譜久村聖 卒コン視聴を受けて
面白い小説ほど左手にかかるページが残り少なくなったとき先に進むのをためらいます。
まだこの楽しさを味わいたい。
終わってほしくない。
ですが物語というのは始まりがあれば終わりもくるもので、先日9年もの間モーニング娘。のリーダーを勤めた1人のアイドルが幕を下ろしました。
舞台は2023年11月29日
モーニング娘。'23 コンサートツアー秋
「Neverending Shine Show ~聖域~」
譜久村聖 卒業スペシャル
今回はそのコンサートを視聴した感想録です。
以降はネタバレ等含みます
ご留意の上お読み進めください
(一部敬称を略しております)
オープニングアクト
研修生ユニット23さん
『女で地球は回ってる』を披露してくださいました。
みなさんダンスすっごい頑張られてるのが伝わります。譜久村さんの卒業当日が研修生ということは、とても期待されている子たちなんだなと思って見ていたら最後の挨拶で来年デビューだと知りました。
今後の活躍が楽しみですね。
はじめのご挨拶から判断するに、橋田歩果さんという方がパフォーマンスに余裕があって目を引きました。最後に視線を横目にやる様とかも。MCも最年長とあってか落ち着き払ってました。
セットリスト
秋ツアー、横アリ28日と見てきたので楽曲に関しては感想が重複することもありますが、ひとつひとつ順を追って見て行きたいと思います。
その時の感想はこちらのnoteから。
はじめに、この文を書いている私ひとのこは今回譜久村さんのご卒業とあってしっかり譜久村さんを見届けるんだ!という気持ちと、推させていただいている小田さくらさんの勇姿も目に焼き付けようという心構えで視聴に臨んでおります。
ですので感想の比重はそのお2人に偏ることとなりますが(次点で山﨑さん、石田さん)あらかじめご了承ください。
そして感じたものは全て個人的なもので、事実とは異なります。「こう見えた人もいるんだなぁ」くらいのお気持ちでお読みくだされば幸いです。
Wake-up Call~目覚めるとき~
正直緊張が隠せませんでした。
理由はこの卒コンの前日、横アリ公演での小田さんからの違和。あの重圧をまたここに抱えてこられることがあったらどう見ていいのかわからなくなりそうだったから。
ですが『解せない女らしさの押し付け』で後ろに見えた小田さんを見て「あ、大丈夫だな」と確信できました。今日この日の小田さんは強い小田さんでした。そのあとのご自身の歌割りからも、この場で自分の最上の歌を届ける確固たる意志を感じます。
逆に羽賀さんが序盤からしんどそうにされていて、やはり大好きでやまない譜久村さんとの終わりを感じられたのでしょうか。
歌唱では小田さんのフェイク最後の音の処理が違ってよかったです。指揮者が最後きゅっと音を止めるような。そんな感覚。
HEAVY GATE
『胸が痛い』の譜久村さん好きなんですよね。なんだろう……譜久村さんはちゃんと痛みを覚える女の子を歌われるイメージがあるんです。
私の中では基本的にモーニング娘。さんの楽曲って前を向いて今を生きるしか!みたいなメッセージ性を持つ強い女性の像が印象深いんですね。
ですが譜久村さんの歌声ってちゃんとその時の傷や不安な気持ちを抱きながらも前に踏み出す勇気を見せるから、気丈さの中に儚さを感じるんです。そこが魅力だなと。
そしてこの楽曲における勇み立ち向かう強さを担ってるのが北川さんなのかと『GET DOWN』を聞いて感じます。いや、かっこいいんですよね。
小田さんは『わかってくれるのかな』の時に瞬きもせず表情もないまま首を折るように曲げるのが、衣装も相まってマリオネットみたいですよね。しかもちょっと壊れた感じの。
セクシーキャットの演説
入りの譜久村さんの表情イタズラな笑みが素敵です。
イントロから『ピュアに生きてみて』と歌が届いたとき、あまりの山﨑さんの迫力に圧倒されてしまいました。これは主役の猫たちを食う勢い!!ユニゾンでも山﨑さんの存在感が出ています。あ〜これはめいちゃんではなく愛生さんです!
囁くような譜久村さんの落ちサビとで、夜の街の喧騒と一本入ればひっそりとした路地裏に変わるようなギャップが生まれてよかったな。
あと、これは気のせいかも知れなくて。というより十中八九気のせいなんですけれども、私の個人的な所感として残します。小田さんに硬さを感じたんです(なぜだ)。
ダンスでもあのしなる身体の使い方をされる小田さんからなぜそう感じたのか自分でもよくわかってません。緊張からかなぁ。あとは左膝はそうなんですけれども、軸となる部分?(首、脊椎、脊髄、腰あたり)お怪我ないようご自愛されてほしいなという気持ちです(きっとトレーナーさんとか付かれてることと思うので杞憂に終わる)。
気まぐれプリンセス(23 Ver.)
横山さん、石田さん、小田さんからかわいいかわいいかわいいが続くんですよ。このご衣装で気まぐれプリンセスやろうって決めた方、この先ずっと温めたおかずが全部ちょうどいい温度になるようになって欲しい。そのくらいマッチしててもうお姫様。
落ちサビの譜久村さんの気まぐれプリンセスは、わがままではなくて誰かのためにお願い事をするタイプのプリンセスに見えました(庭で拾った犬のために「お腹すいた〜!」と使用人にミルクや軽食を用意してもらってそれを全部あげてる姫。それもみんなに全部バレてる)。
「むき出しのままの色」野中さんよかったな。なんかどんどん野中さん、職人みたいになってきてますよね!ご自身の歌の表現の幅みたいな物が定まった感じがしてて、パートでも野中さん安定だなと感じます。
What is LOVE?(23 Ver.)
野中さんの煽りかっこよい!!英語パートとか、こういうツアータイトルとかの本物感。様になるのいいですよね〜!
あとは『働く勇気』の弾ける譜久村さんの笑顔最高。そうですよね。譜久村さんって13年間アイドルをお仕事にされてるんですよね。歌詞通り学生をして同学年の子たちが遊んでるその時期を、アイドルとして過ごしてくださったんだなと思うとかけがえのない時間が流れていたのだと感じさせられます。
恋愛Destiny~本音を論じたい~
いつもここで思うのですが、衣装お着替えされるの早すぎないか? マジックしてるの? の感情になります。たぶんそういう早着替えの仕組みとかあるんでしょうね。あのチェックの中にもう一着着ているのだとしたら、暑いんだろうなぁとか考えてました。
そしてこの曲から外周回るので、メンバーのみなさんファンの方との距離が近くなって表情が柔らかくなってるのがよかったです。
Only you
譜久村さんと小田さんの中にある、お互いの痛みを分かち合ってきたからこその優しいエールの贈り合い。
『大丈夫 君ならできるよ怖がらないでね』と見つめて歌う譜久村さん。背を合わせて流れた小田さんの綺麗な涙。
涙腺が耐えられなかった。私の目からもぱたりと音もなく雫が落ちて手が濡れます。見逃さないように、そう思えば思うほどお二人でこの曲を歌われるのが最後なのかなと感じてしまってとめどなく頬は濡れ視界は歪んでいきます。
一度再生を止めゆっくり息を吐いて目を閉じて感情の波が引くのを待つとき、私は先日の小田さんのブログの言葉を思い出していました。
歴史あるモーニング娘。というグループで、源流にもあたるつんくさんの音楽を先陣切って守る使命を果たしてきた彼女たちの戦いが、今日の卒業で譜久村さんが応援する側に変わる。
託された小田さんの心中察するに余りあります。
だから、歌に乗せるのが小田さくらさんの感情で、それでさらに泣けてくるんです。
これで言及してるのですが、私の中でこの曲は『君に未来を託すことで誰かを思い、愛の力で強くあって欲しい』そんなメッセージが込められているように感じています。
きっと譜久村さんは小田さんにモーニング娘。の歌を託されたのかな、なんて。
そして同時に小田さんも愛と赦しで自分自身が強くあろうとされる方だと今の私は認識しているので、お2人にぴったりの選曲だなと沁み入っておりました。
私はMVの高橋さん、田中さんが歌われているバージョンしか知らなかったので歌う方が変わると曲の持つ印象も大きく変わり、その点でも聞けてよかったです。
MC① 【譜久村 石田 小田】
ツアータイトルを言われる譜久村さんをみて、「始まったんだなぁ」とぼーっと見てしまいます。まだ頭が理解に追いついてない。
それでも「譜久村さんのこと大好きですかー?」と会場に聞く小田さんが可愛いことだけは頭が教えてくれます。推しがいい声で可愛くて好きで幸せです。
譜久村さんは今日の意気込みを聞かれると「始まる前からアセアセしてました」と普段と変わらない笑みを浮かべながら、
「みんなで気合い入れをするときに、あ本当に最後なんだなっていうことを実感して。でも、どんなときもみんなといい公演を作ってこられたなって振り返ったときに思えたの。今日もいつも通りの私たちをお届けできたらいいなって思います」
と語られました。
そのときに譜久村さんの隣に映る横山さんが、記憶を巡らせながら下唇を噛んでるのに、目が合えばにこにこ笑顔を返す姿を見て「こんなときでも、こんなときだからこそ気丈に振る舞うのか……!」と胸がぐっとなります。横山さんの悲しみを笑顔の裏に隠されるお姿にひとのこは弱いんだ……。
その後「CSテレ朝チャンネル1」がつっかえた小田さんのフォローにスッと入る石田さんのスマートさ。これが現サブリーダーの力……!
