妊娠反応からしばらく後、絶賛つわり中に描いた1枚の絵
多分、妊娠反応から1ヶ月くらい経つくらいの頃。
いつもは私が寝たあと帰ってくる夫がその時はたまたまリビングにいて、私の机に背を向ける形で配置してある、自分の机に向かっていました。
私は寝室で横になっていて、気持ち悪くて何か食べようとフラフラと部屋から出たときのことです。
夫は私が起きてきたのには気づいたものの、私は食べられるものを探のに忙しいので、お互いに自分のことをしていました。
夫は机に向かう。
私は夫の背中を見ながら夜食を食べる。
そこでふと、紙とペンを取り出して、これを描いたんですね。
以前、友人と旅行に行った先での面白かった出来事を漫画に描いて、友人からも好評を得た事があり、たまに絵日記でも描いたら面白いかな、と思ったりしていた頃でした。
(絵は見ての通り上手くはないのですが😇)
本当に絵の通り、常に気持ち悪くて前かがみ、目に光はなく、いつも眠くてフラフラ、ゾンビのように過ごす毎日。
そんな自分の姿を客観的に描いてみたら、自分の絵のテイストのせいもあってか笑いがこみ上げてきて、描きながら声を出して笑いだしていました。
疲れていたのでしょう。
ケラケラと笑い出して浮かべた涙は、次の瞬間からポロポロとこぼれ落ちて、気がつけば泣いていました。
夫は驚いたでしょうね、
突然背後から笑い声がしたかと思ったら妻が変な絵を描いていて、次の瞬間泣き出すんですから、、
実は、血液検査で妊娠してるかどうかがわかる、という日の起きたときから、始まっていたこの生活。
午後に妊娠反応が出てもなお、それがつわりの始まりだとは思ってなかったのですが、
翌日、いつもどおりの食事と生活をしてベッドに入ると急に気持ち悪くなり、トイレに駆け込むと、まさかの嘔吐。
かなり盛大だったので、喉をやられて数日声が出づらくなり、、
そこからなんとなく常に気持ち悪い、という状態になり、食べないと気持ち悪い、でも日々食べられるものがわからない、という「食べづわり」が始まりました。
(イヤこんな最初からこんなしんどいって聞いてませんけど…)
と、毎日思ってましたね、、
無理が効かないので仕事もセーブして、
仕事がない時は横になってばかりの生活。
赤ちゃんが元気に育っているということ、
しっかり休むのは、そのために必要なこと、
そうわかっていても、急に生活や体調が一変してしまったことに、ストレスも感じていたのでしょう。
まだ安定期にも入っていないから、周りに大っぴらには言えない、愚痴れる友人も経験者も、近くにいない。
でも辛い。体調が常に悪いのも、思うように働けないのも、今までできたことができないのも、日々ジワジワと苦しさが増してくる。
夫は気遣ってくれているけど、どれほど辛いかはきっとわかっていない。
誰かに言ってもどうにかなるものでもないけれど、誰かにこの気持ちをわかってもらいたい。
そんなぐちゃぐちゃな色々を、ギリギリのところで吐き出そうとした結果かもしれません。
日常を描いた変な絵、まずそれを笑う、という段階を踏むことで、奥に押し込めた感情を引っ張り出せたのかなと。
正直、まぁまぁ限界でした。
ギリギリ、吐き出せてよかった。