胃腸発 低気圧行
胃腸の調子がすこぶる悪い。毎年梅雨時になるとこうだ。恐らくは低気圧が原因なんだろうけど、あまりにも毎度のことなので、気圧が胃腸をダウンさせているのではなくて、むしろ僕の胃腸が気圧をダウンさせてるのではと思えるほど。いつもみんなに不調の原因として疎まれている低気圧くん。たまには僕が背負おうじゃないか。その荷を。
ということで、昨日会社の終わりに胃腸科に行ってきました。この時期はもちろんのこと、普段から胃腸を壊しやすいんで、かかりつけの胃腸科はたくさんある。胃腸科の診察券だけでかき集めれば20枚くらいあるんじゃないだろうか。学級が作れるな。教室は保健室の隣が良い。給食後にはパンシロンの服用を義務づけよう。
今回は職場に一番近いクリニックへ。自分の親世代から続く老舗で、良いのか悪いのか分からないがとにかく空いている。数回通っているが、他の患者を見たことがない。限りなくリミナルスペースに近い。ひょっとしてこのクリニックは自分にだけ見えているのでは・・・?と疑ったこともあるが、ネットの口コミ自体はわりとあるので、恐らくそれは杞憂だろう。
受付に行き、財布を取り出したところで、診察券を忘れたことに気付く。申し訳なさそうにその旨を伝えると、「うちは診察券作ってないですよ」と。思い出した。そうだった。診察券が頻繁に神隠しに遭う自分にとってはありがたい。無くす度に再発行するのだが、半年後くらいに衣替えをしているとコートの内ポケットから旧版が見つかったりする。その所為で診察券が2枚以上あるクリニックが何箇所かある。神経衰弱で遊べるな。
保険証を渡すと、10秒後には診察室に呼ばれた。このスピード感、毎度のことだが最高である。ただ、診察自体はじっくり時間をかけて診てくれる。問診、触診、そしてエコー。
結果から言うと、お腹にガスがめちゃくちゃ溜まっていた。あえて汚い言葉で表現すると、『屁蓄』である。「ストレス、食生活、睡眠不足、気候といろいろ原因はあるかと思いますが・・・」と担当医は言っていたが、思い当たる節しかない。たぶん全部だ。さっきは庇ったが、やっぱり低気圧、お前も悪い。反省して発達を控えなさい。
薬を処方してもらい、たぶん次来たときも、存在しない診察券を探してしまうんだろうなと思いながら帰路へついた。