気になる子、障がいがある子どもの子育てが楽しくないと感じている親が半数以上⁉
気になる子どもの発達
保護者の子育ての不安材料として、言葉の遅れや発音がはっきりしない、 無駄な動きが多く落ち着きがない、他の子に比べて体が小さい、感情の起伏が激しいなどがあり、子どもの発達が気になる保護者は多い。さらに、どうしてもよその子と比べてさらに不安なることもあります。
しかし、身近に相談できる人がいないのが実情です。そのような中で、保険センターでは、乳幼児健康検査やさまざまな保健相談を行っています。相談・各種健診を通して、子どもの発達の相談や専門職の相談の紹介など、親や児童、一人ひとりにあった支援を考え、保健師を中心として必要に応じて医師・栄養士などが相談に応じています。
先行研究より、子育て状況を「負担感」「受容・理解」「ささえ・仲間」で区分したものでが以下のようになっています
気になる子や障がいのある子どもの保護者は、「ささえ・仲間」の区分で、多くの仲間や支援者に支えられている感覚がある一方で、子育ての負担感も感じています。
また、ここが難しいポイントですが、お子さんの障がいに対する受容は合っても、負担感は減らないし、理解も進まないこともあります。加えて、ご自宅で取り組む療育に対して具体的に何をしたらよいかわからないという方が半数以上です。そうなれば必然的に「子育てを楽しい」と感じていない人が増えてしまいます。
では、どうすればいいのか?
まず、初めに話すことは「簡単ではない」ということです。良く気軽に「気にしなくていいよ」「大丈夫」という方もいますが、そんなことはありません。
簡単ではないし、最初は上手くいかず、苦痛すら感じることもあります。順序的に言えば、障がいに対する認識はあるが、理解が進まないのは「基本的に同じ人間ではない」という人間理解から始まります。知能こそ低く、発達もままならない状態の中で、特性があるとくれば、それは理解できなくても不思議ではないです。
むしろ、分からないなりに「どうしようか」と考えてみます。一人で考えるのが大変ならパートナーや支援者と共に考えましょう。私も支援者ですが、日々考えています。むしろ、考えていなくて支援が出来るほど甘くない世界です。
そのため、何が起きていて、そのことに対してどういう関心や趣があるのか、興味を抱き、一緒に考え、どのように理解を深めていくか。そこから、具体的なご自宅での療育が始まるのです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。では、もう少し具体的に育児や療育ついて教えてほしい、サポートしてほしいと思われたら、こちらのサービスで横山が伴走致しますので、良かったら覗いてみてください。