小田さんとモーニング娘さんと出会って1ヶ月ちょっとの私には過去の歴史も未知なことだらけなのですが、きっと小田さんは「まあ小田はなんでもできるから」って言われてきた方だと思うんですよね。その中で「だからといってほっといたりするのは違うじゃん」と、見てくれる存在がこれまでもこれからも石田さんだったらいいななんて思ってました。
そんな石田さんは「この14人のパフォーマンス目と耳に焼き付けてくださいね!」ときらめく笑顔で「次に聞いていただくのはこの曲」と進行をされます。このときの声のトーンがまた一つ譜久村さんとの過ごす時間を噛み締められた色をしていて、再び一時停止。
もう全然進められない。
時空を超え 宇宙を超え
それを受けてか、はじめに譜久村さんと石田さんでアイコンタクト取っていましたね。石田さんに普段通り、調子を戻されるように笑いかけられていた譜久村さん。石田さんもそれを見てつられるように笑顔になっていたのが安心しました。
生で小田さんのコーラス入っていることにここにきて気がつきまして、きれいだなぁの気持ちで満たされてました。
愛しく苦しいこの夜に
出だしを歌われる譜久村さんがすごく詞を大切に指でなぞりながら歌われているような感覚になりました。何か思い入れのある曲かエピソードがおありなのかな?それとも詞に今の想いを重ね合わせたのでしょうか。こういう歌を届けられるアイドルって特別な存在だと思います。それがモーニング娘。なのでしょうし、譜久村さんの魅力だなと感じました。素敵だ。
ダンスでいうと『チラチラ』とか『絡む』の歌詞とリンクした振りがかわいい。
あとは『横顔をね 見てる』の生田さんの歌唱がいい……となりました。全編通しても丁寧に歌われようとしてるお気持ちが伝わってきましたが、この曲ではそれに加えて生田さんの感情も流れてきましたね。
石田さんの『苦しい』は、その苦しさまでもが愛おしくかけがえのないものに思えてるように感じられて「あぁ、きっと譜久村さんのこと考えてるんだな」という心境です。曲終わりの石田さんいい表情なさってるなぁ。
元気ピカッピカッ!
岡村さんの「元気ピカッピカッいくよ〜!」がかわいいんだ。山﨑さんが井上さんとニコニコして歌われてるだけで幸せになれる。
初めて聞いたのですが13期以降チームが活躍する曲だったのですね!下の期だけがメインに歌うところを見るのもまた初めてだったので全てが新鮮に映りました。やっぱりユニゾンとかもすごい可愛い感じにまとまるんですね〜新たな発見でした!
なんざんしょ そうざんしょ
『謝られちゃったし〜』の人差し指口に当てる小田さん、可愛いがすぎる。この小田さんは自分が可愛いとわかってるタイプの女の子を演じる時の小田さん。
そのあとの『なんざんしょこれ』の井上さんからカメラ目線がきた!!これは嬉しいやったね!
それから『いっつも君だしで』カメラに指差してキミキミってする石田さん。これはぁ勘違いしちゃう人増えちゃいますよ!!!!いやほんと、このときばかりは自分の自己肯定感の低さに感謝しました。これでひとのこがスーパーポジティブだったら「今石田さん絶対私にもしてくれた!」の思考回路になりかねん。サービスがすぎる石田さんまじアイドルありがとう。
2番入ってもこの曲のかわいさには油断できないんですよ。『美味しそうだなぁ』の岡村さんかわいくないですか?岡村さん推しをしていたら毎回このパートで今日もかわいいってガッツポーズしてた。それくらい好きです。『眺めてる』で後ろに見切れた小田さん、ここでも表情決めててさすがだ。
最後は『そうざんしょ〜』の牧野さんかわいいし、「おっ、くるのか?」と思ったタイミングで来なくて来なくて、からの焦らしウインク。良いですね。
グルグルJUMP
横山さん歌い方おもしろかわいいなぁ。
そしてセクシーで抜かれる譜久村さん、小田さん、北川さん。
譜久村さんのセクシーさって生まれ持った醸し出されてるものですけど、小田さんのセクシーはここをこうしてこうしたらはいセクシー!って感じですよね。自分のセクシーの取説持ってる(これで伝わるか?)。多分ご自身ではモーニング娘。になったときに『かわいい』か『セクシー』なら自分はセクシーだろう。じゃあどうすればそう見えるのかと研究の上出来上がったセクシーをお見せいただいてる気がして、安心して受け取れるセクシーですよね(セクシーのゲシュタルト崩壊)。
『初恋のようだわ』の譜久村さんほんとに初恋の女の子みたいなお声なさる。
卒コン見終わった直後の感想がこちらなのですが、譜久村さんの初恋はモーニング娘。さんなんじゃないかなって思ってます。
小田さんの『初恋のようだわ』はもうすでに初恋を終えて、それを思い返しながら今新しい恋をはじめた女の子。小田さんは一緒に歌われる相手に合わせて変化をつけるのがお上手だよなぁ。
『エンジェルたち』の全力笑顔山﨑さんかわいかったです。
ダンスではぐるぐるのところででほんとにぐるぐるまわるのか!と驚きました。楽しい曲ですね!
MC②【牧野 櫻井 井上 弓桁】
譜久村さんとの思い出についてちょっとした嬉しいことのトークテーマで、櫻井さんの進行です。
弓桁さん
・ラジオの前緊張してたら乾燥した梅を差し出してくれた
・欲しいなぁって目をしていたらどこに売ってるかまで教えてくれる
・リハーサル後の乾燥した肘を見てクリームを塗ってくださった
「気遣いじゃないけど、小さなことに気づける方だもんね」と櫻井さん。
井上さん
全国同時お見送り会でいつもはハーフアップだけど譜久村さんが「髪の毛をお揃いにしようよ」って言ってくださって、髪の毛をやってもらった(下のブログからその編み込みのツインテールが見られます)
「ヘアアレンジってどんどん習得していくから、これできるようになりたいって思うよね」と井上さんに同意を求める櫻井さんでしたが、
「はい、でもまだまだやってもらいたいなって思いました」
とはにかむ井上さんに会場全体が「かわいーっ!」となりました。
牧野さん
加入してすぐ譜久村さんが「いっぱい迷惑かけてたくさん成長してね」と言ってくださって、そのとき私は中学2年生だったんですけど譜久村さんはリーダーになりたてで18歳の頃。私が18歳ならそんな言葉かけられないよなって。ほんとに素敵な方だなって思いましたし、その言葉をもらったから私も新メンバーが加入した時に同じ気持ちで新メンバーを支えていきたいなって見守りたいなって思いました。
とお話しされる牧野さん。
このMCではいつもの突っ走る牧野さんが鳴りを潜めて、冷静さを持って場を見ているんですよ。このような牧野さんに出会えるのは珍しいので「おおっ!」となんだか嬉しくなってしまいました。
人の取り合わせも16、17期と加入して間もないので、その分牧野さんがしっかりしないとという意識を向けられていたのだと思うのですが、こうも立場で人が変わる姿を見るとやっぱり牧野さんの底知れないお人柄に興味が尽きません。
櫻井さん
すっごいFEVERのミュージックビデオ撮影を夏頃やっていたんですけれどもその時に帰りに譜久村さんが携帯電話を楽屋で充電していたんですよ。携帯電話を充電器から抜いて充電器だけ持って帰っちゃったってエピソードがあるんですよ。
でもそんなところもすっごいかわいい!って思いましたー!
