台本からの脱却
ポケモンスリープ、アンインストールしてしまった。睡眠中アプリを起動しっぱなしなのでバッテリーの消耗が激しいし、育成等のゲーム要素がやっぱり面倒に感じてしまった。それと自分の睡眠が足りなかったり、記録を取り忘れたりすると、手持ちのポケモンたちもそれに伴って寝不足で弱ってしまうのが地味にきつい。もっと気楽に寝させてほしい。人の睡眠にポケモンの命運を委ねるな。
今日は部署会議の司会だったので、午前中は進行の台本作成に充てた。アドリブで喋ることが苦手なので何事も念入りに台本を作りがちだ。想定の問答集なども作り、質問が飛んできた時にも対応できるようにする。
就職活動の面接は比較的得意だった。基本的にはどの企業も質問の仕方は違えど、ベースは同じようなことを聞いてくるので、割と想定がしやすい。稀にイレギュラーな質問も飛んでくるが、相手側もこちらを困らせたくて聞いているので流暢に答えられなくてもあまり問題はない。
逆に学生同士のグループワークは苦手だった。企業の人事担当という公的な人間ではなく、学生というある種野良の人間を相手にするので、なかなか想定が難しい。みんな目立とうとして、突飛なことを言ったりもするし。
結局台本作りは、公的な、ビジネスチックな空間でしか役に立たない。例えば飲み会で事前に話すことを決めてそれを披露しようとしても、よっぽどタイミングが合致しない限り、大抵は話題を無理矢理ねじ込むような形になってしまい、聞き手に違和感を与えてしまう。「こいつ話すこと用意してきたな」と勘付かれてしまうのだ。東京03にこういうコントがあった。
会話力はアドリブ力である。アドリブ力を鍛えるにはやはり普段から様々な人と話し、経験値を積むことであろう。そしてその機会に最も恵まれているのは学生時代だ。社会人になってからでも自ら動けば、会社の枠を飛び越えて様々な人と関わることは可能であるが、学生時代そうしてこなかった人間にはなかなか難しい。そう自分のことである。入り直すか、大学。なんてね。