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本来の自分が輝く起業のすすめ

自分を生きるをはじめる会社、ひとのこと代表のあっこです。
50歳の節目にやってみたかった雑貨屋をはじめて2年が経ちます。

私が起業したのは4人目が1歳になる頃。
出産を機に勤めていた会社を辞め、なんとなくやってみたかった「起業」を目指したため。とはいえ、実は4人の子持ち、学歴・経歴なしのおばさんを雇いたいと思う企業もなく、面接にことごとく落ちていた事実。お金よりもちっぽけな自分の想いが世に届けたい、だから起業という選択をしたんだった。

これまでを振り返りながら、これから起業しようと思っている特に子育て中の女性に向けてエールを送ろうと思います。

1.動機は大切よ

何をするよ?これまでしてきた仕事は独りじゃ到底できない。
その時通っていた人間関係の講座の講師に相談すると、子ども英会話講師はどう?以前やっていたでしょ。当時より今のほうがやりやすいと思うよ。

うん、英語を教えるのも話すのも実は得意じゃない。でも一応経歴はある。
自宅でも始められるし、なんとかなるか。

それに、子育てに悩んでいる人の力にもなるし、子どもたちが本来の自分のままで育つ環境をつくれるかも!

なんて大きな期待もあった。開業するのに必要な資金30万円を夜の飲食店のバイトやクロネコヤマトの夜勤で稼いだ。まだ生まれたばかりの子の授乳中だったから、勤務時間は5時間が限度だった。

30万を手にし、カリキュラムを作成し、チラシを自作し、SNSに投稿していざ開校!
初日に集まったのは我が子(小学生3人)+我が子の友人姉弟(2人)合計2名。ま、なんとか形にはなってる、笑。その数日後、SNSを見たと3歳の女の子が体験レッスンに来た。その月、近所の子どもたちがぞろぞろ集まってきた。嬉しい!!

なんでこんなに口コミやチラシで集客できたかって?
それはきっと英会話教室を運営する動機が伝わったからだと思う。

英語を教えない英会話教室
どの習い事でも先生からお断りされてしまう子ども大歓迎。その子のありのままを受け止めます。育児や人生で悩むママたちの居場所つくり、レッスンに一緒に参加することもできるし、お庭やリビングでくつろいでもOK。
英語だけではなく、イベントやサークルを通じて自分を発揮する機会がたくさんあります。

この教室に携わる親子は英会話の成果よりも、子どもたちがイキイキと自分を発揮する姿に心をたくさん動かした。そして運営にとても協力的だった。私も同じ境遇だったから、彼らの存在は心の支えにもなっていたな。

起業するにはまず何のために始めるのか、なぜその仕事なのか、しっかり問うこと。この答えがでないまま始めると途中で挫折すること間違いなし。
(稼ぐ、お金ためであってもそれが本当の理由であればOKよ。)


2.意欲・情熱はあるか?

はじめる時はみんな意欲や情熱がある。キッラキラしてる。でも数か月経つとそのエネルギーが消えそうになっている、もしくはもうすでに別のことへと移っている。なぜだ???

それは意欲や情熱以前にその仕事に対する知識や経験不足、能力が不足しているのにもかかわらず、補う習慣がないため。決して資金が不足しているからではない。そして高い目標を前に失速してしまう。

自己資金30万、大した経歴もない私が今もなお経営しているのは絶えず自分の未熟さを省みているからだ。

もし、私に資金が豊富にあったら。
もし、私に人脈があったら。
もし、私に資格があったら。

そう思っても今その「あったらいいな」は手元にない。事実だ。今手にしているモノでなんとかするのだ。その意欲と情熱はあるか?と問う。
自分が手にしているものを知らない人はとっても損していると思う。神様は平等にひとりひとりに必要な何かしらを与えているからだ。

私の場合は幼少期のトラウマたくさんの職歴困難な子育て想像力読書好きが与えられた。おかげで英会話講師なのに英語力は向上しなかった(苦笑)が、これらを「才能」として受け入れた時、自分の人生が始まったと思う。あなたはどうだろう?

心が動く(陰にも陽にも)ことがあれば書き出してみて。それがあなたの才能でもギフトでもあるだろうから。


3.やりたくないことはやらないと決める

なんて傲慢なんだと感じる人がいるかもしれない。いや、実は謙虚なんだと思う。だって、ムリして頑張っても思ったような成果は得られない。むしろこれまでやってみたいけど、やってこなかったことには大いにチャレンジする。そのための時間確保だと思ったら【やりたくないことリスト】をつくりたくならない?