話す順序を間違えてオチを先に言いかけてしまったのですが、なんとか最後は観客の皆さんも巻き込んで締められていました。
全体的に櫻井さんはかなり緊張されていて、トークのテンポだったりが早かったり、言葉の出方があわあわしたりだったのですが、よくよく考えるとすっかり馴染んでますが櫻井さんも加入して一年半ほどなんですよね。その中で最長リーダーの卒コン司会を任されるのはど緊張するに決まってますよね。それでもちゃんとやり切った櫻井さん本当にえらいりーだ。
あと、個人的に1番すごいと感じたことがありまして。櫻井さんって言葉遣いをすごく気にされてお話しされるんだなと。どんなに慌てても「気遣い」とか目上の方には失礼に当たりそうな言葉を避けて言い換えたり、「おっしゃって」と正確な言葉を選ぼうとされたりと、言語感覚に優れた方だなぁと感じました。こういう感覚を持った発言ができるのは今後の活動においても必ず強みになってくることでしょう。
私もだいぶ丁寧語、尊敬語、謙譲語は感覚的に使ってしまっているところがあるので、今一度学び直して理解して選び取りながら発言していきたいなと、櫻井さんを見て省みました。ありがとうございます。
好きな先輩/井上 弓桁
全力で歌って踊ってくれるのいいよなぁ。
あと3回目の視聴にしてようやく、初めのジャンケンの勝敗は決められてるものだと気がつきました。絶対チョキで勝つ出来レースなんですね。歴代もチョキで勝つようになってるのでしょうか?気になりました。
悲しくなるようなRainy day/生田 石田 小田 野中 羽賀
だいぶ余裕が出てきて、じっくり間奏のダンスを見られました。
やっぱりダンスされる石田さんかっこいいなぁ。踊ることが好きなのが伝わってきます。石田さん顔に出やすい方なので、自分の中での得意なダンスやラップが入るこのような曲では、よりその喜びみたいな物を受け取れて嬉しくなりますね。
小田さんは軟体動物かってくらいしなる体してるし。
本当はもっと歌詞考察も交えてじっくり楽曲を語りたいのですが、それはまたの機会にすることにします。とても好きな曲調でした。
秋麗/譜久村 横山 岡村
やっぱりこの曲のイントロ高まる。
私の中でモーニング娘。さんの中でも横山さん、岡村さんはかわいい声のイメージなので、そんなお2人が大人な歌詞を歌われるのはギャップになっていますよね。
そして『I LOVE YOU』の譜久村さんのお声澄んでて綺麗だ。
Moonlight night~月夜の晩だよ~/牧野 北川 山﨑 櫻井
山﨑さんの入りでもう心が喜んでいる。伸び伸びと歌われていて山﨑さんのお声にも合ってるし、『騒ごよ』のフォールが耳に気持ちいい、天才。
北川さんからはちょっとめらっとした野心や自信を感じてびりっときました。いいですよね!私、向上心とかそういう対抗心みたいなものを見せてくれる方好きなので、北川さんのその熱さみたいなものがどこへ向けられることになるのか今後の展開が楽しみになりました。
牧野さんは煽りをされるときに「あれ?今の本当に牧野さんか!?」となるくらい勇ましくかっこいい「セイッ!」になりますよね。驚きです。
あと私は北川さんと山崎さんのペアダンスに喜んでました。ファンの方の間では山﨑さんと岡村さんの組み合わせ(ほまめいってやつですかね)が一般的なのかもしれませんが、私はあの白黒パンダさんゲームから山﨑さんと北川さんが一緒だとどうも嬉しい。雑に対応する山﨑さんが見られるのがいいですよね。
横山さんの元気いっぱいに「後半戦も盛り上がっていきましょう!」と言われているので、「あぁ、もう半分が過ぎたのだな」とじんわりきます。こんなにあっという間なのにもう半分か、という気持ちとそんなこと気にせず今を楽しみたい、楽しまねば!の気持ちがせめぎ合います。
それでもメンバーさんが笑顔でステージに立ってくださる姿にそんな気持ちも全部吹っ飛んで、ただただそこに流れていく幸せな時間を目に焼き付ける私がいました。
未来の太陽
イントロ左側で17期の2人が石田さん、小田さんと一緒にペアになっているの、これからのモーニング娘。のパフォーマンスを継承している感じがして胸が熱くなります。秋ツアーの札幌公演で私は左手で見てたので、そのときの光景も思い起こされました。
『家族には照れくさい ことも多い』で、「だから私は指折り数える小田さんが好きだっていってるの!!」の感情が爆発しました。小田さんの手っておててって感じですよね。ちっちゃい……。
のあとに山﨑さんにおまじないかけてもらって、もうかわいさで倒れそう。
……になっているところへコーラスをする小田さんが映って、さくさくパンダさんコンビが好きな私の情緒が大変なことに。それでも小田さんのコーラスきれいだの感情はちゃんと残ってます。大丈夫。
『繋げてゆくんだから』を歌われる譜久村さんを見てなんだかすごく今のモーニング娘。とリンクする曲だなぁと感じました。自分が先をいくぜ!という個の集まりというよりもみんなで夢を叶えにいくチームの面が強く出ている気がして。『クラスで〜』というワードもまだ中高生の子達もいますもんね、そんなメンバーを見つつも繋げていく時代を見てきた先輩メンバーもいて。メドレーはじめの曲にぴったりだな。
アウトロ、階段登ったあと、めっちゃぴょんぴょんする小田さん可愛すぎてどうかしてしまいそうになっていたのに、ワクテカの前で音に合わせてカッと切り替わるのがさすがです。
ワクテカ Take a chance(updated)
『カッコつけてキメて良いんだよ』の暗がりに赤く浮かび上がる強い小田さんからの山﨑さんの『Oh Wow』のかわいさに感情がいそがしい(このあたり小田さん山﨑さんとカメラが切り替わって推しカメラかこれ?となりました)。
『尻軽ちゃんじゃないわ』の小田さんはいつもよりかわいい成分多めだったなぁ。ここいつも見せてくださるのありがたい……。
『言い訳』の生田さん、ふんってそっぽむくの普段のカメラパフォーマンスと違うバリエーションが見れてよかったです!
岡村さん譜久村さんのかわいいリレーを繋いだあとに、北川さん小田さんのワクテカの迫力。先輩後輩で魅せ合いをしている構図がいいですね。系譜が受け継がれてるのかな。
そして忘れてはならない再びやってきた『カッコつけてキメて良いんだよ』髪かきあげ小田さん。殺傷能力が高すぎる。もうやられましたよ、お手上げです。好き。
Say Yeah!-もっとミラクルナイト-
イントロのダンスで生田さんのリボンが目元を覆うようにお顔にかかったんですけど、それに美しさを覚えました。なかなかアイドルにはかわいさが先行して美しいと感じることは少ないのですが、生田さんお綺麗でしたね。とても鮮明に脳に残りました。
ここは外せない山﨑さんと岡村さんのセリフ。言い方が『完全にたのしんでいるぅ』なのがいいな!
