9人のスノーマンの2年を思う-日本ゴールデンディスク大賞で7冠
デビュー2年目にして、邦楽部門でのArtist of the year, シングルアワード、アルバムアワードを含む、7冠を受賞。本当におめでとう!!Misic Videoアワードは、嵐の「アラフェス2020 at 国立競技場」が受賞した。これも、休止中に快挙。
ダウンロードアワード、ストリーミングアワードはYoasobiが、アジア賞はBTSが受賞。「当該年度のレコード産業の発展に大きく貢献したアーティスト及び作品を顕彰」という賞の目的から考えると、売上枚数から順当な受賞だろう.
スノーマンのここ2年に思いをはせる。「実力はあるけれどデビューは難しいのでは?」等をSNSで書かれることもあったSnowman。デビュー1年前、Snowmanに,ラウール、目黒蓮、向井康二の3人のメンバーが新規に加入。
初めて9人をTVでみて、その絶妙なバランスと、9人として醸し出す「華と格好良さ」に驚き、「行くーかもしれないな?」と感じた。そこから(上から目線で偉そうですが)一視聴者としての直感で感じたとおり、このグループはジャニーズJrの中で存在感をまし、活動範囲を広げている印象をもった。
9人になってからの本人達の頑張りと共に、そのファンの応援に、熱い思いと勢いがあった。
9人体制になって1年後、19年ぶりのジャニーズJr総動員で開催されたジャニーズJrの東京ドームライブの場で、サプライズのデビュー発表。会場を埋める5万人のJrファンの前で、SixTonesとのWデビューが発表された。
会場中が沸き、ファンを泣かせた。正直な印象を言えば、SixTonesに関しては、人気の高さを含め「次にデビューすると思っていた」という順当感があった。WデビューのSnowmanに関しては、1年で急激に人気をあげ、デビューを勝ち取ったように感じた。
正直、Snowmanは、ジャニーズJrの中で、キラキラとかわいらしさが溢れた、ジャニーズJrの王道的なグループではなかった。メンバー6人全員に関して、顔面偏差値が高く人気上位という、「王道だよね」ということをジャニーズJrのファンが認めていた、King & Princeのようなグループとは違ったように思う。
「ブスノ」(ブスのスノーマン)、「ジャニーズとしてデビューする格好良さのレベルでない」という心ない書き込みもSNSで見た。6人のままデビューさせてあげたかったと思う、6人時代からの熱いファンの書き込みも、9人になった初期は目立った。
新規参入の3人にしろ、6人で頑張ってきたオリジナルメンバーにしろ、9人それぞれ、様々な思いをかかえ、個々の驚きや辛さが合ったのだろうと思う。
それでも、9人一人一人が、与えられたチャンスを大切に受け止め、方向性を揃えながら走ってきたのだと思う。9人全員が、年齢差こそあっても、精神的に大人なんだろう。顔や格好良さやメンバー構成を含め、今変えられないこともポジティブに受け止め、絆をつくり、自分たちらしさを探し、9人で全力で走ってきたのだろうなあ。そうした頑張りが、賞をもらえるほどの結果に繋がったことは、しみじみ嬉しいと思う。
まだ、Snowmanのグループの旅は始まったばかり。これからも様々な障害や新しい風景が待っていると思う。そうした様々な場面を全力で走り抜けて、今まで見たことがない、スノーマンの世界を見せてくれるのではないかと期待する。おめでとう、9人のスノーマン。