敢えて、世の中を知らないでいること
枕元に置いていたスマホが目覚めの時間を知らせる。目覚ましを消すのと同時にTwitterを開く。なんだか気分が落ち込んだまま仕事に向かうのが習慣化していた。
坂道グループの誰かがトレンドに上がるたびに卒業かスキャンダルかとヒヤヒヤする。今、一番日本で偉いとされている人が叩かれている。地震が起きてそれを心配する声がある。スポーツ選手が活躍してそれを祝福している。
良いことも悪いことも世の中で起きていることが一気に降りかかってくる。寝起きの私には消化しきれないくらいの情報が広がっている。
そんな習慣が朝の気分の落ち込みにつながっているかもしれない。そう思ってから、Twitterを見ることを辞めた。そのせいで同僚からの話について行けないことはあっても、気分が落ち込むことは次第になくなっていった。
Twitterはリアルタイムで起きていることを知るにはもってこいだ(私は情報収集のために使っている)。だけどその中には知りたくないことや知らなくて良いことも見境なくやってくる。
1日の始まりを気持ちよく始めるために、気分を落ち込ませる情報にはなるべく触れない。Twitterをいつ使うか。それだけ気をつければ人生が少しだけうまくいくような気がする。
敢えて、世の中を知らないでいること。言い換えると少なくとも朝に全てを知る必要はない。