あとはみらこーしてるときのメンバーさんが観客の方々と目を合わせに行って、お互いにこの空間を楽しもうとして共有されているのが素敵だなと感じていました。
What's Up? 愛はどうなのよ~
『へなちょこ男子』を牧野さんが歌うの迫力でるなぁ。髪型も相まって牧野さん強いオンナ感が溢れてる。
そして石田さんの寄り目可愛くないか?今でこそ表情といえば櫻井さん(そしてニューフェイス、リアクション◎の弓桁さん)のイメージが強いですが、ステージでの石田さんの喜怒哀楽の出され方好きだなと新たな好きポイントを発見しました。やっぱり石田さんと野中さんのラップはお強いな。
『間違い笑い合い』の小田さん無邪気でかわいいし、弓桁さんとアイコンタクトも取られてて微笑ましくなりました。
曲が終わり繋ぎのダンスの流れめっちゃかっこいい。
余裕がでてる野中さんと、最後の決めちょっとヒップホップみたいなかっこよさを出して去っていく横山さん。
からの石田さんきたー!!真打登場しましたの盛り上がりが会場からもあります。
そしてスポットライトに照らされて岡村さん。歓声にちょっとニヤってするのがいいですね。そこから現れる櫻井さんはスマートです。一度視線を下に落としてから前を向く感じとか。
登場前から音に合わせて歩いてくるのが見える小田さん。不適な笑みを携えながら踊りに加わるので鳥肌が立ちました。髪捌きが格別で隠れるときに視線が横を向き、正面の時にはその払われた髪から眼差しで射抜かれる。計算されてそうくるのがわかっているのに、逃れられない小田さくらの魅力に浸かっています。むしろ幸せ。
いきまっしょい!
サビ弓桁さんからの牧野さんの全力全力チームが映るのですがいい……!
櫻井さんの煽りなれてない感じも「そうだよね、まだ1年半りーだもんね」と見守りたくなります。
最後にもいっちょの小田さんはもう……すごいやかっけぇっす。舎弟にしてください(小田さんはそういうの求めなさそう)。
OK YEAH!
お姉さんチームのダンスからおすまし山﨑さんのダンス。そこに現れる17期さん。カッコよく決めて先輩なんだなぁと思ったらスカァーーン!の音の後にヘイ!ヘイ!でめいちゃん!になるのがかわいいんだ。
バズーカ持って歌う譜久村さん、なんだかわかりませんが似合っていますよね。
『かかってきなさい』の石田さんは、好戦的じゃなくて絶対スポーツマンシップに則ってくれそうで好きです。
バズーカスタッフさんに渡す時に一声かけて会釈する弓桁さんも、弓桁さんのマイク持ってあげてて渡す井上さんも愛おしい……。弓桁さんも両手で受け取りに行くから、ちゃんと機材大切にされるのが習慣づいてて、先輩方の指導が垣間見えるところにもモーニング娘。さんの良さを覚えました。
『未来はこの手に』でアップにされた石田さんのお手、爪が譜久村さんの色で愛ですね。
Happy大作戦
ずっと譜久村さんの顔を覗き込んで「見てよ」って顔してる生田さんも、それに応えるように見つめ合う譜久村さんも愛おしい。
岡村さんのパートの後、ファンの方と同じように「ほまれー!」っていう9期さんたち愉快だな。
『語り合おう』の小田さんも、『時間は戻らない』の石田さん生田さんもそのモーニング娘。で過ごした時間の長さと経験の深さを感じさせましたし、譜久村さんが歌われる『だから先へ進もう』で走り出す9期さんの後ろ姿に、これまでこうして今のモーニング娘。さんが作られてきたのだなと熱くなりました。
MC③【生田 石田 羽賀 北川 山﨑 櫻井 井上】
本日の感想を生田さんの進行で。
井上さん
「すごい緊張しました。秋ツアーが始まった時はまさか横浜アリーナに立ってるなんて思ってもませんでしたし、まず秋ツアーすっごい覚えられなくていっぱい苦戦したので今ここに立てているのが信じられない気持ちです。」
スラスラと言葉が出てくるわけではないのですが、言葉と言葉のつながりを確かめられるようにお話しされる姿が印象的で、先輩方もそれを見守っています。
「でもここまで支えてくださった人々?」
まさかの人々の言い方に会場一帯が笑い声に包まれます。当の本人はあれ?みたいなきょとんとしたお顔をなさるからハマりますね。前に続けて、
「人々に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。」
弓桁さんがそんな井上さんを嬉しそうに見ている姿にこちらまで笑顔になります。
「そして今日で譜久村聖さんがご卒業されるんですけれども、私が譜久村さんと初めてお会いしたのはオーディションの合格発表の時でまさかお会いできるなんて思ってもなくてサプライズだったので、お会いしたときびっくりしましたし」
言葉がうまく続かない井上さんを心配し覗き込むようにされながら、次の言葉を待つ先輩方が映されます。
「びっくりしちゃって頭真っ白になっちゃったんですけれども、譜久村さんが優しくぎゅって抱きしめてくださって。なんかあんまり前の記憶ないタイプなんですけれども、ぎゅっとされた温かみだけはすっごい覚えています。」
あんまり前の記憶がない井上さん。思わぬ告白にまたしても会場から笑いが。井上さんはこうした狙わない笑いを生み出す方なんだなぁ。
「なんかこれからも一生忘れないだろうなって思ってます。なので、譜久村さんがご卒業されても譜久村さんの暖かさを忘れずに頑張っていきたいと思います。譜久村さん短い間でしたが(こくこくと頷きながら)一緒に活動できて嬉しかったです。」
飛び込んでくる譜久村さんとハグ。「ありがと」と伝える譜久村さん。
「譜久村さんのいる時期のモーニング娘。の時期に加入できたことが誇りです。
今日はありがとうございました、井上春華でした!」
しっかり自分のペースで伝え切った井上さん。素の自分に近い正直な気持ちが並べられているため、新人らしくまっすぐ素直な感情が表れていました。
櫻井さん
「こうして横浜アリーナに立たせていただいてパフォーマンスできていることすごく思うんですけれども、この秋ツアーを行うにあたって目標を決めようと思って。このツアーをやってきました。私はこのツアーでちょっと加入して1年半経って少し場位置を覚えるとか余裕がでてきてきたので、振り付けとかのニュアンスをメンバーとどんどん揃えていってレベルを上げていきたいなって思いまして。今回ユニット曲とかのダンスもすごい個人的に頑張ったツアーだったなというふうに思います。」
私はこのツアーがライブパフォーマンスをする櫻井さんを見るのが初めてだったので比較対象を持ち合わせていないのですが、ご自身の中で成長が見えたツアーになったと聞けて嬉しいです。先輩方もフゥーーッってしてます。
「その時もね先輩方は優しくいつも見守ってくださって『ここはこうするといいよ』というふうに教えてくださったのが本当に嬉しかったなというふうに思います。ありがとうございました」
先輩方の方を向いてぺこりとお辞儀をする櫻井さん。
「そして今日で譜久村聖さんがご卒業されてしまうということで、私が譜久村さんがお誕生日のときにお誕生日おめでとうございますのメッセージを送ったんですよ。そのときにいつもたくさん振り付けに限らずMCとかもそうですけどたくさんアドバイスをくださってありがとうございますっていうのを連絡でお伝えしたんですね。そしたら自分で言うのはちょっとお恥ずかしいんですけれども『期待してるからたくさん言いたくなっちゃうんだよね』というふうに言ってくださって。」
心から嬉しそうに笑みを浮かべる櫻井さん。リーダーから期待されるってそれほど自信と頑張る力に変わるのですね。
「なんかそれがほんとにすごく嬉しくってなんでいうんだろう今後もご期待に応えられるかはわからないけど」
今まで慈愛の表情で櫻井さんのお話聞かれてたのに、その言葉でからっとした笑顔に変わる譜久村さん。櫻井さんの真面目さを愛でているようでした。
「でも譜久村さんがご卒業された後もきっとモーニング娘。を1番そばで見守ってくださる方だと思うので、あっ、期待に応えられるように私もこの後も一生懸命頑張っていきたいと思います。」
