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最近「死」が増えている理由

執筆日:12月1日


実は僕、アニメとかマンガ好きなんっすよ。


少し前までアニメをネタにnoteを書いていて、マガジンにもまとめてあるので確認してみてね。



僕のアニメ歴はパンデミックが起きてから。


緊急事態宣言で学校が休みになってた時、暇だからって見始めた『銀魂』がきっかけで他の作品も見始めた。


バトル系、ラブコメ系、日常系といろんなの見てきた。


といっても王道ばかりなんだけどね。おすすめあったら教えてね。


それで気づいたことがある。


最近、すぐ死ぬよね。


ちょっと遅いかもしれないけど、ここから先は「ネタバレ注意」ね。


見始めた『銀魂』ってアニメは、僕が小学生の頃からやっていた古めの作品。


僕が言う最近ってのは、僕がアニメを見出した、ここ2,3年の話。


具体的に作品名を出すと、


  • 『鬼滅の刃』

  • 『呪術廻戦』

  • 『チェンソーマン』


この辺りが僕の言う「最近のアニメ」。


主要キャラでもすぐ死んでしまう。


『銀魂』でも亡くなる人は亡くなるのよ。


でも割とみんなしぶとく生き残って、完結した。


対して最近のアニメはどう?


まず、『鬼滅』と『呪術』は、主人公の師匠的立場の人が亡くなってる。


そして『チェンソーマン』でも昨日、主要キャラが消えた。


「推しを作ってはいけない」


そんな言葉がコメント欄であるほど、最近のアニメはすぐに死ぬ。


短いスパンでストーリーを進めることは、最近のコンテンツではよくあること。


TikTokやYouTubeショートがまさにそれ。


Twitterが140字しか打てないのも、消費時間を短く、量を多くすることで人を釘付けにしている。


だけどそれはSNSの話。


アニメやマンガってのは作品である。


そこでも、登場人物の短命化(短いコンテンツ)が起きているというのは何かしらの理由があるのだろう。


その一つとして「使命を全うする美しさ」があると思う。


この言葉も炎柱から取っている。


彼の去り際はほんとに美しい。


『呪術廻戦』でも『チェンソーマン』でも、死んだキャラというのは生き残ってるキャラに使命の繋ぎを与えている。


「人としてこの世に生を受けたなら、誰かに影響を与えて死んでいきたい」


そんな思いが日本人にはあると思う。


武士道っぽい話。


でも、そうやって命を懸けることを教育されているわけでも無いし、命を懸ける程落ちぶれている国でも無い。


「のほほんと暮らしていける」と言うと、落ちぶれてるのかもしれないけど、適当でも生きていける。


だけど生きているだけじゃ、人は満足できないんだよね。


「誰かと関わりたい。誰かに必要とされて『生きてていい』って自信が欲しい」

『呪術廻戦0』乙骨憂太


マズローの5段階欲求でいう、社会的欲求、承認欲求のあたり。


これが欲しいと思ってるんだよね。


だけど自分では行動を起せない。


だからキャラに代行してもらって、そのキャラが使命を全うする姿に心を打たれる。


「行動を起せない」というか、行動を起こすような「合理的理由」が無いんだろうね。


そんなのが無くても生きていけるから。


それでも思うのが、生きてて楽しいか?ってこと。


生きることはできる。


けど楽しいか?


人の生み出したものに感動して、その感動の訳も分からず、他の感動を探して生きる。


消費する人生。


何も生み出さない。何も成し遂げない。


ただ主人公とすれ違うだけの、名前も出てこないモブの人生。


最近のアニメが「死」を持って表現している意味を、心は理解している。


だから感動する人が大勢いて、作品はヒットし、続編が作られる。


ただこの感情を論理的に理解している人は少ない。


だからこそチャンスじゃないの?


これを読んでる人なんて、国民の1%以下。


そして僕が言いたいことを分かってくれたのはあなただけ。


あなただけに与えられたチャンスなんだ。


このチャンスを活かし、歴史に名を刻む人を「表現者」と呼ぶ。


こんな大きなことじゃなくていいよ。


誰か一人の「表現者」となれれば、それでいい。


与えられた人は必ず繋ぐから。


これが最近のアニメはすぐに人が死ぬ理由。


ということで終わり!読んでくれてありがとう。スキやコメントよろしくね。


じゃあ、また。


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