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長女、時々てんぐ

小さい頃から自然とお世話上手に

長男長女には、こんな特徴がよくあると言われます。

  • 妹や弟の面倒を見るのが当たり前なので、自然とお世話が得意になる。

  • 幼い頃から親に頼まれていたため、無意識に「やってあげる」癖がつく。

  • 自分ができることを率先してやったり、教えたりする。

  • 「お兄ちゃん、お姉ちゃんはえらいね」と褒められる経験が多い。

こうして、幼い頃から無意識に人を助けたり、褒められることが習慣化していきます。


大人になり、自信を持ち始める

成長して知識や経験を積むと、専門的なことや長年の習慣から自信がついてきます。そして、知らない人には教えてあげられるようにもなります。そんな中で仕事にも慣れ、人生にも余裕が出てきたとき、ふと気づく瞬間がやってきます。



知らぬ間にてんぐな私


「あの人、そんなことも知らないの?」

気づかないうちに、こんな考えが頭をよぎることがあります。
「あの人、こんなことも分からないの?」
さらにはこんな発言をしてしまうことも。
「これ、基本だよ。できて当然だよ。」

そして、そんな言葉を相手に伝えた結果、
「すごーい!」「さすがです!」なんて褒められると、次第に調子に乗ってしまいます。知らぬ間に“てんぐ”になり、褒められるたびに鼻がどんどん伸びていくのです。

おだてられた末の私

裸の王様に近づく危険

てんぐの鼻が伸び続けると、やがて「裸の王様」状態に。
有名な童話のように、誰も真実を伝えない環境が生まれ、自分では気づかないうちに勘違いしてしまうのです。


長男長女は特に「てんぐ」になりやすい?

長男長女は幼い頃から褒められる経験が多く、人を助けたり教えたりするのが当たり前とされる環境で育つため、気づかないうちに自己評価が高くなりがちです。これは年齢や地位が上がると誰にでも起こりうる現象ですが、長男長女は特に陥りやすいかもしれません。


私の場合:反省と感謝

ある日、夫との会話の中で「自分がてんぐになっている」ことに気づきました。
その瞬間、鼻の伸びた“裸の私”が頭に浮かび、ショックを受けました。

その日のうちに、夫へ感謝を伝えることにしました。 「いつもありがとう。あなたのおかげで毎日幸せです。元気でいてくれて嬉しいよ。」
すると夫も、
「こっちこそありがとう。美味しいご飯をいつも作ってくれて感謝してるよ。」
と返してくれました。

お互いに「ありがとう」を伝え合うことで、家の中は幸せと感謝のエネルギーで満たされました。


もしあなたが「てんぐ」になっていたら

この文章を読んで、「自分がてんぐかも?」と思った方は、ぜひ反省し、相手に感謝を伝えてみてください。きっと良い関係が築けるはずです。

まだ「てんぐ」でも「裸の王様」でもないという方は、ぜひこのことを心に留めておいてください。誰でも、気づかないうちにそうなってしまう可能性があるからです。


今の私は…?
幸いなことに、てんぐでも裸の王様でもありません。と言いたい所ですが、知らず知らずそうなっていることもあるかもしれません。
ですが感謝の気持ちを忘れずにてんぐや裸の王様にならないように生きようと思います。


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