女子校のバレンタイン
TBSアナウンサーの日比さんのnoteをフォローしていますが、(私実はアトロク出たこともあるんです、水曜の日比さんのいらっしゃる日のライブコーナーで)女子校のバレンタイン話、自然と顔がほころびました。
私は中学高校とも公立の共学でしたが、実は私学の女子高校で1年音楽コースの授業を持っていたことがありまして、その年のバレンタインは、めちゃめちゃモテました。沢山もらいました、高校生から。
その学校に勤めていたのは24歳の時で、非常勤で週2日間のみ、音楽コースの専門授業を担当していました。
元はといえば、母校の大阪音楽大学の演奏員というシステムを立ち上げた時に大学助手をしていた関係で、自動的に演奏員になり、大学に依頼のきたポピュラー系、ジャズ系の出張演奏の仕事によく行っていました。その流れで、大阪の私立女子校で音楽コースを立ち上げるので手伝ってほしいということで、1年行っていたのですね。楽器の納入からカリキュラムの作成、ギター、ベース、ドラムなど他の先生集めもして、そこで70名ほどの生徒の音大受験準備のピアノレッスンを持っていたのです。
高校生からしたら、先生というか専門授業だけに来るお姉さん、お兄さんみたいな感じで、学校の常勤や担任の先生のように生活指導もしない、楽しいことだけ教えに来る先生という感じですね。
なので、バレンタインの2週間前ぐらいから「先生、これ食べてみて。これ渡すねん。感想教えて」と、試作チョコを持ってくる生徒が沢山いました。それで終わりかと思っていたら、当日もちゃんとラッピングしたものを貰ったりで、結局何個ぐらい貰ったんだろう、凄い数でしたよ。男性の先生より貰っていました。男性の先生には気恥ずかしかったのかもしれないですけど、そもそも女同士で渡し合う慣習だったのかなと。私は、チョコレートを渡すことはあっても貰うということは全く想像していなかったので、おもしろいなあ、高校生の女の子って可愛いなあと思いましたよ。本当、一大イベントですね。
その学校は進学校ではなくて、学校に来ない子も結構いたりしましたが、曲を作らせたり演奏させたりすると凄いパワーを発揮する子もいて、楽しかったです。その学校はもう名前が変わっていて、音楽コースもないみたいです。
その一年は大学で週3日間、高校で週2日間昼間仕事して、ホテルでのレギュラー演奏も火曜と日曜にあって、金曜と土曜晩はクラブで弾いて、土日はブライダルの仕事もしていて、あまり演奏活動はできていませんでしたが、とにかくこの女子校の授業を1年持ったことはおもしろいことの連続で、忙しかったけど本当に良い思い出です。
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