#8000
皆さんは#8000って、ご存じでしょうか。
以前、私も働いていた厚生労働省が行っているサービスの名称になります。個人的には、世に知れ渡ってきたと思っていたのですが、先月小さなお子さん(1歳未満)のいる、ご家庭で応急手当の講習会をした時、知らないということでしたので、今回紹介をしていきたいと思います。
#8000とは
上の画像は厚生労働省の正式HPにあるものです。
#8000とは、厚生労働省が母体となり各都道府県が実施している。子ども医療電話相談事業の略称です。
サービス内容としては、子どもの体調不良や事故が起きた時、どうすればいいか心配になったり、不安になったりしたことがありませんか。そんな時に、簡単に(#8000とダイヤルするだけで)看護師に子どもの状態について相談する事ができます。必要があれば医師に電話を繋いでくれます。(※医師は、状況次第で必ずではありません)
今のご時世、インターネットで検索すれば色々な情報が簡単に出てきますが、書いている人の身元はわからない事も多いですよね。良かれと思い、間違った情報を発信している人も多く見受けます。私も親戚の若いママからネットで調べたら正反対の事が書いてあるけど、どっちが正しい情報かと相談されることが、よくあります。
その点#8000は、資格を持っている人が、マニュアルに沿って正しい情報を提供しているので、お困りの場合は、利用してみてもいいかもしれません。
サービスのポイントとしては、
・あくまでも電話相談(受診が必要か、対処法のアドバイスをするサービスで、診断をしてもらえるものではありません。)
・運営は各都道府県のため、住んでいる地域により対応時間が異なります。基本的には夜間病院で受診できない時間をフォローするサービスなので夜間のみ対応の地域が多くなります。
(詳細は厚労省の正式HPから確認ください。)
意外に知られていないこと
色々と相談を受けてきた経験からの独断と偏見でリストです。
1.誰でも使えます!
子どもに関わる人なら誰でも使えます。お子さんがいる両親に関わらず、一時的に預かっているおじいちゃん・おばあちゃん、保育園などの子どもを預かる施設の人、体調が悪い人を見つけた通りすがりの人などなど。
2.医療機関を案内してくれます!
夜間受診したい場合、病院を探すの大変ではないでしょうか。そのような場合、診療科の案内、お住いの地域から近い病院を紹介してくれます。
3.電話番号も存在します!
当たり前ですが、一般の電話番号も存在します。県境などの一部の地域では、お住いの都道府県に繋がらない事があります。その場合は、面倒ですが公式HPから電話番号を確認してもらい掛けることになります。
4.自分がいる地域で使えます!
各都道府県がサービスを展開し、#8000とダイヤルすると自動で今いる地域のサービスに繋がります。たまにお母さん(A県)から、子どもの体調不良などの報告を受けたお父さん(B県)が、心配して相談をくれる事があります。その場合、A県の医療機関の情報はB県は持っておりません。そのため、A県に直接電話する事をお勧めします。
個人的には旅先(旅行や帰省など)で困った時が一番使えるかと思っています。居住地域以外の医療情報を持っている方は少ないと思いますので。
長くなったので今回はこの辺で。次回は、一般的には知られていない、もう少し踏み込んだことも書いていければと思います。
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