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MISOROGI人形展8.28-9.3のこと。
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こんにちは、吉村眸です。
今回は、MISOROGI人形展に出品する作品たちをこちらに先行公開いたします。
MISOROGI人形展概要をまずご紹介します。
2024年8月28日(水)~9月3日(火)
午前9時~午後9時(最終日は午後3時閉場)
※ご来場の際は最新情報をご確認ください。
会場
丸の内オアゾ 丸善丸の内本店4F ギャラリーA
〒100-8203 千代田区丸の内1-6-4 Tel:03-5288-8881(代表)
丸善丸の内本店
公式HPに寄せた、吉村眸プロフィール
2002 独学で人形制作を始める。
東京学芸大学で美術教育・彫刻を学ぶ
日本創作人形学院で浦野由美に師事、ビスクドールを学ぶ
2013 創作人形コンクールMIDOW展大賞受賞
石塑、塑造、ビスク、和紙や段ボール、針金、麻や綿の布など様々な素材を経て、現在は陶や紙で制作をすることが多い。
2019年6月、東京から茨城県に拠点を移し日々の制作を深めている。
今回の出品作品についての思い⇩
今年のmisorogi人形展は8月からの開催ということもあり、夏を感じる作品を出したいと思い
人魚の作品をメインとすることにしました。
のびやかで見ていて気持ちの良いラインのある造形を心掛けました。
人魚は少し、動きのあるポーズでつくりたいという想いがありましたが
兎耳の少年など動きの抑えた作品では、まなざしや小さな動きに魂を感じられるよう
さりげない形で表現できるように心掛けました。
ゆびさきまでのポーズ、顔の傾き、伸びやかさ、柔らかさが残るように心を込めて制作しました。
みそろぎ人形展公式HP
こちらにも全ての出品作品の画像を公開していただいております。
私のnoteは↑HPの副音声バージョンと思っていただけたらと思います。画像もさらに多めにしてます。
画像だけでなく会場で実物をご覧いただけたら心から嬉しく思います。
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お顔の表情、まっすぐな眼差し、全体の体のしなやかな流れの造形
多少偶発性に任せる釉薬の発色
素敵な子ができたと嬉しくなった作品です。
サイズとしても今使っている作品の中では大きめなので、この作品が今回のMISOROGI人形展の吉村作品のメインと言えると思います。
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人魚の作品たち
伸びやかに
波に身を任せているような人魚
幸福そうに目を閉じています。
全体のフォルムが気持ちよく流れたかなと思ってます。
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手のひらに乗るサイズの可愛い子です。
画像を見てくれた1人から、写本に出てきそうな雰囲気と言われたのも嬉しかったです。
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まだ子どもの人魚
幼さ、丸みのある体形
溌溂としたあどけない表情です
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夢見るようなまなざしの子どもの人魚です
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うっとりと水底に聞こえる音、音楽に
耳を澄ましているような小さな人魚です
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(少し色味や個性が違う2点出品)
ブローチ、最近新しい型をあまり作っていませんでしたが
久しぶりに新作の人魚のブローチを作りました。
まどろみながら波間を漂っているような
または、思索にふけっているような
同じ型を使用しても、ちょっとした表情の変化ができて、一つ一つ異なる個性を持つものができるところが面白いです。
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深いブルーが印象的な子
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後ろ姿
後ろ姿が…
柔らかなラインで愛らしくできたのではないかと思います
焼き物では、芯を入れての造形は難しかったりするので
このポーズは個人的には挑戦でした。割れたりせず出来上がって良かったです。
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手のひらに乗せたところ
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賢そうな顔立ちの小鳥です
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手のひらに乗せたところ
この角度から見るくちもとがかわいらしいなと思います
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小さな青い鳥
sizeが同じくらいなので、並ぶととても気が合いそう。
小さいのにどこかきりっとした子たちです
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テディベアブローチ
ちびおばけちゃんの王様 ブローチ
こちらも新作の型です。
王冠をかぶり少し得意げな様子のちびおばけちゃん
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(色味、個性が違う2点出品)
こちらも新作の型です、一角獣のブローチは今までも制作していましたが
新たなバージョンでは穏やかに目を閉じています。優し気な一角獣です
何気に新作の型のブローチがこんなに並ぶのは珍しいのではないかと思います。
最近、かたどりの作業への苦手意識が減り、石膏楽しいなァ…という気分で制作することができるようになったのが大きな変化です。
ソフビの作業も根気のいることが多いので、ここ数年で何かが鍛えられたのかもしれません。
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一角獣 amulet
ちいさなお守りのように携帯するにも手ごろなサイズ感の作品です。
一点一点、何を描こうかなとゆっくり、じっくり絵付けをしています。
呉須のブルーが大好きです。
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(ミニチュアピッチャーは両面に絵付けしています
閉じた目と、開いた目で花を咥えている様子)
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耳と角の生えた森に住む子
森の奥の水鏡を前に…
うつった自分と向き合って、
水の向こうの世界に思いを馳せているのでしょうか。
水面という境界に写る半獣の子
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テディベアブローチ
作品を梱包する前に、もっと撮りたいなぁ…という気持ちが際限なくなり
撮っていた中の一枚です。
この組み合わせがかわいいなと思い。
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小さな人魚
手のひらに乗せると、小ささ、質感、重みがしっとりと伝わります。
手もとに迎えられた方は、たまに手のひらに乗せて鑑賞して頂けたらいいなと思います。
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背後に 小さな人魚
海の中を泳ぎ、漂う人魚たち
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MISOROGI人形展特別ver.葉っぱ🌱
3種、各1点ずつ。
当初は、シンプルに単色のあかちゃん地蔵を納品しようと思っておりましたが、やっぱり何かMISOROGI人形展らしいものにしたいと思い、急遽、それぞれに異なる葉っぱを描きこみました。背中にサインも。
特別なあかちゃん地蔵を手に取っていただけたら嬉しいです。
MISOROGI人形展のDM画像と、初日の販売、通販のお取扱いについて詳細は↓こちらにてご確認ください。
☆
こういうと大袈裟ではありますが 一回一回の展示、何かあったらこれが最後になるかもと思って打ち込んでます。
気になると思ってくださった方、いつか…と言わずぜひこの機会に見にきていただけましたら嬉しいです。
読んでくださりありがとうございました。
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2024.8.26 吉村眸
追記
在廊については、
初日8月28日(水)お昼頃から15時頃
最終日9月3日(火)お昼頃ー閉場時刻の15時
見込んでおります。
それではどうぞよろしくお願いいたします。
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