見守ってくださると櫻井さんが口にすれば譜久村さんが指で丸を作ってメガネのようにしてそこから櫻井さんを覗き出します。少ししてそれに気がついた櫻井さんが同じようにして返されてるのが期を超えたお2人の関わり方を見れたようでよかったです。
「そしてまたぜひえらいりーって言いにきてください。お願いします。」
手を伸ばしながらそろりと近づいて「今日もえらいりー」と言う譜久村さん「やったぁぁあ!」と全力で喜びを出す櫻井さん。櫻井さんから頭ぽんぽんしてるし、下からそういうようなスキンシップが取れる仲ができていることに感動してました。
「ありがとうございます、うれしい。本日は本当にありがとうございました。櫻井梨央でした。」
櫻井さんは今回のツアーで、受ける印象が大きく変わった方のうちの1人でした。
初めからなんでもできるように見えていたのですが、実際は用意を周到にされてそれを披露されてる。定期テストちゃんと勉強されて臨むタイプなんだろうなぁと考えが変わりました。あまりにグループに馴染まれていて、パフォーマンスも落ち着きが出始めているその順応力の高さに忘れてしまいそうになりますが、彼女もまだ加入して2年経ってないんですよね。本当にその裏の努力を思うとすごいなぁ。
山﨑さん
「今回のツアーでいろんなところにこの14人でのパフォーマンスをお見せできたり、そして最後には2日間も横浜アリーナという大きなステージでパフォーマンスできて本当にありがたいな幸せだなって思いました。ありがとうございます。」
山﨑さんのトークになるとあのテンポ感が生まれて、なんだかそれに安心している自分がいます。かわいいな。
「そして譜久村さん卒業おめでとうございます。」
ありがとうございます、と返す譜久村さん。
「譜久村さんと一緒に活動して私の心にたくさんの愛が生まれました〜!」
はーとを作られるお二人の姿。この言葉は山﨑さんのお名前の由来になってるんですよね?大切になさってるのだなと感じます。
「私も譜久村さんのようにたくさんの方に愛され、たくさんの方を愛していけるような存在になりたいなって思いました。これからも見守っていってください。お願いします。」
「へっへっへっ」と笑う山﨑さんに会場からも笑いが起こります。ブレないしいつもと変わらないなぁ。
「譜久村さんまたパンダさん一緒に見に行きましょうね。まだ一緒に見れてない場所とかもあるので譜久村さんとたくさん遊びに行きたいなって思います。そしたら報告します。
本日はありがとうございました。山﨑愛生でした。」
パンダさんパワーを送り合いながらこの先の約束をされるお2人。
この最後の挨拶が悲しいものになりすぎないように、そしてファンの方へ向けても譜久村さんの姿を見せる約束をされる山﨑さん。前向きかつ、いろんな方のことを想ったお優しい方だなと感じました。
北川さん
「昨日のMCのときに『また明日もよろしくお願いします』みたいな、明日もって単語が出せたことが本当に嬉しくって。こうして横浜アリーナという大きな会場で二日間もライブができたことはみなさんのおかげなのでこれからもぜひたくさん応援していただけると嬉しいです。ありがとうございます。」
言葉の選び方がもうすでに前を向かれている方のものだなと感じます。頭にファンの方への応援を求めるあたり、この後の会話にも観客のみなさんを自分ごとに引き込まる効果もあります。
「そして譜久村さんご卒業おめでとうございます。」
ありがとうございます、と返す譜久村さん。
「譜久村さんは多分私たちが本当に計り知れないくらいメンバーにだったり、モーニング娘。にだったりに対して本当にたくさん動いてくださって色々頑張ってくださってたんだろうなって思って。だからこそこうして私たちが伸び伸び成長できる場面もいただいていますしこうして大きな会場でもライブをできてますし。本当に譜久村さんには感謝でいっぱいです。ありがとうございます。」
北川さんはリーダーとしての役職を担われていた譜久村さんへの感謝が大きいのでしょうね。おそらく、プライベートでどうこうというよりはお仕事の中での譜久村さんとの関わりの中で、たくさんのことを得てこられたんだろうなあ。
「小学生の頃から活動をされていて、本当にずっと駆け抜けてきたと思うんですけれども、まずはとにかくゆっくりゆっくり休んでこの先の譜久村さんの人生が幸せであれるようにと願っています。あっ、おめでとうございます。」
「ありがとう!」の譜久村さん。「はーとぉっ、いぇーい」と2人でハートを作って元の位置へ爆速で戻る。
「本日はありがとうございました。北川莉央でした。」
北川さんは何か一つ、モーニング娘。としての自分の覚悟を背負われたようにコンサートを見て感じておりました。
もっともっと北川さんにとっての上、それがどこへ向いているのかはまだ知り得ませんが、そこに向かって新たなモーニング娘。を向かわせることができるような、そんなお方にこれからなっていかれるんだろうな。
羽賀さん
「率直にこのツアーが終わっちゃうっていうのがすごく寂しいなっていうふうに感じていて、個人的にこれまでやってきたどのツアーよりも楽しいの割合が多かったツアーだったんですよ。だからそんな14人で最初で最後のツアーの最後にこんな素敵な景色を見ることができて嬉しいです。ありがとうございます。」
私が初めて参加できたツアーに対して、そのように言ってパフォーマンスしてくださるのはとても嬉しいことですね。
「そして譜久村さん。今日まで本当にお疲れさまでした。」
おどける譜久村さんが映ります。それを見て泣きそうになる羽賀さん。
「あの、なんか、譜久村さんがモーニングにすごい捧げて尽くしてくださってる姿をよく見てたからお疲れさまでしたって気持ちももちろん心の底からの気持ちなんですけれども、でもやっぱなんか寂しくて明日からどう生きていいのかわかんないですぅ〜。」
「げきおも〜」の譜久村さんに笑う周囲。それでも「どうやって生きていったらいいかわかんないですぅ。」と譜久村さんに言葉を重ねる羽賀さんの甘え方が、きっと9年前に戻ったような幼さで接しても譜久村さんは受け止められてきたのだとその包容力を見ました。
「私は譜久村さんの仕事に対する姿勢がすごく好きだったから、譜久村さんがこここうしてるっていってくださったことがあったら、じゃあ私も気をつけてみようって思ったりとかして活動してたんですよ。そんな1人の人間としてもメンバーとしても尊敬できる譜久村さんに出会えたのは私の人生の宝物です。本当にたくさんの愛をありがとうございました。」
1人の人間としてもと言わしめる譜久村さんの度量の深さ。羽賀さんがとても譜久村さんのことを慕われているのは知っていたつもりでしたが、さらに深い愛がそこにはありました。
「これからも心配し続けてほしいなって思います」
「わかった」
「なんか見にきてくださいいっぱい」
「いっぱい心配するね」
「ツアー全通してください」
「それはちょっと……」
「関係者のチケット取るんで」
そこは関係者席じゃないんだ、ここらへん(最前を指して)じゃなくて大丈夫?と言った生田さんの言葉を受けて。
「この辺にVIP席作ります。来てください。」
と半分冗談に聞こえないガチさで、会場もあたたかな笑いに包まれていました。
「本当に幸せになってください!ありがとうございました!羽賀朱音でした。」
私は現段階で楽曲には触れてきましたが、メンバーさんの間でのエピソードや関係性にはまだ疎く「なんで羽賀さんはこんなにも譜久村さんを好いていらっしゃるんだ?」と疑問に思っていたのですが、終演後のブログを読ませていただいてその一端を知ることができたように思います。
げきおも、な愛。いろいろな形で譜久村さんは愛されてきたのですね。
野中さん
「いやぁ、譜久村さん。横浜アリーナ公演の前日オフだったんですけど譜久村さんと普通にねメッセージのやり取りしてテレビ電話とかもしちゃって」
