今年ガンダムデビューからの量産型ズゴック
続きを書くのが非常に遅くなりました。
去年noteを始めてから一番読まれた記事が、チックコリアが亡くなった時に書いた「Now we sob...」
二番目が「体育館のピアノ」
三番目が『ロックのウラ教科書』
ですが、次がこれです。「ガンダム」
突然のガンダム。
しかも、ど素人の体験記。
今年、人生で初めて触れた大型カルチャーといえば、ガンダムでした。
経緯は上の「ガンダム歴2ヶ月からのガンプラ」記事をご覧ければ幸いですが、そもそも発端はシン・エヴァ。これを観たところ、「エヴァを見ているのにガンダムを一作も見ていないとは何事ですか」と、ビル・エヴァンス マニアだと思っていた友人がガンダムガチ勢だったことが発覚し、夫からも「ガンダム見てないとか、ないわ」と言われ、基礎教養としてNetflixでガンダムを見る毎日が始まりました。
なんでだよ。
結果、2021年の間に、
ファースト、ゼータ、逆襲のシャア、ポケットの中の戦争、F91、ユニコーン 、ナラティブ、閃光のハサウェイを見ました。
結構頑張りました。
面白かったですよ。大人になってから見るのも面白いものです。
そして、ガンダムファクトリー横浜にも行った。
これは、大人になってからも、大きなものを見て感激するものだなと、なんだか感激している自分が好きになれたというか、不思議な感覚でした。
さて、ズゴックですよ。
前に「HGズゴックを手に入れたけど、組み立てたら楽しみが終わるから、箱を眺めて酒を飲んでいる」ということを書きました。
人前でドレスなどを着てピアノを弾く仕事をしているくせに、なかなかに酷い状況ですが、秋頃から仕事が戻ってきており、また文化庁のトリクルダウンを狙っているという事業AFFで束の間のイベントバブルになっているのもあり(昔の東映撮影所で列を作ってヒロポンを打っていた話を想起させます)、
1.本業が忙しい、2.HGの組み立てが短時間でできる気がしない
の二点により、なかなか組み立てるのに腰が重かった。
組み立てたい気はあったんです。でも時間かかるし途中でやめれないしなあと思って、結局その度にアンティークビーズでピアスを作ったりして、お茶を濁していました。でもビーズ細工もガンプラに挑戦しなかったら、復活しなかった。ガンダムのおかげです。
ということで、やっと組み立て。
なのですが、今回の課題としては、ヤスリを上手に使うこと。
ヤスリなんて、中学校の技術家庭科の授業以外で使ったことありません。
ヤスリをかけたことがない人生でした。
以前HGシャアザク作成の時に、夫に「あなたが言ってたヤスリがけをやった方がいいのかも」と言ったら、バローベのヤスリが出てきて、それをこのnoteに書いたら、あちこちから
「ご主人、かなりのやり手では」
「バローベがすぐ出てくるって、わかってらっしゃる」
と謎の反応が多数あり、全くヤスリを通っていない私には???という感じだったのです。
夫は「世界最高水準のヤスリだ」と言うのですが、ガンプラをやってみる前の私にとっては本当にどうでもいいと思っていたので、夫の持っているヤスリ一つでこんな反応がくるとは全く想像もつきませんでした。
ちなみに、ニッパの件や今まで書いてきたガンダム&ガンプラ関係の記事により、私の夫がかなりのガンプラの使い手ではないか疑惑があるのですが、ガンプラおよびプラモデルは、子供の頃以来全くやっておらず、もっと細かい工作をしています。詳細はここでは言えませんが、ガンプラの小さなパーツよりももっと小さなネジとかスプリングとかが大量にある。誇張なく私の肉眼ではゴミだろうと思う小さな埃みたいなものが、実はネジだったりして。こんな小さくて短いネジで、何かが留まっているとはとても思えないのですが。
おかげで、私が気まぐれにガンプラを買ってきたら、塗料以外は大抵の工具は家にあるし、なぜかタミヤのコンパウンドも常備してある。勿論プラモデルに使っているのではありません。
さて、そんなわけで、HGズゴックは組み立てる時にヤスリをかけることを課題とし、組み始めました。
これがですね、ヤスリがけって難しいですね。
思ったところにヤスリが当たらない。
そして、思っていないところにヤスリが当たる。
ガチ初心者がスタインウェイのフルコンを操れるわけもなく、ガチ初心者が最初からバローベのヤスリを操れるわけがない。
「思ったところにヤスリがかけられなくて、周りまで削っちゃって…」
と、パーツではなく気勢を削がれている私に、夫が出してくれたのが、800番と1000番の紙ヤスリ。うちはなんでも出てくるのか。
使いやすいサイズに切ってくれて、あて方、動かし方を見せてくれましたが、あんな小さな部位をピンポイントで削るのって、凄いですね。
お恥ずかしい限りですが、私の削り後の酷いことよ…
(記録として酷いまま残します)
夫いわく、
「後でもうちょっとちゃんと削って、コンパウンドで磨いたらそれなりに綺麗になるから。というか、本来は塗装するのを前提にヤスリをかけるから、ヤスリだけで仕上げるものじゃないし。」
ぐすん。
せっかくの可愛いズゴックちゃんが、ヤスリがけの下手さにより貧相なズゴックちゃんに…
でも、一応組み上げました。
はい。
わーい 嬉しい。
慎重にポーズを決めて、
やっぱりこのポーズをとらせる世代。
なんか格好良いの撮ってた。
あらゆる面で、レベルの違いを感じました。
私は、今でも趣味の時間が足りなくていっぱいいっぱいなので、塗装まではいかないです。素組でヤスリかけてコンパウンドぐらいまでは綺麗にできたらいいんですが。
一つ問題が残っているんです。
ズゴックがいいな可愛いなと思っていたので、ノリで買ってしまったものがあり、それはRGズゴック。
なぜかバンダイのサイトが貼れなくてAmazonの方を貼りますが、こんな値段じゃないです。
これを、HGズゴックが手に入る前に、バンダイのサイトで予約注文していたんですよ。忘れた頃に届いて、箱を開けてあまりのパーツの多さにビビりました。パッと見、HGの倍以上ありますよね。できる気がしません。
これは流石に自分の力だけでできないだろうし、できたところでこれ以上汚い仕上げにするわけにいかないので、神の手の助けを借りないといけないかも。
しかし、なるべく自分でやりたいんですよ。
自分で太刀打ちできない展開で、隣で普通に接していた気の良い人が伝説の無敵の武闘家だった的な漫画的無双展開が目に浮かびます。いや、きっとそうなるでしょう。
そうなったら、私は多分、
「お呼びでない」と昭和モードをぶちかまして、二度とガンプラを作らない自信があります。
私はこの程度の人間です。
41歳からのガンダム入門シリーズにお付き合い下さり、誠にありがとうございます。
次回は、RGズゴックの良いご報告がしたい。
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