私の場合やりたくないことのナンバー1は「八方美人」な態度をとること
相手に合わせるのではなく、自分の決めたルールにのっとって生きるときめたから。ようするに週3の休みを取る、を死守したいってこと。

たとえば、教室運営の場合「そろばんに行きたいけど、英会話もやめたくない。先生、別の曜日にクラスをつくってくれませんか(開講しませんか)?」答えはNO。だって、これまでアホみたいに働いてきて身も心もボロボロだった。だから教室の開校日をこれ以上増やす気はない。そう伝えるとその親子はなんとすべての習い事の時間を英会話教室優先で入れ替えた!ありがたい。ありがとう。そしてどうにかなる、ということを知った機会でもあった。

他にもやりたくないことはあった。
例えば例えたくさんのお金を得られたとしても、その相手と目的がかさならなければ仕事はしないと。そうとはいえ、私も学びの途中故、相手の言葉通りを受け止め、心の奥底には齟齬があるのにも関わらず、何度もすれ違いを生む結果となっていた。ただ、今となるとそれもずいぶん緩和され、相手を見極める力がついてきたと思う。

あ、まだあった。
嘘をつくこと、ごまかすこと。やりたいのは正直経営。これはとても勇気がいった。でもおかげで今日の私がいる。


4.そのサービスで毎月3万円稼ぐ仕組みを作ってみよう

様々な起業セミナーがあるが、どれも自分に合わないと感じたら、今から伝えることをやってみて。
それは月3万円をコンスタンスに稼ぐ仕組みを作ってみるってこと。

うちの起業・経営講座に参加する人も最初はこの金額に驚く。だって起業するってめっちゃ稼ぐイメージあるやん。しかもこれまでの仕事よりも低い成果だったらこのまま雇われていた方がいいって思う人も少なくない。
もちろん「稼ぐ」が目的ならこのやり方にがっかりするかもしれない。
ただ、わたしのこの記事にたどり着いたということは、どこか通常の起業セミナーでは合わなかった可能性が大だろう。それならまぁ想像してみるだけでもやってみないか?

売上=客単価×客数×購入頻度

あなたの思いつくサービスの料金(客単価)をこの王道の数式に当てはめるだけでいい。まずはあなたのやりたいことに金額をつけてみるってこと。

たとえば私の場合。
当時英会話教室のお月謝がひとり4,000円。ママサークルの参加費が500円。この2本立て。

子ども一人通っている子の家庭
子ども二人通っているこの家庭
ママサークルに通っている+子ども二人が教室に通っている
すべて月1回の開催。
・・・パターンはいろいろ

500円×6名×1回=3,000円
4,000円×8名×1回=32,000円
4,500円×2名×1回=9,000円
8,000円×5名×1回=40,000円
売上合計 84,000円 

英会話教室の売上は3年間くらいこんな感じだった。週3回、一日2~3コマ。当時の自分にとってはちょうどいい感じ。
教室運営だと定期的に収入が得られる構造がすでにあるので、仕組みをつくりやすい。すでに仕組みがある事業を始める人はそれを参考にしてみたらいいね。

その後、事業を英会話教室から人財育成業に変更した時のパターンでいく。
当時はワンコイン(500円)の講座が当たり前だったが、それでは30,000円稼ぐのに60人の人にサービスを提供しなくてはいけない。子育て中の起業したての私に知り合いはほどんどおらず。だから思い切って1,000円のサービスを考えた。それなら15人でいい。ちょと頑張れば手の届く数字だと感じた。

未来の人財を育てる親のための勉強会と称し、
1,000円(単価)×15名(私と会場のキャパ)×1回(頻度)=15,000円
を目標にした。その後平日と土曜日の2曜日開催にして目標30,000円を目指した。

それでも満席にならないこともあるので、メニューを増やした。
子育て中のママは子どものことで悩むばかりじゃなく、自分についてもたくさん悩みを抱えていたからだ。

そこで未来の人財を育てるわたしのための勉強会と称し、30,000円のメニューを考えた。

3時間 × 6回コース 30,000円(税込み)だ。定員3名だったが4~5名いたと思う。1回500円でしていた時のことを考えるとなんと10倍の価格。びびりながらもえいやっという気持ちで講座を考えたのを覚えている。開校時期を少しずらしながら、毎月100,000円以上の収入につながっていたと思う。

この講座はすでに1,000円の講座の受講生をほぼ対象にしていたため、集客の苦労はなかった。

とにかく、まずは30,000円をコンスタンスに稼ぐ仕組みができ、実行できれば、それを拡大するだけだ。誰かの真似をしつつ、自分らしさがここに反映できれば、永く楽に経営できるだろう。


5.自分のサービス・商品が大好きか?

さて、サービスの料金も決まり、仕組みつくりもできた。ではたくさんの人にこのサービス・商品を知ってもらおう。

正直に、偽りのない言葉でこのサービスを紹介しているだろうか。どこかで体の良い言葉に言い換えてはいないか?もしくは過少に評価していないか?

自分のサービス・商品のどこが魅力だろう。どこが好きか答えられるか?
結局のところ、あなた自身をどこまで愛しく感じているかが重要。
自分のことが嫌いな人はその人が生み出すサービスも商品もなかなか人の手には渡らない。渡ったとしても、広がらないだろう。

あなたの事業の大小問わず、愛してやまない、あなた自身=サービス・商品をみんなにも触れてもらいたい、そんな想いが伝播するからこそ、人気がやまないものとなる。
あなた自身があなたのサービス・商品の一番のファンであるように。さ、心にあるものをカタチにしてみよう。

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