「あっはは!したね」と気持ちのいい笑いが出る譜久村さん。
「こうオフの日も連絡が取れてそんな日常を前日まで過ごしていたので、なんか今日卒業っていうのが本当に不思議なんですよね。」
後ろでうなずく小田さんが映って、きっと皆さん同じ気持ちなんだろうなと感じます。
「でもこれからもモーニング娘。頑張っていくので(腕をぶんぶんしながら)見守っててください!」
「もちろん!」と腕を合わせてグータッチ。
「そして私野中はパフォーマンスを磨くのはもちろんなんですけれども、モーニング娘。中でも私は楽屋とか室温の管理(会場笑い)」
まさかのここで方向転換。野中さんは笑いを狙って取りにいかれる方なのか!上手いなと思ってました。
「スタジオとか……」
に続けて生田さんが「やってくれてるよね、ステージ上もね」とエスプリの効いたジョークを挟まれているのを見て、「本当にスベリーズの一味か?」となっていました。面白いぞ。
「みんなが過ごしやすいようにタイムキーパーもやってるので。後5分でーす!とか後十分でーす!とかいってるので、そこらへんもお任せください!」
「いやぁ頼もしいよ。ありがとうございます。聖全然できないから。」
「がんばりますこれからも」
なんて、真面目に言われるものだからコレが冗談なのか、今後の真面目な方針について話しているのかわからなくなってきそうです。
「いつも見守ってくださると嬉しいです。本当にたくさんの愛をありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。ありがとうございます。
そして今日はtour finalということで。Neverending Shine Showツアー来てくださったみなさん。そして今、中継を見てくださってるみなさんとライブビューイング見てくださってる皆さんと、そしてこちらNeverending Shine Show Sanctuary にお越しのみなさん!ほんとにほんとにみなさんからもたくさんの愛をいただきました。ほんとにありがとうございました。幸せな素敵な時間になりました。これからもこの思い出を胸に前に進んでいきたいと思いますのでよろしくおねがいします。
thank you very much! 野中美希でした。」
最後はこうした配信での視聴者も置いていかないアフターサービスまで充実して、なんだか漫談を観覧した心地になりました。
石田さん
「あのーモーニング娘。が好きすぎてどうしていいかわかりませーん!」
会場を見渡しながら、今1番に考えている感情を伝えてくれる石田さん。
「ほんとにすごくこの横浜アリーナのステージに立ってて自信を持って私たちがモーニング娘。ですと。モーニング娘。'23ですと今日名乗れた気がして。でもこんなふうに自信を持たせていただけるのは応援してくださるみなさんのおかげです。今日はありがとうございます。」
石田さんの視線って人をしっかり捉えてるように見えて好きだなぁと感じるんですよね。
「でもそんな私たちもですね、ちょうど譜久村さんがリーダーになられた2015年の初めてのツアーのとき。本当にモーニング娘。にとって新体制になるよっていうタイミングのツアーの初日は大号泣して始まりましたね。」
見切れる小田さんが思い起こしている表情をなさってる。譜久村さんも同様に懐古されている様子が見え、これまでの方とは少し違って思い出話を始めるような気配に触れます。
「それがあのですね新体制になるっていうのですごく不安だったんですよ。モーニング娘。ですっていうのが。そんな私たちが今横浜アリーナで堂々とモーニング娘。ですと言えてることが本当に嬉しく思っていますし、その時代をリーダーとして率いてくださった譜久村さんには本当に感謝してます。ありがとうございます。」
石田さんのお声が揺れ、笑顔で見つめ合う2人。その視線だけで全てが伝わるような。そんな濃い時間をお2人は過ごされてきたのだなと思いを馳せるとじんわりと胸があたたかく満たされ、ちょっぴり痛いです。
「そんな譜久村さんがご卒業されてね、不安かなと思うかもしれないですけれども安心してくださいこの背中で私が」
「フゥーーッ強そう」と野次られる石田さん。
「率いていきますんで」
「あれなんかちょっと筋肉減った?」
「あれっ、ちょっと待って。もうちょっと寄せられるよ」
「隠して」と言いながら衣装の調節をされる生田さんのフォローが入りました。
「はいもう見納めですよ。譜久村さん!」
かっけぇ!双眼鏡で見る人今ですよとファンの方目線も忘れない生田さん(さすがBlu-rayまで意識したMCをされるお方だ)。
「だぁっ!ほんとにこの背中で引っ張って行きますんで大丈夫です!」
腕を合わせて「よろしくな」という譜久村さん。譜久村さんのためにも、強いモーニング娘。とご自身の姿を見せて安心してもらおうとしているように石田さんから感じられました。
「そしてですね譜久村さんのファンの方が譜久村さんに向ける温かい目線が本当に好きでした。なのでもしよかったらまたモーニング娘。のこと応援しにライブ来てください」
「なんでそこで泣くの?」
「ほんとですよねめっちゃ好きじゃん私」
「(会場指差して)こっちよりこっち?」
「ちがうちがう。すいませんすいません」
13年間モーニング娘。として活動された譜久村さんです。それだけのファンの方がいらっしゃいますもんね。もうそれだけの方に会えなくなる寂しさや、不安感の中でアイドルとして届けられる言葉を一心に伝えられる石田さんにぐっときました。
素直な表現だけど、そこには無数の優しさとお心遣いが感じられて、石田さんの紡がれる言葉が好きです。
私は歌やダンスと同じくらいその方がどんな言葉で何を伝えてくださるかに注目するので、今回のこと感想で石田さんのことがさらに好きになりました。
素敵だ。
「見守ってくださってありがとうございました!石田亜佑美でした。」
ラストスパート涙声の羽賀さんに切なさ抱き、次いで映る山﨑さんと譜久村さんがニコニコでぎゅーしてて幸せを感じます。
あぁ、終わりが近づいている。
すっごいFEVER!
「青春全てをかけてること」のところは小田さんもうるっときてたのか、いつもよりも息が詰まったように聞こえました。
櫻井さん、北川さんの歌われている後ろでアイコンタクト取られる山﨑さんと譜久村さんがニッコニコで、涙を見せないお2人にアイドルを感じます。
曲としてはぜんぜん泣くようなものではないのに、あのメッセージのあとでも気丈にアイドルであろうとするみなさんの心意気に、感動してしまい必死に涙を堪えています。
そこに「すごい」不意打ち横山さんにやられました。思わず笑ってしまった、ありがとう横山さん。
楽しそうな落ちサビ譜久村聖さんも、「今夜君は天使さ」を譜久村さんの元へ歌いにいく野中さんも。顔を近づけ合いながら14人で歌われる時間を愛おしむモーニング娘。さん。青春だなぁ。
わがまま 気のまま 愛のジョーク(23 Ver.)
「すっごい声出していくよ!」と会場に発破をかける譜久村さん。それに呼び起こされるように地鳴りのようなコールが響き渡っていきます。みなさんすごい。
『こんな人なんだよ』の小田さんのスカァンと通る歌声にはっとさせられ、『どんなこと企んでるか』で前を鋭い眼差しで見ながら頭トントン小田さんかっこいい、惚れた。
この小田さんになら生物としてのヒエラルキーで敗北して捕食されている。
いやぁ、アフリカのサバンナで生まれなくてよかった。きっとそこで小田さんと出会っていたら私の一生は儚かったでしょうね。
漂った思考を引き戻すと、先頭を歩く小田さん。そんなお姿もかっこいいと思ったら、ものすごい高さのジャンプしてる牧野さんがいてびっくりです。不意に現れる牧野さんの全力ダンスは力強さがありますよね。
最後の山﨑さんの『愛されたい!』は完璧だったな……震えた。
Go Girl ~恋のヴィクトリー~
ここにきて王道かわいいアイドルソングがきた!!
