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受注会を終えて改めて決意した事

6日間の受注会を経て感じたことを書きます。


今年に入ってからとりはじめた受注会スタイルでの展示。




一番感じた事は

この一年で、仕事として本格的に回り始めたということ。


まず来場するお客さんが変わりました。


もちろん、今まで応援してくれた友人や作家仲間も変わらず来てくれたのですが、


純粋に私とは知り合いでもなく、snsやDMを見て、まっすぐ服を目掛けて来場するお客さんが増えました。


仲間たちに助けられてた活動から、自分がお客さんに服を提供する、与える側のフェーズに入った。


頂いたオーダーリストを眺めそんな事を感じました。


それは「セミオーダー」という相手に寄り添うスタイルを取ったからこそ、より実感できたのかもしれません。

今まで自分の作る服が好き、というお客さんにも多数出会うことができましたが、なんせ作るものがあちこち変わっていったので、一期一会になりがちでしたし、今思うとその方々のクローゼットを本気で考えていなかった。


自分のブランドで一つのクローゼットが作れるようにと方向性を定め、且つセミオーダースタイルにした結果、長いお付き合いになりそうなお客さんに出会えるようになったと思います。


ただ夢中で気の向くままに作っていた時間も楽しかったのですが、服作りを続けていくためにはどうしたらいいのか、より真剣に考え実行していった結果、自分がやりたいことの中で相手に求められる流れを作り出したことによって、仕事が本格化してきました。


ただ、セミオーダーにウェイトを置きすぎて自由に製作する余裕がなくなったのも事実なので、これからはそのバランスが課題かな、と。


それから、自分で企画し仕事を作るだけでなく、仕事の依頼が入るようになりました。

やりたいことが明確化されたことと、明確化されたことで言語化しやすくなり周りへのアプローチができるようになったことが一番大きいと感じます。

それと、ここ依頼は違うかな。。と一瞬思っても、きっと何か学ぶことがある、と頂いたお話は可能な限り受けるという心持ちになりました。


6月の受注会も試行錯誤はかなりしましたが、何を隠そうこの夏自分がこの仕事で食べていこうと決め、退路を断ち本格化せざるを得ない状況にしたことが大きく自分の仕事を変えたと思います。


正直今まで制作してきた中で一番しんどかったですし、定職に就くことも考えてました。


それでも、やめられない、やめたくない、これでやっていきたい

と自分が洋裁で生きていきたい気持ちを確認できました。


本気だと思っていた本気を超えた事によって
より良いものを作ろうと努力する。
継続していくためにはどうしたらいいのか仕組みを作ろうとする。
自分に余白がないと新しいアイディアも降ってこないので自分を大切にしようとバランスも取ろうとする。(全然取れてませんが…)
めちゃくちゃ無理をして体を壊したら大変なので体調管理もより気をつける。(大極拳万歳)


それもこれも、心のままに布とおしゃべりしてぬくぬく服作りさせてもらえた時期があったからこそだと思います。
自分が満たされて相手ありきのこととして捉えられるようになりました。


まだまだこれで生きていけるかはわかりませんが、辞めずに生きていきます。
ステージのレベルが上がってワクワクしている自分がいます。


頂いたオーダーを丁寧に仕上げて、来年は札幌以外の場所でも受注会をするのが今の目標です。


そしてnoteにはジャンルは違えど同じように自分で仕事を作りながら生きている先輩や同志が沢山いる事が、大変励みになっています。
いつもありがとうございます。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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