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金曜の江本《211126》

お疲れ様でした。怒涛の一週間。
言うてる間に今年もあと一ヶ月。一年をぼちぼち振り返り始めていますか?わたしはちょっと思い出せません。と言うか、一年前がほんの昨日のように思えたり、数年前のように遠く思えたり。時間は均等割振ではないのですね。都合が良いやら悪いやら。
そんな永遠のように永く、隣人のように近い一年を、一週間を、一日を、同じ時を生きた我々に、あなたに、わたしに、賞賛の拍手を。心から。

遅ればせながら、虚空旅団 第36回公演『落選の神様』の幕を無事に下ろすことができましたこと、厚く御礼申し上げます。
幕が上がることへの感慨は、中でも強い公演でありました。虚空旅団さんにとってもそうでしょうし、個人的にもそうでした。たとえ疫病がなくとも、幕が上がる保証はないし、ましてや今日眠りに落ちて、明日目覚める保証もない。なのに、当たり前のように幕は上がり、明日もおはようと笑いあえると思っている。なんて幸せなことだ。これを幸せと呼ばずして何をそう呼べるでしょうか。
当たり前に上がった幕が、降りていく様子は、奇跡に満ち溢れながらも、実に淋しいものでした。始まったら終わる。だから、始まった時が一番淋しくて、それを日々日々少しずつ受け入れて、最終、きれいさっぱりと終わりたいんです。が、最後までずっと淋しかった。

あと、花の絵とかめちゃくちゃ苦手なのに、まぁまぁ毎日頑張って描いてましたよ。別に描かんでもええよって球子さんには言われたけど、描きたかったから、描いた。

作品はまだ配信で観れます。片岡球子さんという人の生き方に強く強く憧れながら、同時に志半ばで倒れたあの日の自分と出会う事もできます。そんな人に優しく語りかけてくる、しんどくも優しい物語です。修羅道のようだなと、思います。そんな道を歩いている全てのあなたの心に贈るような気持ちで演じました。

あの、片岡球子さんの縁の土地の方々に本当に観てほしいです。特にわたしは、北海道に行きたいです。その時は是非また加茂ちゃんにリベンジさせて頂きたい。もっともっと自然体で当たり前に舞台上で息出来るように精進します。昔からすると考えられないくらい、美味しい空気を思い切り吸い込めるようになったのだけど。もっとできる。もっとやらなきゃ。まだまだ。

さぁ。年末に向けて、特に何もやることはないと思っていたのですけど、もしかしたらちょっと何かやれるかもしれません。やらざるを得ないと言っても過言ではない。何をやるかはまだ分かりませんが、どうやら、何かやりそうです。続報を待って頂きたいです。
端的に言うと、クリスマスとか、皆さん忙しいですよね。色んなところで本番もやってるし、プライベートも忙しいでしょうし。。でも、もし特に何もないなぁと思ってる方いましたら、クリスマス。クリスマスですよ。。ほんとに…何をやるのか…よく分かってないけど…。

とりあえず、まだ間に合うので、宜しければ配信ご覧ください。
袴、一人で着付けられるようになったけど、時々現れる妖怪・袴穿かせさんが、見えない背後を担ってくれると、物凄い安心感と着付けのスピードアップ。ありがたい。ありがとうございました。

虚空旅団 第36回公演
『落選の神様』
作・演出/高橋恵

出演/
浅雛拓
石原正一
江本真里子
是常祐美(シバイシマイ)
瀬古なおき(虚空旅団)
得田晃子
八田麻住(マスミノソラ)
竜崎だいち(羊とドラコ)

配信チケット:2000円
購入はこちら▶︎https://kokuuryodan.stores.jp/

※決済確認後に観劇用URLが送信されます。

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