枚方の話、スピンオフ
SUUMOタウンのサイトに、私の育った大阪府枚方市のコラムを書きました。
こちら、テクニカルディレクターの清水幹太さんからのご紹介の依頼原稿でして、清水さんの記事も大変面白く、このSUUMOタウンのサイト自体、知らない土地の話って面白いなと思って、遡って少しずつ読んでおりました。
その清水幹太さんが、SUUMOタウン記事公開の後にスピンオフ記事を書いてらして、そちらも面白かったので、
私も書かなかったことが大量にあるので、残しておきます。
しかし、地元のことを書くのはとても難しいと思いました。
地元のことって、当たり前すぎて、あまり深くは考えないし。
地元のことを、ちゃんと愛すべき地元と意識したのは、その土地を離れてしばらく経ってからです。
土地に対する愛着なんてそんなものなのかなと、案外とちょっと軽薄なものなんじゃないかな、自分で自分のルーツを肯定するための愛情なんじゃないかな、なんて、ぼんやりと思ったりしました。
今回この執筆にあたって、さあ書き始めるぞとPCに向かったら、見事に何も思いつかないんですよ。
書き出し方もわからないし、何について書いたらいいのか、どこから手をつけたらいいか、わからない。
普段、媒体で依頼文章を書くのは、音楽についての記事ばかり。
音楽以外のことだと無理なのかなと思ってnoteの過去記事を見ていたら、
ガンダムの記事は実に機嫌良く書いているので、専門外だから書けないってわけじゃないみたい。
きっと、「近すぎる、当たり前すぎる地元だから書けないんだろうな」と、気づきました。
もう少し細かい話にしようかなとも考えたのですが、そうすると、かなりの割合でそのスポットは消滅している。30年前みたいな話になってきたりしますからね。うへえ。
ということで、SUUMOに特に書いていない、枚方の思い出深いスポットです。
(1)「Jazz Spot BLUE LIGHTS」(東香里のジャズ喫茶)
先代自作コンクリートホーンのスピーカーがやばい。これ↓
異常なデカさの自作コンクリートホーンがあります。
レコードしかかかりません。現在休業中。
(2)「Riff」(枚方市駅の消防署近くのジャズ喫茶、もうない)
父親がよく行っており、子どもの頃から時々ここには寄っていました。
小さい店なんですが、学生の時にふらっと行ってデニー・ザイトリンを聴かせてもらったな。ジャズの専門店ミムラさんもよく外商に行っていたとか。
(3)「リバージュ」(牧野の喫茶店、もうない)
牧野の佐藤病院のところにあった喫茶店、現在近くに同名の喫茶店ができている模様。高校の時にアルバイトしてました。店長が名古屋の方で、朗らかな方でした。まかないで、マヨネーズでピラフを作ったら美味いということを学びました。ここで「レーコー」という言葉も覚えました。
(4)「牛太」(牧野の肉屋&焼肉屋)
牧野の佐藤病院のところにあった肉屋&焼肉屋。焼き肉が安くて美味しかった記憶なのですが、場所を移転してまだやっているみたい。
(5)御殿山のバッティングセンターとテニスコート(正式名称忘れた、もうない)
高校の通学路にあり、私はバットにボールは当たらないんですけど、ラケットにボールは当たった。
ということで、テニスの打ちっぱなしマシンは楽しかった。バッティングセンターの1階にゲームセンターがあって、プリクラの初号機が入ったのがそこでして、撮りましたね。300円。まだ実家にプリクラ帳があります。
私はプリクラ初号機世代、ルーズソックス世代、ポケベル世代であり、ブルマ最終世代です。高校受験は地域の高校で唯一ブルマじゃない高校を選んだのですが(死んでも履きたくなかった)、私が高校卒業する頃にはブルセラ問題とかもあって、見事に社会からブルマが駆逐されていました。
(7)「ヤングプラザ」(牧野のレジャー施設、もうない)
牧野のレジャー施設。ボウリング、卓球、プール、なんやかんや楽しいものが、ありました。
土曜の学校が終わってから、母親とよく卓球しましたね。
高校でピアノをやめていた時、友人たちとよくボウリングしました。
それまでクラシックピアノをやっていて、ボウリングはご法度だったので、1ゲーム30点ぐらいしかとれない驚異的な下手さで、面白がられてました。
(8)「Ede-Jams」(国道田ノ口のジャズバー、もうない)
ファンキーなお母さんのやっているジャズバー。ライブも月2回ぐらいやっていて、2、3回、歌伴で行きました。
住宅地でもないし、どの駅からもめちゃくちゃ遠く、車じゃないと行けないような誰も来ないところでなんでジャズバーをやっていたのか、今考えても謎です。
(9)「TSUTAYA ベルパルレ店」(中宮付近の1号線沿い、もうない)
枚方といえば、TSUTAYA発祥の地。
ベルパルレ店は、レンタルもセルも、メタルもジャズも多くてお世話になりました。駅前の1号店より絶対多かった。当日でまとめて借りたら安くなるから、借りて帰って急いでテープに落として、また返しに行ってました。
最初に自分で買ったジャズアルバムで、ジャズピアノを始めるきっかけになった2枚、『Undercurrent』、『Now He Sings, Now He Sobs』もここで買いました。国道1号線を挟んだところに天下一品があって、ここの炒飯が美味しかった記憶。
(10)「BLOW DOWN」(枚方市駅前のライブハウス、もうない)
Janne Da Arcが出てましたよ! 小さなライブハウスですが、THE冠の冠さんも出てたっておっしゃってて、「枚方といえば」の箱でした。一回に呼び込みのお兄さんがいっぱいいているような、そんなビル。
まだまだあるんですが、とりあえず10箇所。
ほとんど、もうない。
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