初めて聞く曲だったのでそれも楽しみつつ、ここでこの選曲になるのか、と思ってました。なにか譜久村さんに縁がおありの一曲なのだろうか。
涙ッチ
涙ッチ、アイコンタクト石田さんから小田さんに向けている……!それだけで嬉しくなってたのに、最後小田さんの方石田さん見ていたのに、小田さんスっていなくなるから、石田さん片思いしちゃったひとみたいになっちゃったじゃん!も〜そんなタイミングの悪さですれ違うところもらしいというかなんというか笑
私は小田さんと石田さんのユニゾンが好きと言っているのですが、それはちょっと特殊で。音だけ聞いたら小田さんは譜久村さんとか羽賀さんとかの方が混ざりが良くて聴きやすいんですね。ですがそれでもなぜ石田さんかというと、シンフォギアなんですよ。結局は個であることを理解しつつ、共闘している感じがグループアイドルの醍醐味を見ているようで好きなんです。これからも仲良くバチバチしてほしいな。
譜久村さんと肩組む横山さん笑顔が素敵で胸が満たされます。先輩に甘えている横山さん、もっと見たいぞ。
『Wow』の小田さんは、自分の使命を歌で果たす気概が見えました。なのに歌音は悲しさを満たしてて、それを零さないように飲み込んでるんです。強くあろうと立つ彼女の姿に美しさを覚えます。
はーとを作る譜久村さんと生田さん、小田さんの肩に手を置きにいく石田さん、ここでもまだ全力の牧野さん。
この瞬間を楽しむ気持ちがみなさんから伝わってきます。
「みんなでー?」の石田さんの声で観客のみなさんの大合唱。この数で歌われる様子にただただすごいしか出てきません。しかも映像ではやはりコールにズレが生じてしまっているのに、この時は音に合わせにいってますよね?やはりモーニング娘。さんの楽曲でみなさんのリズム感も鍛えられているのでしょうか。アイドルとファン、一体になって作られる曲でした。
アンコール
譜久村さんのシルエットから姿に色がつくとそれが驚きに変わります。昨夜のようにプリンセスのような姿なのかと思いきや、モノトーンにまとめられたシックな装い。華美な装飾もなく、まるで次のシングルの衣装ですと言われても信じてしまうほどです。そして静かに落ちるように音が流れ出しました。
Neverending Shine(モーニング娘。’23 feat.譜久村聖)
イントロ、後ろのみなさんが照明で浮かび上がれば、譜久村さんは最後まで大好きなモーニング娘。でいたいんだなと胸が躍りました。アンコール衣装はメンバーさんとお揃いなんですね。
1人センターステージに立つ譜久村さん。その距離でも視線と歌で会話してる。
『愛もある』で指切りされる石田さん。どんな約束を胸にそうされたのだろうか。おそらく、お2人の間だけでのモーニング娘。についてたくさんの約束を交わされてきたと思うんです。ちゃんと繋げていきますから、そんな指切りだったのかな。
石田さん、小田さんの間に飛び込む譜久村さん。お2人のことを本当に信頼して愛した目をしていて、小田さんがあんなふうな甘え方をできるのも譜久村さんだからで。小田さんの肩をトントンしながらお声が揺れる譜久村さんを思いやるように覗き見上げる石田さん。こうしてみると石田さんも小田さんも小さく見えます。どんな時でもモーニング娘。であるプライドをパフォーマンスで牽引されてきた姿が強く見えたから、その身体の線の細さや小柄な体躯であるように感じさせませんでした。それでも譜久村さんからしたら幼い頃からの共に歩んだ後輩ですもんね。こうやって甘えられる存在がまた1人失われていくんだな。
次にメンバーみなさんと触れてゆく際には小田さんスッと早く離れて生田さんに代わられます。すぐそばにやってきた生田さんはすでに涙されていて、そんな生田さんを笑う譜久村さんから涙が引いて。
ずっとこの輝く時間が終わらなければいいのになと願ってしまうのです。
One・Two・Three(23 Ver.)
いつもよりも強く歌の中のキャラを小田さんが作られていました。前の曲での涙を引きずらないように、そういう切り替え方をなさるのですね。曲の人物を強くイメージすることで自分とは切り離したものにするところがプロだよなと、小田さんのことを好きになった理由が思い出されました。フェイクはいろんな感情を振り払うように突き抜けたお声だったな。
1.2.3を指でかたどる北川さん、素敵ですよね。これはカメラで抜かれるのもわかる。魅せてくれました。
MC④【生田】
「みなさまからのあたたかいみずきコール本当にありがとうございます。」
メンバーみなさんで「ありがとうございます」と続けます。
「さあ、私の感想がないと思いましたでしょうか。まあね、みなさん今日はライブ楽しんでますかー!悔い、ないですかーー?」
会場を煽り、声を響かせます。
「ここで会場のみなさんと、ライブビューイングCSテレ朝チャンネル1、そしてBlu-rayをご覧のみなさんも(額に手をかざし探すようにして)盛り上がってますかー!」
この中に含まれる私も呼ばれたはずですが、あんな元気に返せないくらいもう心の消耗が激しいんです。ゆっくりと首を縦に動かすのがようやくでした。
「なんか、こんだけの人がおるけんモーニング娘。ってこういう大きい会場でできてそれが当たり前じゃないって昨日を通して感じたわけえりは。安倍さんの話を聞いたりとか、そうやって後輩が17期までおってここまで繋げられてる歴史だと思うのでこれからも繋げていけるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします。」
地元の方言だったり、事務所の人から禁止された(らしい)一人称「えり」になっていて、それだけ素の自分からの言葉が出ていらっしゃるのかな。
「そしてみずき卒業おめでとー!!」
「ありがとー!」と元気に返す譜久村さん。
「Neverending Shineで泣いちゃったけど。そうですね9期では……」
言いかけて、頬に手を当て涙を堪える生田さん。そんな横でひっひっふーって言ってる譜久村さんが映ります。感動的なシーンになるはずが小田さんの「譜久村さん横でひっひっふー言うのやめてください」のツッコミと、石田さんの「面白すぎてます」に笑いが起こります。
「なんか9期は加入したとき本当大変で辛いこととかたくさんあったんですけど、9期4人でケーキ作りとかしてたみたいな感じで怒られたりとかして」
またしても会場から笑いが。そんなエピソードもあったんですね、幼さゆえなのかな?かわいいなぁ。
「大変だったんですけど、でもその時の春ツアーは思い出に残ってて。だからこそその経験があったし、こうやって強い後輩が入ってきたから、5作連続1位とかえりたちで取れた物、道重さんがリーダーで取れたものだし、道重さんが横浜アリーナに連れてきもらって後輩たちがもっと大きいステージで立ってる姿が見たいっていってご卒業されて。それをみずきが叶えてるのを見てえりはすごく尊敬するなって思ったし、でもこれからはえりが10代目リーダーになるのでこれからもモーニング娘。を応援したいだとか新しくモーニング娘。を知っていただけた方にもっともっと大きいステージ見せられるようにがんばります。っていうのを伝えたいなって気持ちです。」
大きな所信表明に会場も沸き立ちます。
「えりはあんまり愛情表現とか得意じゃないからみんなと盛り上がれたりとかできないこととかあったりするけどみずきが無理やり入れてくれて、仲間に。(2人で笑う)そういうところも周りが見えてるからこそできることであって、普通の人はできないと思うし。こうやって恵まれた同期に出会えたなって思います。なのでみなさんもみずきに出会えたことを感謝して『ありがとう』といいましょう。せーの!」
「ありがとーーーー!!!!!!」と伝えられた譜久村さんには満面の笑みが浮かんでいました。
「えりはそのありがとうの気持ちをさらに繋げていけるようにがんばります。これからもお願いします!
さあ、こんな泣いてますが泣いてられません!みなさん最後はこの曲で盛り上がっていきましょうー!!」
最後の曲紹介へ。そうか、これで最後なのか……。
まじですかスカ!
『あなたを知りたーい!』のあとに牧野さんと横山さんアイコンタクトとってかわいいなぁ。と思った直後、石田さんと小田さんもしてるのを私は見逃さなかったぞ!!
『上手にかわし』の山﨑さんの歌声ノっててすきだ!となりました。
『おしゃべりなのは嫌でスカ』の山﨑さん、生田さんにくっついて嬉しそうなのいいなぁ。
センターステージで最後までファンの皆さんと楽しんで遅れをとった石田さんの全力ダッシュが愛おしいですね。
そしてメインステージに戻ってきて一列に並ばれたとき、弓桁さんの足上がりすぎてびっくりしました。オープニングのメンバー紹介ダンスでもすごい脚上げてましたもんね。バレエ習われていたのかな?
