイズのコタツがあります。冬以外はコタツ布団を外して普通のテーブルとして使えるのも魅力。

座る派も椅子派も大丈夫。最近はハイタイプのコタツもあるので、好みのスタイルで選べます。

眠りの質を高める湯たんぽテクニック

寝るときの強い味方が湯たんぽ。電気も火も使わず暖を取れる昔ながらのアイテムです。

最近は充電式タイプも人気。カバーもオシャレなものからカワイイものまで様々あります。

体を内側から温める防寒インナーの選び方

防寒性能の高いインナーを常時着用するのも効果的。

人気のヒートテックなど、素材にこだわった防寒インナーを選びましょう。薄くても暖かいものが使いやすいです。

よくある質問と回答

一階の寒さ対策は?

一階の寒さには2つの原因があります:冷たい空気が下に溜まる性質地面からの冷気の影響

対策としては:

  • 断熱マットやホットカーペットの設置

  • 二重窓化による温度差の軽減

  • サーキュレーターでの空気攪拌

賃貸物件で家主の許可が必要な対策は?

賃貸物件での防寒対策原状回復義務を考慮する必要があります。

許可が必要なもの:

  • ドアや窓の交換

  • 壁への断熱材の設置

  • サッシの改修

許可不要なもの:

  • 粘着テープ類の使用

  • カーテンやのれんの設置

  • 置き型の暖房器具の使用

効果測定はどうやればいい?

防寒対策の効果を正確に把握するには:

  • 温度計の正しい設置

  • 定期的な測定記録

  • 外気温との比較

同じ条件下(時間帯・天候など)で比較するのがポイントです。

まとめ:段階的な寒さ対策で冬を快適に

13℃だった我が家の室温が16〜17℃になりました。3℃の違いは体感的にも大きいですよ!

おすすめの対策順序:

  1. まずは隙間をふさぐ(モヘアシールがおすすめ)

  2. 次に窓の断熱(プチプチが最強コスパ)

  3. そしてドアの断熱

  4. 最後に床の対策

体調管理のためにも、暖房代節約にもなるので、ぜひ試してみてください。あなたのボロアパートも暖かく変身するはずです!

皆さんもどんな対策が効果的だったか、ぜひコメントで教えてくださいね。


参考:アパートの部屋が寒い!一人暮らし賃貸・ワンルームの寒さ対策 | 一人暮らしスキル

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