創作BLの小説の表紙絵、工程など
こんばんは。
アルファポリスにて連載中のBL小説、「オランジュの恋」の表紙絵について、今日は書いてみようかなと思います。
小説も表紙絵も自作です。
ちょっと小説の内容にも触れています。たくさんの人に読んでほしい…!
小説の内容は、十五歳の瑞々しい初恋学園物です。
〇あらすじ〇
初対面のはずなのに感動の再会じみた出会い、何事もなかったかのような日々にハプニング。戸惑いつつも、二人の距離は近づいていく――。
「アヲイには関わるな」と言われて育ったケイトは、彼らに良い印象はなかった。しかしその相手こそルームメイトなのだった。
思い出した記憶によると、彼はケイトにできた初めての友だちだ。それが思わぬことに、相手にとっては初恋だったらしい。――それはもう過去のこと。
「俺たちはきっと親しくなれると思う」
そんな彼の言葉で、新たにもう一度、二人の交流は始まった。
二人の家が不仲なことは周知の事実。友だちになった二人に、人前での会話はない。
密やかに育まれる友情は、やがて形を変えていく。
クラブ活動に恋模様。
対峙する過去、今、未来。
特殊な能力を使えたりと、ちょっとファンタジックな世界観。
主人公の過去、周囲の人々の恋や取り巻く環境など、様々な要素があります。たまにシリアス。
貴族が多い学問所での瑞々しい恋と青春の物語。
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ということで、メインの二人の絵を描こうと決めました。
何個かラフを描いてみて、選んだのがこちら。
主人公たちがどんな雰囲気なのか伝えるのが一番かなと思って決めた一枚です。なので、顔で勝負しようと 笑。
学園物ということで、学生と分かるように描きたいとは思っていました。
それから、青春といえば青。
ルームメイトとの恋なので、寮部屋にいる感じのラフも描きましたが、最終的にキャラと青空で青春押し押し。雰囲気重視でいこうと決めました。
顔などをちゃんと描いて色を塗り、雰囲気を詰めていった感じです。
オレンジ色の花は、物語に出てくるお花。イメージで描いたものです。作中では、押し花として主人公の手元にやってきます。
それから、右の人は読書が趣味なので。べつに伝わらなくてもいいけれど、本を読んでいる感じ。その本に、あの花が挟まれていたのかなぁと思いつつ。
主人公には思い出せない過去があり、それらと向き合っていくことも物語の要素の一つです。リボンの色で過去を感じられるかなと思いました。
下の半円は水滴のイメージです。そこら辺も物語に関係するものです。
あとは満足するまで色を塗っていくだけです。
青春なので、鮮やかに。それでも優しい感じになるよう、曖昧さというか、カッチリ塗らないというか、そういう所は意識していたかなと思います。
彩度などを整えて、こんな感じかなというところです。
顔には目がいくと思うので、花を目立たせたいと思いました。
あと、青の印象も残るように。
塗り重ねていく過程は、最終的にレイヤーを統合させてからやっています。小説の公開予定日前日に完成した絵です。←
小説の投稿先で見て、改めて彩度などを調整しつつ、完成です。
この物語は恋が中心的な内容です。主人公だけでなく、周りの人々も、それぞれ恋をしています。異性のカップルもいれば、同性のカップルもいます。恋に関する悩みも人それぞれ。
それから、主人公の過去や未来に関することも、大きなテーマかもしれません。貴族が多い学問所が舞台で、主人公も貴族です。貴族といっても、様々ある世界。大貴族に小貴族、新興貴族。戦ばかりしていた時代は終わり、平穏な世の中になっています。そんな時代に、主人公はどんな道を選ぶのか。その上、主人公には思い出せない記憶もあります。
ファンタジーな異世界の話です。人々は魔法のようなものが使えるし、変わった能力があったりします。人によっては、それも悩みの種だったりします。
色んな人と関わりながら、少しずつ自分を見つけていく主人公。
物語はハッピーエンドです。
初の大賞応募作品。作品を公開するときはドキドキでした。
今はもう平時と変わらない感じで、ちょっとさびしい。←
読後感はいいと思うし、面白いと思うので 笑、ぜひお楽しみいただければと思います。
それでは、お読みいただきありがとうございました。
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