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モルディブ・リゾートの制服は、エコなテイラーメイド


こんにちは!

今回は、モルディブ・リゾートホテル従業員の制服のお話です。

日本で「ホテルの制服」ってイメージすると、
既成の制服を貸与されるって
感じじゃないですか?

私は、ホテルに限らず、
会社の制服ってそんなイメージでした。

ですが、
大学生時代に参加した
モルディブ・リゾートでの
インターンシップ先では、
そうじゃなかったんです!

当時、
それに結構驚いたので、
制服エピソードをお話します。

では、お楽しみください!

「テイラー」とはなんぞや?

大学を休学して、
インターンシップ生として
モルディブのリゾート島へやってきた私。

初めてのモルディブリゾートで、
右も左も何も分からない状態。

リゾート島にやってきて初日の夜、
オーストリア人のルームメイトと
夕食をとっていると、

「明日は、制服の採寸があるってよ!」

と教えてくれました。

(↓ ルームメイト以外にも、外国人従業員の多いモルディブリゾート。)

リゾート島に到着した時、
同僚らしき人たちが
民族衣装っぽい制服を着てたので、
あんなのを着れると思うと
ちょっと楽しみです☺️

翌朝、人事部へ行き
制服の採寸へと案内してもらいました。

「ここが、テイラーだよ」

と、8畳ほどの
様々な布生地に溢れた
かなり雑多な部屋へ連れて来られました。

「テイラー???」

まだまだ
英語が流暢ではない私は、

「テイラー」と聞いても、
何のこっちゃ分かりません。

とりあえず、
この布に溢れた部屋で
採寸してもらうようです。

リユースするエコな制服

私が脳内で
「テイラーって何やろ?」
考えている間に、

インド人のスタッフが
採寸を始めてくれました。

慣れた手つきで
素早く採寸していき、

テーブルの上に
無造作に置かれたノートへ、
これまた、
かなり雑に採寸のメモをする。(笑)

そして、
採寸メモを終えたスタッフが

「この制服を、
君のサイズに手直するから」

と見せてくれたのは、


グレーの
立ち襟ブラウスと、

渋めオレンジの
ロングの巻きスカート


昨日、見た通りの
民族衣装チックな制服でした^^

どうやら、
ここで手作りした制服を、
手直しして使わせてもらうです。

(どおりで
部屋が布だからけ!)

既製品じゃない制服を着るとは、
予想外だったので、
何だか嬉しくなりました。

しかも、
手直しして着続けるとか
エコな制服だな〜と
何だかしみじみ感じちゃいました。

この制服、着こなせるのか?


しかし、
素朴な疑問が湧きました。

「この巻きスカート、
どうやって履くんだろう?」

ただ幅の広い
円柱状になっている布。

ベルトのような
止めるものもないし、
どうやって固定するんだ?

民族衣装っぽいということで、
着るのも独特の方法がありそうです。

そもそも、
初めての海外での仕事
ってだけで不安なのに、
制服1つ着るのも不安になるとは。

高級リゾート、
英語メイン、
多国籍な同僚、
民族衣装な制服、

は〜不安要素ばっかり浮かびますが、
遂に明日からインターンが始まります。

編集後記

海外でそのお国らしい制服を着れたのは、
素直に楽しい思い出の1つです!

その後勤務したリゾートの制服は
民族衣装ぽくなかったので、
初めての島であの制服を着れたのは
本当に思い出深いですね〜

まず、「テイラー」って言葉。
後々、
「テイラーメイドのテーラーか!」
と自分で気づきましたが、
すぐ気づかない自分に笑えました。笑

そして、
民族衣装な制服の巻きスカート。

東南アジアでもよく見られる、
「サロン」という巻きスカート。

本当に布だけを巻いて履くので、
しっかり固定して履かないと
すぐばらっと解けて落ちちゃいます。

不器用な私は、
かなりの練習を要する制服でした。笑

最後に、
実はモルディブでは
「テイラーメイド」の洋服が一般的なんです!

私も今回のエピソードから
数年後に知ることになりますが、
モルディブ人は既製品を
あまり着ない方が大勢います。
(主に年配女性たち。田舎だと若い子も。)

実際、
私の義母、義姉、義姪は
あんまり既製品の洋服を持っていないです。

だから、ローカル島には、
そこらじゅうにテイラーがありますよ!

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