ダブルアンコール【手紙朗読】
真っ白な純白のドレスに裾が恋ピンクに色づいて。まるでウェディングドレスのようでした。
オタク構文でよく「これは結婚した」といいますが、純粋な気持ちからその姿に「譜久村さんはモーニング娘。とご結婚されたんだ」と感じます。綺麗だ……。
ご自分の卒業の手紙ですが、今のモーニング娘。の自己紹介をしているように感じます。
後輩たちにモーニング娘。を託すことが夢と語られましたが、なんだか譜久村さんのファンであられたみなさんにもモーニング娘。を託されているようで。「私の自慢の後輩たちをよろしくね」と魅力を一生懸命伝えられているように聞こえました。
櫻井さんには16期って呼んだのに、11期の小田さんは「小田」なんですね笑
そこにも愛があって、重ねた時間と信頼が見えてもう前が見えません。
生田さんへのときに声が詰まる譜久村さん。今日1日を通してはじめの宣言通りに、普段となんら変わりないモーニング娘。を届けられようとされていた譜久村さんでした。モーニング娘。に涙ばかりじゃ似合わないよ、大丈夫。と。強くあろうとするリーダーの姿を最後にご自身のあり方をもって示されているようで。本当に譜久村さんは理想のモーニング娘。を体現されたのだなと心から感じ取りました。
I WISH/譜久村
お話しされるような歌われ方だ。
歌詞の「ありがとう」はファンみなさんへ向けたように聞こえました。
センターステージに向かう際、先頭を歩く石田さんと小田さんの頼もしいお姿。その後ろで譜久村さんのドレスの裾を持つ17期さんが、涙顔の弓桁さんとにこにこの井上さんで対照的な個性が出ていましたね。
『晴れの日もあるから』で羽賀さんと譜久村さんのユニゾンでぴったりくっついて歌われて、そのあと『そのうち雨も降る』と離れて譜久村さんに届けるように「私なら大丈夫です」というように歌われる小田さん。強がってないかなとか心配になる気持ちと、ちゃんと成長した自分を見せて譜久村さんが不安にならないようにされてるんだなと小田さんの信念を受け止めていました。
サビに入って、牧野さんの泣き顔が映されたときに驚きました。そうか、想像つかなかったけどこんな涙のされ方をするんだな。同期の野中さんと一緒に歌われていたのがこうやって支え合ってこの日々を乗り越えてきたんだなと感じます。
そして山﨑さんまで……!もっと想像がつかないその感情の表し方だったので、思わずもらい泣きしてしまいました。ほんとに、もうダメ…………これは泣いてしまう。それでも笑って歌おうとする山﨑さんのアイドルとしての矜持も表れていて、やっぱりそんな姿が美しいなって思うんです。
最後の小田さん、歌詞の想いとモーニング娘。の歌姫を守るために、あんなに泣いてても音楽をやめないところが好きです。
そしてこのときこの曲と初めて出会った私ですが、この「良い」と感じる気持ちはずっと色褪せることはないでしょう。たぶんここから10年後でも「いい曲だな」って思われる、そんな曲がモーニング娘。さんにはいっぱいあるんだなと思いました。
LOVEマシーンと
恋愛レボリューション21と
ザ☆ピ〜ス!くらいしか知らなかったあの頃の私に教えてあげたいや。
みかん
「こえだせー!!」に全力の会場。ほんとのほんとにこれが最後。全てを出し切るように会場の高まりが最高潮を迎えます。
もうこの頃には私ひとのこ、人間の形を保つだけで精一杯だったのですが『何度か愛につまづき』の指おる小田さんで心のライフを回復しました。
『福来たる』で自分を指差す譜久村さんも、生田さんをよしよしして寄り添う譜久村さんも。このパフォーマンスがモーニング娘。としての譜久村の最後の姿なんですよね。
まだ終わってほしくないな。
ずっとこの輝きが続けばいいのに。
そう思う気持ちは止められません。
ですがきっとモーニング娘。の輝きは、磨きを増したメンバーさんたちによってどんな時代でも、どんな形になっても保たれていくのだと思います。
この『みかん』というタイトル、おそらく『未完』とかかっているんですよね?
Neverending Shine Show
ラストを飾るにふさわしい曲でした。
トリプルアンコール【場内一周】
幸せそうでした。
北川さんと櫻井さんがドレスを持たれ、その後ろを井上さん、弓桁さんが付き従います。
ゆっくりとした足取りでファンの方に目を向けながら場内を一周した譜久村さん。
最後にマイクを通さない肉声でこう言われました。
感謝ではじまり、感謝で終わる。
そしてファンの方に愛ある約束を残してステージから消えていく譜久村さん。
ここには確かに愛しかありませんでした。
感想
まずは譜久村さんへ。
これまでありがとうございました。
そしてモーニング娘。のみなさんへ。
これからもよろしくお願いします。
ファン歴46日。2ヶ月経っていない私ひとのこが、このタイミングで14人のモーニング娘。さんと出会い、好きになって、ライブまで足を運び、最年長リーダーの卒業を見られたことは奇跡だなと思います。
アイドルとして生きるみなさんの姿に力をもらい、こんなにも涙するパフォーマンスを届けられることは並大抵の努力では叶いません。
本当に出会ってくださってありがとう。
続ける繋げる頑張りをやめないでくれてありがとう。
人の心に強く影響を受けてしまう私なので、卒業コンサートを最後まで見届けられるのか。そんな懸念もありましたが、ちゃんと残されようとしたものを見なければの一心で画面に齧りつきました。案の定全て身終えたあとは顔は涙で濡れ、頭は回らずぼーっとし、抜け殻のようになりました。
それでも見たことに後悔はありません。
愛に溢れた素敵な時間をお見せいただきました。
初めて出会う曲もあり、知らなかったエピソードも出てきて。私が今知っているモーニング娘。さんはほんの僅かなのだなと改めて痛感します。
そこで想うのが譜久村さんのファンの方です。
きっとこれまで人生の一部になっていたであろう、アイドル譜久村聖と過ごす時間。
初めて譜久村さんのことを知ったのはいつだったのでしょうか?
その時の衝撃は、自分の心の動きは、感じた愛は。
きっとまだ大切にお持ちなのでしょうね。
もしかするとそれは10年以上前のことなのかもしれませんし、心身共に大人になっていく譜久村さんの成長を見守られてきた月日は、その時の思い出と共に記憶されていることと思います。
コンサートで聞いた透き通る歌声
ライブで声を出した熱い記憶
個別で呼んでくれた自分の名前
企画で当選したサイン
辛いときに支えてくれた言葉
自分の人生の大事なシーンの中にあった譜久村さんの存在が、今日で一つの区切りを迎える。
そんな心境は今の私の立場で計り知れるものではありませんが、それでもここまで譜久村聖さんというアイドルを応援してくださったみなさんの存在があって、今日また新たにモーニング娘。に出会う人が現れるのです。
どの立場からなんだとツッコミたくなりそうですが言わせてください。
本当にありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。
こんな新参の私から見ても、メンバーさんを愛し、ファンの方を愛し、人を愛そうとされる方なんだと胸いっぱいに伝わります。
これまで譜久村さんと、モーニング娘。さんを支えてくださり、ありがとうございました。
そんな譜久村さんが作られたこのモーニング娘。はとても可愛く美しく私の目に映っています。
これからもそんな素敵なグループが繋がり、残っていけるよう、お互い見守り継いでいくことができればいいですね。
横浜アリーナでパフォーマンスするモーニング娘。さんは最高に輝いていました。
まとめ
1つの時代が終わり、また新たなモーニング娘。の物語がリーダー生田衣梨奈さんの元、始まろうとしています。
サブリーダーの石田さん、そして小田さんもこの日の感動を超える時代を創ってくださると信じています。
変化のときが訪れているモーニング娘。さん。
あと一月も経てば'23は'24へと変わり、新たな音楽も生まれることでしょう。
その数瞬を逃さぬよう、これからも見守っていきたいと思います。
ここまで長い拙文にお付き合いくださり、
ありがとうございます。
愛だけは込めました。
やっぱりモーニング娘。ってサイコー!!