
太平洋フェリーに乗船してきた話(5)旅のまとめと新たな夢
※この記事は「太平洋フェリーに乗船してきた話」の最終話です。まだ前の話を読んでいない方は先に読むと話が理解できると思います。
フェリーのまとめ
良かった点
大浴場・ラウンジショー・デッキなどがあり乗船中は飽きなかった
マイサンダルを持っていったことでスリッパに困ることがなかった
仙台港で一時上陸が設けられていたので仙台港周辺も散策できた
微妙に思った点
レストランのビュッフェが料金のわりに種類が少なくて残念。船の上だからできることは少ないのか?
上記の理由から片道フルパック(食事と乗船料がセットになったプラン)は慎重に検討した方が良かったかもしれない
大浴場の浴室では船内放送が聞き取れなかった
フェリー内に持参して重宝したもの・必需品
自前のサンダル(クロックスもどき):船内サンダルは皆共通のデザインなので大浴場などで自分のものがわからなくなると思う。今回自分のサンダルを持参したことでそれを回避したのはとても良かった。あと単純に部屋で楽
シャンプーとリンス:これはマジで必須レベルだと思った。大浴場にあるのはリンスインシャンプーなので、いろいろ気にする人は持っていくべき。トラベル用で余ったぐらいなので普段愛用しているものを詰め替えて持っていくのがいいかも
ボディータオル:これはシャンプーとリンス以上に必須! 部屋には備え付けのボディータオルがないので大浴場に行きたい人は絶対に持参したい
酔い止め薬:この中では最も重宝した。今回乗船した日は沖縄に台風が接近していた影響で波が高く、船が揺れた。そうでない場合も飲んでおくとすごく楽
現金:私はもともと現金派なのであまり関係ないが、船内ではQRコード決済や交通系カード、クレジットカードで支払いをしたくてもできない。電波が良くなく、カード会社から要請があったそうだ。レストラン含め船内でお金は必要にならない方が稀なので、現金派でもいつもより多めに持っておくといいかも
調節できる服:苫小牧港は涼しく、仙台港と名古屋港と気温差があった。特に季節の変わり目に乗船する場合は調節できる服がいい。私は半袖+上着で調節したが、これは個人差があると思うので天気予報を調べておくのが非常におすすめ
水分:船内の自動販売機でも水は買えるけど割高なのであらかじめ用意していくといい
ポシェット:貴重品などを持ち歩くときにめちゃくちゃ重宝した。船内でも貴重品の盗難・紛失に注意するよう呼びかけられていたので一つあると本当に便利
逆にこれはいらなかったかも
お菓子:船内では動かないのであまり持っていく必要はないと思った
本などの暇つぶしグッズ:船内探検していると意外と時間が経つのと、そこまで暇にならなかったのであまりたくさんあってもお荷物だと思った
その他
予約時に見たら苫小牧港行きより名古屋港行きの方が空席があった
今回は特等だったが1等洋室(インサイド)は比較的早めにとった方が安全かも。私が見た時(約1週間前)に見た時点で「残りわずか」となっていた。どちらかというと閑散期だったため繫忙期などは未知数
荷物は極力少ない方が乗船時にエレベーターで並ぶ必要がないため早く部屋へ行ける
インターネット予約の場合は事前に乗船者名簿を登録しておくと手続きがスムーズ!
余裕があれば苫小牧港には早めに着いておくと良いかも。大洗行きの人たちと待合室の椅子が取り合いになるので
酔い止めは乗船1時間前に飲んでおくと丁度良い。これは薬のタイプによるので必ず薬の取扱説明書を読んで使おう!
乗船後は船内放送に注意しよう。出港前には船長さんから海象について、航行中は船内サービスの時間が案内される
陽が沈んでから明るくなるまでは絶対に部屋のカーテンを開けない! 部屋の光で航海の妨げになると注意喚起があった
いつか船からの日の出をリベンジしたい!
フェリー以外のまとめ
楽しかった点・良かった点
羽田空港のスタッフさんが保安検査までついてきてくれて、わからないことをどんなに些細なことでも教えてくれた
札幌市場の海鮮丼おいしかった!
快速エアポートのUシート(指定席)があるのにびっくり!
名古屋のあんかけスパおいしかった!
スパゲッティハウスヨコイの伝票入れがスパイス缶だった! 面白い!
名古屋駅でテレビのインタビューを受けるとは予想外!
やっぱり我が家が一番落ち着くことに気づけた
悔しい点
飛行機をジャンボ機にすればもっと怖くなかったかも。でも正直飛行機には二度と乗りたくない
名古屋で全く観光できず……
4泊5日はさすがに体力がきつかった
インタビューがどんな風に使われたか見たかった!
最後に
自分探しと見つけた答え
5回にわたり旅行のレポートを書いてきました。思い出しながら書いたのでところどころ抜けがあるかもしれませんが、お楽しみいただけたでしょうか?
私自身、今回の旅は初挑戦なことが多く、不安と戸惑いも多かったです。しかし、それを助けてくれた人たち、空港カウンターのスタッフさんやフェリーの乗組員さん、そして私を旅に送り出してくれた両親、支えてくれた人たちみんなに感謝したいです。
そして今回、フェイスブックであえて「自分探しの旅」としてリアルタイムで発信していました。
最終日の朝の投稿にこんなコメントがつきました。
『何か見つかったかな?』
私はそのコメントに考えさせられました。
『自分探し』なんて偉そうなことを言って、実際に何か見つけられたのだろうか。
札幌・苫小牧・仙台・名古屋とめぐって、何か見つけられたのだろうか……。
でも、答えはあっさり出ました。
私は見つけました。壮大な『自分探し』の果てに……
私の居場所はやっぱり埼玉県であり飯能市なんだと
私の『好き』は揺るがないと
『散々出かけてなんで地元・飯能市が良いって結論になるんだよ』と思う方もいるでしょう。
でも、地元の良さって結局中にいるだけじゃわからなかったことです。
嫌いな面や改善してほしい面も山のようにあります。でも、それだって内に引っ込んでいるだけじゃわからないことです。
そして、私の『好き』なことは決して揺るがない、これもやっと確信することができました。
その土地の名所などに行く『観光』が私の旅の目的じゃない、私は『乗る』ことが好きなんだと改めて理解しました。
これも結局理論だけで考えていたら何も見出せなかったことでしょう。
誰が何と言おうと私の『好き』は揺るがない。『好き』だから楽しめる!
どちらもほんの些細なことかもしれませんが、この旅で出した答えはこれから生きていくうえで一番大切なことだと思います。
これは新たな夢の始まり
今回、決して良いことばかりではありませんでした。
反省点もいろいろあります。
でも、これは決して無駄にならないでしょう。
人生はまだまだ長いので、これから先また旅に出ることでしょう。その時に生かしていけば良い話です。
決して好奇心を忘れることなく、そしてまたいつか旅に出られるように、どんなに苦しくても頑張っていきます。
私はいつか、日本全国を旅して、まだまだ知らない日本を知りたいです。
そしていずれは世界を旅して、日本と世界の違いを知りたいです。
夢が叶う日がくるのか、私に叶えられるのかなんてやってみなければわかりません。
新たな夢に向かって、再び日常を歩んでいきます。
今回見つけた『自分の答え』を無駄にしないためにも
(太平洋フェリーに乗船してきた話・おわり)